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アウトドア親爺の徒然日記

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まるのんちゃん777

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2022.03.19
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カテゴリ:旅行


3月19日(土)

国内のSARS-Cov-2の新規感染者数は一進一退の状況。
感染者数が急増した時は、
棒グラフが崖のように立ち上がりましたが、減少に転じた後はなだらかな下降線です。

第5波までは、
所謂、正規分布のような曲線でしたが、今回は山の高さも形も相当異なる様相。 

そのような中、
日本政府は22日以降のまん延防止等重点措置の全面解除を正式決定した模様。
飲食業、観光業など一切の制限を掛けず、本来の経済活動を正常化するとのことです。

COVID-19に対する知見は蓄えられ、ワクチン接種が進んで、
COVID-19も過度に恐れる必要のない疾病になったということなのでしょうか。

しかしながら、マスク着用、手洗い、3密回避等の基本的な感染対策は未だ必須です。

昨日の全国の新規感染者数は5万人前後。
第5波までの最高値をゆうに超えているのですから、未だに要警戒は間違いないですな。

お隣の韓国は1日40万人だって。 世界の2割を占めるそう。
悪い処は真似しないように気を付けましょう。

ところで現在、COVID-19以上の関心事はウクライナの状況。
停戦合意は近いともされますが、ロシアの攻撃は軍人同士の戦闘に留まらず、
一般の住居や学校、病院等、民間の重要インフラも、ロシア軍の砲撃を受けているようです。

避難所までもが。 それに伴い、
夫人や子供も含め一般人が攻撃の標的となり、多数の犠牲者が出ているとのこと。 
映像を見ると声を失ってしまいます。 ロシア・プーチンの真の狙いは何なのでしょうか。

抗うことができない自然災害による犠牲とは全く次元が異なる惨劇に、
人の存在とは一体何なのか、何故歴史は繰り返されるのか、深く考えさせられます。


今日の日記のお題は「チバニアン」を示す地層のこと。
令和2年1月、今から約2年前に世界的に話題になった事柄に係るお話です。





ところで、「チバニアン」とは特定の場所の名称ではなく、
長~い地球の歴史の中のある時代を指し示す言葉だったのです。

これ勘違いし易いポイント。 

「チバニアン」とはラテン語で「千葉の時代」。

地球の歴史は、繁栄していた生物や気候、
また地球の磁場の様子などに基づいてざっくりと分けられています。

恐竜が全盛期であったジュラ紀や白亜紀などは、
嘗て図鑑などで見た覚えがあるのではないでしょうか。

この名称は、国際学会によりそれぞれの時代の特徴的な地層が選ばれ、
その地層が存在する地域に因んだ名前が付けられてきました。

例えば、ジュラ紀はフランス・スイス国境のジュラ山脈。
白亜紀は欧州の地層によく見られるチョーク、
ラテン語ではCreta:クレタ、日本語で白亜とされるものに由来します。

しかし、まだ名前が決まっていない時代も幾つかありました。
その一つが約77万年前から12万9千年前の間(新生代第四紀更新世中期)。

この当時は氷河期と間氷期が繰り返された時代。
マンモスなどの大型ほ乳類が生息し、
旧人のネアンデルタール人から現人類ホモ・サピエンスへと移行した時代。

その地層年代の名称が「チバニアン」なのですよ。
そしてその時代を最も良く表す地層(GSSP:国際境界模式層断面とポイント)がここ。

親爺も少々誤解していました。
千葉県市原市のある場所の地名だと思っておりましたよ。

といいましても、
「チバニアン」の名称の元となったこの場所は、
世界でも僅か3か所しか発見されていない稀有な場所なのです。

で、ここは何処かといいますと、千葉県市原市加茂地区田淵の養老川沿い。
今年のディスカバー千葉の旅の途中でちょこっと立ち寄ったのです。

因みに前回の日記の「とある渓谷」とは、近くにある養老渓谷でした。





では、世界で3か所しか発見されていないこの地層の特徴とは何でしょうか。
地球は大きな磁石のようなもので、現在は北極部がS極、南極部がN極ですね。

そして「チバニアン」ではこの地磁気が逆転していた時代なのです。
この証拠を確認できる地層が、養老川が浸食して現れたこの地の地層ということ。

GSSPは世界で74か所、日本では初めての認定です。





斜面上の一番左側の杭の並びに注目。

上から緑色、黄色、赤色と杭が打たれていますが、
赤色の杭の部分が地磁気逆転の証拠を残している鉄鉱石を含むところなのだそうです。

赤色の杭と黄色の杭の間から右上に向かって白い筋が伸びています。
これは約77万年前の御嶽山の噴火によって降った火山灰が積もったもの。

従ってこれより下は約77万年より前の地層だということが分かります。

緑色の杭の部分は現代と同じ地磁気の時代。
黄色の杭の部分は赤色と緑色の移行期。 地磁気の方向が曖昧なのだそうです。

因みに、この「チバニアン」が地磁気逆転の最後の時代だそうです。





比較的最近豪雨の被害を受けているようで、現場は少々荒れていました。
左端の階段部分は立ち入り禁止となっていて、肝心な部分を近くで観ることは不可能。

少しばかり残念です。





市原市が設置した「チバニアン」の解説の看板が複数ありましたが・・・。
はっきり言いまして、一見さんが全体像を理解するのはちょっと難しいとの印象。

現在は国の天然記念物に指定されています。







近くの養老温泉のお宿に宿泊しましたが、
玄関前に設置された池泉にはきれいな錦鯉が多数放たれていました。

とても人慣れしていて、口をパクパクして挨拶してくれます。





上から水が流れ込んでいるのですが、
このように流れ込みに向かって頭を並べている一群も。

鯉のぼりのようでとても可愛らしく・・・。

「チバニアン」、予習無しで向かうと理解が困難ですが、
地球の歴史の概略をざっと学術的に理解するには最適ポイントかも。





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Last updated  2022.03.23 17:29:01


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