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カテゴリ:季節
5月25日(木) 今日は久しぶりに朝から雨が降っています。 5月は五月晴れといいますが、今年はいい天気の日が多いですね。 今日から明日にかけて、全国的にお湿りの日のようです。 週末の土曜日からは持ち直すようです トップのお花は毎度おなじみヤマボウシのお花。 このお花は色白でなかなかの美人さんですね。 全体のプロポーションも整っています。 しかし良く見ますと、 今まで状態と何処かが違います。 真ん中に注目して下さい。 お花が咲きました。 今さら何を・・・と思われるかもしれませんが・・・。 真ん中のひげもじゃが、ヤマボウシの本当の花です。 やっと咲きました。 今まで見てきた周りの花びらのようなものは、総苞片といいまして正体は葉っぱなのです。 これまでも散々紹介してきましたね。 別の花です。 総苞片の周りがよりはっきりとピンク色に縁取られています。 良く見ると花もそれぞれ個性があります。 総苞片の形も微妙に違います。 細長いものやふっくらしているもの、それぞれの大きさなど様々です。 この子は全体がピンク色に染まっていますが、やや色ムラが目立ちます。 総苞片は細め。 お花の方は咲き始めです。 下の写真は少し前に写したもの。 まだつぼみの状態でした。 ヤマボウシの樹全体が満開です。 しかし、盛りが来ると後は下るばかりが世の常です。 花盛りいつかは悲しき宴かな アウトドア親爺 ふと頭に浮かんだ言葉を綴ったものですが・・・。 何だかそこいら辺に転がっていそうな詩ですな。 松尾芭蕉の句のパクリっぽいし・・・。 お恥ずかしい ここで思いついたのが、宝井其角の名前。 脈絡は何も無いのですが、「宴」という言葉で引っ掛ったのかも。 元禄時代の俳諧師で、松尾芭蕉の高弟筆頭です。 この御仁、たいそうなお遊び好きだったそうです。 お師匠とは全く異なる、派手で洒落た俳句を遺しています。 夢枕獏さんの「大江戸釣客伝」という小説で、主役級のお一人として詳しく描かれています。 多賀朝湖(英 一蝶)や紀伊国屋文左衛門との遊興や、 魚釣りの話題を軸にして、元禄の頃の江戸の景色が活き活きと蘇ってきます。 主役の津軽釆女なる、釣バカの旗本もいい味を出していますね。 水戸の御老公や吉良のお殿様まで絡み、 第5代将軍犬公方綱吉の「生類憐れみの令」によって、 釣も儘ならなくなる、釣バカ達の騒動も丁寧に書かれています。 この小説は本当に面白い。
上下2巻、釣バカ以外にもお勧めです。 突然、かなり話が逸れてしまいました。 あと少し経ちますと、ヤマボウシの樹は夏模様となります。 今年の夏は、どのような夏になるのでしょうかね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.25 18:07:10
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