ビッグバーンとブラックホール。数々の神話。そして、宇宙の始まりと終わりに思う。 もし、卵子の状態からの記憶があれば、宇宙の始まりなんて、想像することも無かっただろう。 もし死ぬ事が無ければ、この世の終わりに怯える事は無いだろう。 現実に宇宙の自分が出会う事の無い、この世の終わりを想像する方が、現実の死を思うより、楽なのかもしれない。 でも、最近思うのだ。 宇宙の終わりは判らないけれど、 自分の死は確実にある。 兄弟である姉と、死後会うことも無い。 そう思うと、一度きりの付き合いだから、仲良くしようと。 いずれ、会うこともなくなるから、出来るだけ今一緒にご飯を食べようと。 葬式の時、行くだろう人には、生きている間に出来るだけ会いに行こうと。 思うに、私の葬式に来て欲しい人は、何人いるだろう? 「後始末を、してくれる人がいればよい。」と思うのは寂しすぎるか? |