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私の住むこの小さなカナダの田舎町にも日本人がいることを発見。それも思わぬところからわかってビックリ。今のところは一人だけど、もしかしたら、もう一人ぐらいは、いるのかも、な~んて思ってしまった。
わかったのは、毎週通っている赤ちゃんクラスから。それまで来ていなかったお母さんたちもチラホラ増えはじめた頃、クラスの中に日本人名のお母さんが現れた。タカミさん(仮名)。見た目もかぎりなく日本人。名前がわかって気になったものの、最初は座ってる場所が遠くて声かけられず、その日は終了。 張り切って行った翌週はタカミさん、現れずガックリ。前の週に見た感じも名前からしても日系であることは間違いない。でも、彼女の完璧な英語発音、赤ちゃんの様子から(赤ちゃんの目がすんごくきれいなブルーアイ)、タカミさんのご両親のどちらかが日本人のいわゆるハーフだろうと推測。 待ちに待った次の週、タカミさんは赤ちゃんと現れ、割と近くに座った。緊張したものの思い切って声をかけたところ、やっぱりお母様が日本人だということがわかった。そしてタカミさんも、日本人名の私が気になっていて、彼女のお母さんから「もし、そのAWLって人が日本人なら私の電話番号を渡してよかったら電話をくれるように言って」と言われて来たんだそう。 タカミさん自身は、カナダ生まれで日本語は話さないものの、私としては、「日本人発見」が嬉しかった。 何日かして、これまた思い切って、もらったタカミさんのお母さんであるタカコさん(仮名)の電話番号にかけてみた。電話でしか話してないけど、お母さん、感じのよい優し気な日本の方でした。 何十年も前にカナダに移住してきたそうで、その頃は偏見もひどくて生活が大変だったことなどを話してくれた。今となっては、タカミさんに日本語を教えなかったことを後悔しているけれど、「あの頃は英語と英語の環境にとけこもうと必死だったし、日本語の必要性とか考える余裕もなかったの」と。確かに何十年も前のカナダの田舎町にポツンと一人現れた日本人、いやアジア人はこちらの人の目には異質にうつったかもなあ。苦労が想像できる。大変だっただろうなあ。 タカコさん、「私は頑張って日本のいいところを保ちながらも、こちらのコミュニティーに色々参加して溶け込んで来ました。もしかしたら引っ込みがちになるかもしれないけれど、子供のためにも頑張って外に出て子育てして下さいね」と励ましてくれた。 それにしても、赤ちゃんクラスのお母さんたち、私が「日本人はこの街にはいないのか?」と聞いてまわってたとき、誰も知ってるとは言ってなかった。が、今回「え?タカミ?彼女なら前から知ってるわよ」とのこと。どうやら「タカミ=日系カナディアン」とはならないものらしい。ただ単に、タカミ=タカミなんだろうなあって、おもしろく感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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