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カテゴリ:旅行
9月30日(土) 今日も一日良い天気でした。 しかし、家に籠り溜まっていた写真の整理をしていましたよ。 さて、 9月も末となり、息子(三番目の末っ子)の大学受験勉強も後半戦です。 夏休みも何処も行かず、我が家と予備校を行ったり来たり。 そろそろ、心身ともに疲れが出てきた頃ですね。 模試などの結果次第で、不安になったりもしてきます。 最近、少々弱気な発言もチラホラ聞こえてくるところです。 まぁ、たまには気分転換も必要かと、思いっきり田舎に連れていくことにしました。 場所は何処にするか 「やはりこのところ行き慣れた那珂川でしょ、 路に迷はないし」。 ということで、24日の日曜日に、再び国道294号線を北上しました。 今回は奥様抜きで、息子と二人で出かけます。 いつものように、朝早く出発しましたので、時間に余裕があります。 最初に訪れたのは、那須烏山市の龍門の滝。 シルバーウィークの最終日に、車で近くを通りましたが、 場所が分からずにパスしてしまった滝です。 今回は予め場所を確認しておきました。 下の写真は、駐車場を出た辺りの橋の上から、滝の上流を見た景色です。 この直ぐ先に龍門の滝があります。 しかし、滝の気配は全く感じられません。 那須烏山市街から近い処ですが、このような素敵な眺めを楽しむことができます。 駐車場から滝の降り口まで100mほど歩きますが、その途中での出来事。 親爺が、 「マイナスイオン満載だ」と言いますと、 息子が、 「マイナスイオンって非科学的ではないか」と突っ込んできます。 確かに何だろう エアコンや空気清浄器やドライヤーなどの電化製品でも、 マイナスイオンって単語が出てくるよね。 自分にとってはどうでも良い事なので、深く考えたことは無かったのですが・・・。 如何にもらしく装った話なのか、実証され科学的根拠がある話なのか確証は持てません。 まぁ、良いではないか。 ここで気持ち良く感じているのは事実、実感ではないか。 「気持ち良い」、「健康に良さそう」、「ストレス解消」等の代替表現として、 「マイナスイオン」を使っているのだ。 この場合の「マイナスイオン」という言葉は、 因果関係に関わらず、比喩的表現にまで昇華しているのだよ。 家電の場合とは意味が違うのだ。 そんな話をしながら歩いていきます。 何だか少々強引な親爺の理屈です。 そういえば、最近、ゆっくり話をする時間がないなぁ。 行きの車の中では、やたらと話しかけてきました。 自分の考えなり、疑問なりを素直にぶつけてきます。 息子の口から、 弁証法だ、ヘーゲルだ、パスカルだ、それからキルケゴールだったかな、 何だか面倒くさそうな単語がゾロゾロ出てきました。 カントやマルクスも登場したな。 哲学的な思想に興味があるとは知りませんでした。 まぁ、これからの人生において、 人を説得したり、良い文章を書く上で役立つ技だから、 少しは齧っておいても損はないですけど。 人間的な成長にも役立つと思います。 しかし、親爺にとっては、手強い話になりそうです。 息子の話に付いて行くのに、けっこう本気モードを出さないと駄目かも さて、閑話休題としましょう。 滝には階段状になった遊歩道を降りて行きます。 下の看板は、その遊歩道の途中に設置されていました。 龍門の滝の謂れが書かれています。 階段を下りて行きますと、何とも得もいわれぬ山里の風景です。 そして反対側、上流の方に振り向きますと、龍門の滝の全貌が見えました。 意外と大きな滝でした。 左側と右側に2本の流れが見えますが、滝の上では繋がっていると思います。 滝全体で幅が65mもあります。 水量がもっと多いと、現在水が滴程度しか落ちていない場所でも流れが発生し、 かなり異なる様相になりそうです。 65m一杯に滝が広がると、壮観でしょうね。 左側の大きな流れに近づきますと、水煙が霧のように立ち込めていました。 天然のミストシャワーです。 写真でも確認できます。 地面はぐちょぐちょです。 この川は江川といいまして、那珂川の支流になります。 滝の上をJR烏山線が通っています。 珍しい滝と列車の写真です。 この子はハグロトンボの♀です。 全身真っ黒で目立ちます。 朝陽の中で輝いていました。 ハグロトンボがいた場所から見た龍門の滝です。 手前にモミジの樹があります。 紅葉の時期はさぞきれいなのでしょうね。 滝までは、このような遊歩道を降りて行きます。 下流側を除き、周りがすっぽりと覆われていますので落ち着きますよ。 知らなければ、ここに滝がある事など、気が付きはしないと思われます。 遊歩道の入り口付近には、このような句碑が建っています。 那須烏山八景の句碑ではありません。 三郎という詠み人は誰でしょうか 少しピリピリしていた息子も、かなり癒された感じです。 この後、那珂川沿いに北上し、矢沢のやな、高瀬のやな、黒羽のやなを巡りました。 続きは明日の日記です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.30 18:58:46
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