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カテゴリ:季節
10月21日(土) 今日の午前中は、雨は一段落でしたが、午後から次第に風雨が強くなってきました。 台風21号に刺激されて、秋雨前線の活動が活発になってきています。 にもかかわらず、最近お出掛け癖がついてしまった奥様と親爺。 何か面白いものがないかと思案をします。 その様子は後日の日記で。 今日の日記はインスタ風に写真中心です。 過日、とある公園をプラプラお散歩していますと、 このような可愛いお花を見つけました。 葉っぱの陰で見難いです。 ほとんどの人は気が付かずに通り過ぎてしまいますね。 これはキチジョウソウのお花です。 漢字で書くと吉祥草。 日本固有のお花です。 スマホのカメラで撮りましたので、少しだけシャープさに欠けます。 キチジョウソウは、ユリ科からスズラン科、 更に近年、DNA鑑定(APG植物分類体系)でキジカクシ科に移住した常緑多年草。 そしてキチジョウソウ属、この子だけが属します。 ヤブランやジャノヒゲと近い種です。 日本国内では関東から九州の林内に自生しています。 半日陰のやや湿り気のあるところを好みます。 家庭のお庭で良い子良い子されることもあります。 名の由来は、吉事があると開花するという伝説から。 吉祥は、よい前兆とか、めでたいきざしの事。 毎年、今の時季にお花が咲きますが、稀に咲くという迷信があります。 葉に埋もれて花が咲くので目に付きにくいことが一因なのかもしれません。 APG植物分類体系でのキジカクシ科には、約300種が属します。 暖地の半陰地になる林内に自生します。 根茎は地面を這って伸び、群落を作る事があります。 雄花と両性花があります。雄しべは6個。 花序の上側につく雄花は、雌しべが退化して雄しべだけがあります。 花序の下側につく両生花の花柱は、雄しべよりも長く突き出ます。 性質は強健、繁殖力は旺盛です。 観葉植物としての植栽は多いですが、自生は少ないかもしれません。 10月頃、 ごくふつうの葉の下から、少し変わった花が咲き出てきます。 写真の通り、とっても可愛いお花です。 タイワンホトトギスの群落もありました。 こちらもユリ科の多年草。 名前の通り、台湾が原産国です。 日本のホトトギス、例えばヤマジノホトトギスは葉っぱの付け根の脇からお花が出て咲きます。 従って、一本の枝にお行儀良く並んで咲きます。 清楚な感じです。 上の写真のヤマジノホトトギスは、袋田の滝の遊歩道に咲いていました。 タイワンホトトギスは枝分かれしてその先端にお花が咲きます。 従って一枝にたくさんのお花が咲きますから、咲き乱れるといった感じです。 写真のようにゴージャスに見えますよ。 お花ではありませんが・・・。 コムラサキの実です。 実の色が白から紫に変化していきます。 コムラサキの白色品種は、 シロシキブといいますが、やっぱり紫色の方が好きですね。 コムラサキは、シソ目クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。 ムラサキシキブの園芸品種とされますが、出自はよく分かりません。 ムラサキシキブより、 実が密に固まって生りますので、なお一層きれいです。 枝垂れるところも可愛らしいですね。 ふと気が付くと、10月も下旬に入りました。 以上、秋の気配が色濃く漂う、とある公園のお花のレポートでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.26 19:08:49
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