アウトドア親爺の徒然日記

9月17日（日）

今日は台風18号の影響で、午後からずっと雨が降っています。
台風が通過する地方の方は、十分注意して下さい。


さて、
袋田の滝を後にした奥様と親爺は、
昼食のアユを求めて久慈川上流の大子町に向かいます。

ここには、久慈川唯一のやな、「奥久慈大子観光やな」が設置されています。

しかし、久慈川は渇水状態なのか、やなは全く機能していませんでした。
やなの中には水は流れておらず、
落簀（おてす）の前にできた水溜りでは、子供たちが川遊びをしています。

ずいぶんと風情に欠けます。　これではアユ料理をいただいても面白くありません。

そこで、お隣の栃木県の那珂川方面に向かうことにしました。
那珂川のほうが河川の規模が大きく、支流も含めて多くのやなが設置されています。

中でも那珂川最大級の規模を誇る、
那須烏山町の「あゆの里 矢沢のヤナ」を目指すことにしました。
ここは、以前キャンプの帰りに立ち寄ったことがあります。

茨城県から栃木県へと移動になりますが、快適な里山ロードを快調に進みます。




12時過ぎに、「あゆの里 矢沢のヤナ」に到着します。
駐車場に車を停めて、まずはやなの見学です。

スケールの大きなやなですね。
水はとても青く、森と河原は眩しいほどの緑です。




落簀（やなの簀子）の上に置かれた籠の中には、何匹かのアユが入っています。




落簀の上にオイカワ（ヤマベ）が打ち上げられています
本命のアユではありません。　誰も見向きもしません。
まだ生きています。　可哀想なので川の方へ返してあげました。




サワグルミの実も流れついています。
日本固有のクルミです。　殻がたいへん硬くて割るのに苦労します。




那珂川は水量が豊富ですね。
大量の水が、やなに流れ込んでいます。




この日は、アユがどんどんかかるというわけには参りませんでした。
時期的には、まだ少し早いようです。

川番をしていましたお爺様に伺うと、
今後雨が降った後には、大量のアユがかかるはずだということでした。




銀杏の実も落ちています。
この辺りは、一足早く本格的な秋が訪れています。




お店の中に入り、席を決めた後、お料理の注文をします。
お店の中は、満員御礼状態です。　人気がありますね。

お料理ができるまで、40分ほど時間がかかるそうです。

暇なので、再度外に出て周辺の観察です。
本当に小さなお花です。　真ん中の柄が胸部の骸骨のようですね。

シソのお花のような咲き方です。
ヤマトウバナに似ていますが、確信は持てません。





釣舟草の仲間と思われます。








ジャノメチョウも休憩しています。
種類はヒメウラナミジャノメかな。　
小さくて翅の裏に波模様があって、蛇の目の紋が有る蝶という意味でしょうか。

翅の裏の目玉模様が、一つ、二つ、三つと並んでいるのが特徴です。
ごく普通の種類のようですが、我が家の周りで見かけたことはないですね。

よく似た蝶に、ウラナミジャノメという種類がありますが、
こちらは、準絶滅危惧種に指定されているほど、珍しい蝶のようです。

ヒメウラナミジャノメとは、
目玉模様の数が違いますので、静止状態であれば区別できます。





外の様子は十分観察しましたから店内に戻ります。
しかし、お料理の順番まで、まだかなり時間がかかりそうです。

今度は店内の様子を見て回ります。

この後のことは明日の日記で書きます。

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