6月13日(火)
今日の ”肆(四)” は、ハルタフォースというブランドの話から。
ハルタフォースは、
1883年にスウェーデンの首都ストックホルムで製造を開始しました。
こちらもたいへんな老舗ですね。
Hultaforsをちょっと拘って発音すると、フルターフォシュです。
スウェーデン語の発音ですね。
日本市場では、ハルタフォースとフルターフォシュが混在していますが、
全く同じブランドです。
また、ハルタフォースはハスクバーナにOEMを行っています。
正確にいうと、今はハルタフォース傘下のフルツブルクの工場で、
ハルタフォースとハスクバーナ、両ブランドの斧を製造しているらしいですな
フルツブルックは現存する世界最古の斧工場といっても過言ではないとか。
全てのモデルで、1697年の創業当時から同じ伝統的手法で製造されています。
次の画像はハルタフォースのハチェットです。
日本語版の Website が見つからず、英語版からいただきました。
刻印は違いますが、形状はハスクバーナとそっくりです。
当たり前ですが、
スウェーデン鋼を手作業で鍛造したアックスヘッドは、ハスクバーナと同じです。
ハンドルも、シャフトと表現されていますが、アメリカンヒッコリーです。
こちらは、ハスクバーナでは万能斧とされていたもの。
felling axe となっていますから、伐採用斧ということです。
シャフトとヘッドとの固定方法が、
この映像から伺えますが、これもハスクバーナと全く同じです。
これはスプリッティングアックスです。
全長75cmの標準的な薪割り斧です。 アメリカンタイプの直線的なシャフトです。
日本では、半額セールを行っているお店を見つけました。 型番から間違いないです。
お買い得かもしれません。 取り扱っているお店も少数ですね。
この価格で手に入るチャンスはそうそうありません。 早いもの勝ちかもしれませんね。
同じ薪割り斧でも、このようにシャフトが湾曲したモデルも存在します。
ヘッドの形状も若干違います。
ハルタフォースでは、スプリッティングアックスを3モデル展開しています。
もう1種類ありました。 日本売られているかは不明です。
何点か見てきましたが、
斧に関しては、ハルタフォースとハスクバーナは完全な兄弟モデルです。
日本での流通価格は、ハスクバーナの方がお値打ちです。
同じようなモデル、同じ製造方法、同じ品質であるからこそ、ハスクバーナをお勧めします。
ハルタフォース アクドールの名声に憧れる方はこの限りではありません。
元々はフルツブルク アクドールでしたけれどね。
フルツブルクの Website から
それにしても、スウエーデンという北欧の国は、日本語での情報が少ないですね。
それでも、かなりこだわりを持って製品を産み出しているらしいということは分かってきました。
この後のスウエッディッシュブランドも楽しみですね。
グレンスフォシュ・ブルークなど、大御所が続々と控えています。
このグレンスフォシュ・ブルークも、話題がてんこ盛りの気配です。
しかし、まずはフルツブルクの話が先かな
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