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アウトドア親爺の徒然日記

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2017.11.15
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カテゴリ:野鳥


11月15日(水)

11月もあっと言う間に中日です。 早いものですね。
そろそろ年末のことが話題になり始めました。

昨日の午後から降り始めた雨も夜半には止み、
今朝は曇っていますが、徐々に晴れ間が広がるようです。


先々週の土曜日に、ジャパンバードフェスティバルの
船上バードウォッチングに乗船し、ミサゴの雄姿を見ました。

手賀沼周辺には、ミサゴ以外にも猛禽類がぞろぞろと生息していることも分かりました。

ということで、先の日曜日、
天候が安定しましたので、朝方手賀沼周辺をうろついてみることにしました。

下手賀沼の方には、コブハクチョウの群生地があります。
外れた場合の保険も掛け、旧沼南町をそちら方面を目指して進みます。

左側が手賀沼とその下流の手賀川、間には田圃が広がります。
右側には下総台地の低い丘と谷津が連なります。

高い樹が幾つもあり展望が効き、
野鳥や小動物の宝庫ですから、確かに猛禽類の生息地としては良い環境でしょう。

しばらく車を走らせていますと、
右側の高い樹の天辺付近に大きな鳥らしき姿を補足。 時刻は朝の7時頃です。

「こんな簡単に出会ってしまっていいのかよ」、と思いつつ、
少し通り過ぎた空き地に車を止めて、写真を撮りに向かいます。

トップの写真は、35mm換算でほぼ400mm相当で撮った写真です。
大きな鳥だということは確認できましたが、
朝陽にも邪魔されて、肉眼では何だか全く分かりません。

慎重に距離を詰めながら、写真だけは撮ってきました。
我が家に帰ってから、PCで画像を確認しましたらオオタカでしたよ。

尾っぽの縞々と、眼の上の白い筋で判断しました。
まだ北風が少々強く、羽根が捲れあがってぼざぼさに見えます。





そのうち、もう一羽の大きな鳥がちょっかいを出してきます。

オオタカに絡むとは、良い度胸です。
白い影でしたから、カラスではありません。  単独犯ですし。

突然現れたので心の準備が全くできていませんでした。
そのシーンは撮り損ね。 残念です。
後から来た鳥は、直ぐにオオタカに撃退され飛び去っていきました。 正体は後ほど。

しばらくして、この子も別方向に飛んで行ってしまいました。
僅か3分弱の出会いでした。

超望遠で手持ちですから、少し画像が荒れていますがご勘弁。




眼光鋭く辺りを見回しています。

オオタカについては、
今さらご紹介するまでもないのですが、日本に生息するタカの仲間の代表選手です。
古来、我が国でタカと言えばオオタカのことでした。

世界でも畏敬の念を持って扱われている、タカの優等生ですね。
北アメリカ、ユーラシア大陸、北アフリカ等、北半球の温帯地域に広く分布しています。

日本では、一時期絶滅が心配されるほど生息数が減りましたが、
1990年代に保護対象となってから、急速に回復しているようです。

オオタカは主に鳥を狩るハンターです。
抜群の飛翔能力と多彩な狩猟技術を併せ持ち、古(いにしえ)より鷹狩のスーパースターでした。

かなりサイズが異なる、ダイサギが餌食になることもあるようです。
狩りは凡そ一日一回。 目撃するチャンスはほぼ皆無かな。




朝陽の陰影が強く、また、こちら側からは樹の枝が少しばかり邪魔です。

ところで、オオタカの右肩の上の物体は何だろう。
突然写り込んできました。
カメラの時計では、この写真を挟んで上下3枚は、1秒おきに記録されています。




立つ位置が少しだけ変わっていました。
こちらを睨んでいます。 気付かれたか。 まずい。

この写真、改めて良く見てみますと、オオタカの後ろに白い影が写っています。
そして影の上に、不自然な形で翼が伸びています。

翼はオオタカのものと思っていましたが、翼はたたんでいますね。
とすると別の鳥の翼としか考えられません。
ハハハ。 偶然ですが猛禽類2羽の接触のシーンを切り取っていました。

鮮明ではないのが本当に残念です。

しかしなぁ。いったいどこからどうやって接近したのだろう。
オオタカも気付いた様子はありませんでした。 




しばらくは留まっていてくれていました。
下の写真はお顔の様子が良く分かります。 朝日の方面を向いています。




別の鳥がやってきて、飛び去った直後。 その方面を見ています。




謎のもう一羽。 東の方角へ飛び去ります。
身体とのバランスから見て、翼が少々短いようですね。

ひょっとしたらハヤブサかもしれません。 
短目の翼とぐりぐりの眼のあたりに雰囲気が出ています。 どうだろう。




飛び去るもう一枚の写真。

あっという間に、遠ざかっていきます。
親爺の撮影技術とカメラのAFがついていけません。

画像はかなりボケていますが、やはりこれはハヤブサの後ろ姿ですね。
オオタカとの一瞬のニアミスは、一体何だったのでしょうか。

何れにせよ、幸運が続く朝でした。




一般的に、いわゆるタカの仲間は、意外と身体は小柄ですね。
ワシと呼ばれている連中とは、かなりサイズが異なります。

そして、イメージよりも翼が短く、
スピードを出して飛ぶときには、バタバタと忙しなく(せわしなく)羽ばたきます。
樹が茂った狭い場所でも狩りをしますから、長い翼は邪魔になります。

特にハヤブサは、翼がコンパクトであって、猛スピードで翼を動かします。
急降下する際にコンパクトな翼は有利ですね。 但し急反転や急停止は苦手なタイプです。
地表付近での狩りはバツです。

その点ミサゴのフィールドは、水上ですから空間は十分開けています。
羽ばたきながらホバリングをし、上からお魚を襲います。
また、大きなお魚を掴んだまま垂直発進しますから、長くて大きな翼は有利ですね。

オオタカの翼は、中間ぐらいの万能型です。
上空での襲撃も地表での狩りも得意ですし、場合によっては水面にもダイブします。
もちろん、水上からは獲物を掴んでの垂直発進は苦手です。 岸まで泳ぐそうです。

同じ猛禽類でも、ずいぶんと多様性があります。

オオタカの飛び去る姿。 ハヤブサとはシルエットがかなり異なりますね。






オオタカが飛び去った後、車に戻り前に進みます。
すると今度は、左側の電柱に大きな鳥の影。

何だか中りまくりだ、と思いながら手前で車を降りました。
田圃の真ん中の電柱です。 全く身を隠すものは在りません。

驚かせないように、ゆっくりと間合いを詰めます。
幸い何枚かの写真を撮らせてくれました。

この子はノスリでした。 ずんぐりしたこの体型、間違いないでしょう。
ちょっと見、トビに似ていますが若干小柄かな。 お腹はトビよりも白っぽいですね。

佇まいといいますか、立ち振舞いといいますか、
何処と無くトビよりも、お上品に見えます。 恰好良くは無いですが可愛い感じのタカです。

それでもノスリは人気がないですね。

トビについで数が多いせいなのか、
それとも地味な色合いのせいなのか、
あるいは、オオタカやハヤブサやミサゴのような、特徴のある技を繰り出さないせいなのか、
わりとスルーされてしまうような気がします。

生息数が多いといいましても、トビのように群れませんし、
都会暮らしでは、見掛ける機会は少ないと思いますけどね。 とにかく知名度は低いです。
オオタカやハヤブサやミサゴとはえらく待遇が違います。

名誉挽回のために、少しご紹介しておきましょう。




ノスリは、田圃や畠のネズミなどの小動物や昆虫を食べて暮らしています。
従って、昔からお百姓さんには、「農地の守り神」として大事にされてきたタカです。

ミサゴとは正反対に、地面すれすれを滑空して狩りをするが多いようです。
野を擦るように飛ぶから、「ノスリ」と名付けられたとの言い伝えもあります。




畑などの、人里が主なテリトリーですから、猛禽類の中では人間慣れしています。
こんなところも神秘性を感じさせない要因でしょうか。

野鳥など滅多に狩りませんから、鷹狩には使えません。
ネズミを持ち帰られても困ってしまいます。
従って、「くそとび」とか「まぐそたか」といった可哀想な異名も持っています。

そんなノスリですが、得意技が一つあります。
風を捉えて飛ぶことがとても上手で、ホバリングすることができます。

その際は、短目の尾羽を扇状にきれいに開きます。
ミサゴとは全く違う方法ですが、空中の一点で留まることができますよ。




夏は山地で繁殖し、冬は低地に降りてくる漂鳥とされています。
これから季節、畑や野原で見かける機会があるかもしれません。

ノスリとのお付き合いも2分足らずで終了です。
近付き過ぎたのか、東の方向へ低空飛行で飛び去ってしまいました。

この後は、
下手賀川方面のコブハクチョウと、お隣の印西市のコハクチョウ飛来地を訪れました。

次の日記はハクチョウ特集です。







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Last updated  2017.11.16 06:40:31
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