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アウトドア親爺の徒然日記

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2017.12.29
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カテゴリ:コラム

12月29日(金)

2017年もあと3日です。
今日からお正月休みという方が多いのではないでしょうか。


上のコブマンションの様子の写真を撮っていた時に、
この子達は果たして目が見えているのかどうか気になりました。

鳥たちは夜は目が見えないのだ、と俗に云われていませんか。
そこで、いわゆる「鳥目」について調べてみました。

午後5時前。 陽はすっかり西に落ちて、次第に暗闇が支配していきます。
しかし、コブちゃんもオオバンも、暗さを気にしている素振りはありません。

鳥目(とりめ)とは、人の場合夜盲症という症状を現しています。

鶏など昼行性の鳥が、夜間は全く動かないことから、
眼が見えていないのではないか、と推測したところから名付けられています。

急に暗くなると、暫く何も見えませんが、
眼が慣れてくると、次第に周囲の状況が見えてくるようになります。
これは暗順応と呼ばれる、普通の人の生体反応です。

この反応が起こらないか、時間がかかってしまう場合、
夜盲症という病気とされ、俗に鳥目といわれてしまいます。




では、本当に鳥たちは、暗い所で眼が見えていないのでしょうか。

俗説では全ての鳥たちが、暗闇は苦手だとされています。
しかし、これは鳥の種によって大きく異なる話のようです。

そもそも、人を初めとする哺乳類の先祖は、夜行性の生活をしていたと考えられています。
従ってその長い歴史の中で、人の目は暗闇に特化してきたそうです。

一方、鳥類はそのほとんどが昼行性であって、
それらの鳥たちの目は、光が十分にある時に能力を発揮するよう進化してきたそうです。

しかし、昼行性であるから夜間活動しないのであって、
全ての鳥たちが夜間目が見えないということではないようです。




もちろん、フクロウやミミズクのように、鳥類にも夜行性のものはいます。
また、現に渡り鳥たちは夜間にも飛ぶことが多く、
星の位置を頼りに目的地への方角を知るとされていますね。



人の目も鳥の目も基本的には同じような仕組みです。
光や色彩を感じるのは、桿状体と錐状体と呼ばれる視細胞があるからです。

桿状体は弱い光でも感じることができますが、色彩を感じることはできません。
一方、錐状体は強い光も下で働き、
人の場合は3種類の光の波長を感じる、3種類の錐状体を持ちます。

この3種類とは、三原色と呼ばれる青型・緑型・赤型です。



もともと生物は、進化の過程で光を受け取る錐体細胞を4種類獲得していました。
人の場合は、長い夜行性の生活で、2種類の錐状体視細胞を喪失したそうです。

青と赤しか識別できなかったそうです。
しかし、その後の昼行性の生活の中で、
再度3種類めの緑を感知する錐状体視細胞を獲得し、現在に至っています。

鳥類は今でもこの四原色を維持しています。
人には見えない4種類めの色は、紫外線の色のようです。

ということで、昼間の視力は鳥類の方が数段優れているといわれていますね。
タカ族は人の8倍の視力などといわれます。 錐状体視細胞が8倍ともいわれます。




一方、桿状体視細胞は人の方が多く持つようです。
しかし、鳥類が桿状体視細胞を全く持たないわけではありません。

このことから、
確かに鳥類は人よりも昼間の視覚が鋭く、逆に夜は弱いかもしれません。
それでも、「鳥目」というほどではないのでしょう。

実際、朝方などカラスは暗いうちから「かあ、かあ」と鳴いて飛んでいます。
また、コブハクチョウ達も薄暮の中で普通に動き回っていました。

やはり、鳥の「鳥目」は迷信の類のようですね。




あたりがすっかり暗くなっても、
ここの鳥たちは、泳ぎまわったりして活動を続けていましたよ。







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Last updated  2019.07.16 04:33:43
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