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アウトドア親爺の徒然日記

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まるのんちゃん777

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2018.01.20
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カテゴリ:野鳥

1月20日(土)

今日は24節気の大寒(だいかん)。 暦の上では一年で最も寒い時期とされています。
立春まであと2週間。 寒い日々が続きそうです。

来週の月曜日は雪が降るかもしれませんね。 今年は冬らしい冬となりました。

今日の日記は、少し変わった鳥のお話です。
ヒクイナと出会ったその日、
遠方の小舟の上に、何やら白い塊を見付けました。

葦の陰になってしまい、何かは直ぐに確認できませんでした。
もう少し近寄りましたら、分かりましたよ。  モモイロペリカンのカン君だったのです。




印旛沼には、ペリカンが棲みついているらしい、
とは聞いていましたが、ここだったのですね。

乗っていました小舟から、勢いよく飛び降りました。




モモイロペリカンのカン君は、
TV出演、その他マスメディア露出多数の、北印旛沼のスーパースターです。

何故か、呼び名が複数あるようですが、この日記では「カン君」としておきます。




竹竿を飛び越して、着地です。




1994年頃からここに棲んでいるらしいですね。




カン君、間近で見ますと巨大ですよ。
コブちゃんを二回りほど大きくしたような体格です。




カン君のくちばしは、50cmぐらいはありそうです。
これは、魚を捕まえるのに適した形態として進化したものです。

モモイロペリカンは、ペリカン目・ペリカン科の鳥です。
ダイサギやコサギ、アオサギと同類です。

ヨーロッパ、アジア、アフリカの内陸の湖や沼、河口付近に生息しています。
日本には普通居ない鳥類ですね。

主としてお魚を食料とし、動物園では1日1~2kgも食べます。

モモイロペリカンは、ペリカンの仲間では大型です。
くちばしの先から尾の先端まで1.4~1.7m、
翼を広げると2m以上、体重約10kg、くちばしの長さは約45cmです。

野生のペリカンは、数十羽から数万羽にもなる群れをつくって暮らしています。

水の中で泳ぐ魚を見つけると、群れで協力して狩りをします。
翼で水面をたたいて浅瀬に追い込んでから、くちばしの下の大きなのど袋ですくい取ります。

孤独なカン君は可哀想ですね。 一羽では狩りはできません。




カン君がどのようにして、この北印旛沼にやってきたのかは不明です。
動物園から脱走したとか、飼い主に捨てられたとか、諸説が出回っています。

しかし、カン君の境遇を可哀想に思った漁師のご夫婦にご飯をいただいて、
これまで命を繋いできたことは確かなようです。

船に乗っていっしょに漁に出かけるほど懐いているようです。




モモイロペリカンの寿命は、野生の場合は20年から30年くらいだそうです。
既に棲み着いてから20年以上経っていますから、かなりの御高齢なのでしょう。

しかし、年老いた印象は無く、矍鑠(かくしゃく)としています。




漁師さんに拾われた時は、まだ幼鳥だったのでしょうか。
人を恐れずとてもフレンドリーです。

初めて出会った人は、迫力ある容姿にびびってしまうかもしれませんがね。




カン君の方からどんどん近づいてきます。
翼も大きいですね。
この日は飛んでみせてくれませんでしたが、飛行能力もあるようです。




鳥類は恐竜の子孫だと云われますが、カン君を観ているとなるほどと思ってしまいます。

初列風切は、黒色や褐色が混じっていますね。
翼を畳むと、雨覆の飾り羽に被われて見えなくなってしまいます。




漫画でもこのような鳥が登場するような気がします。 勘違いかな。




くちばしの下の袋が、バケツのように広がります。




日本の野鳥ではありませんが、
環境に順応し、人々に可愛がられてきました。

放し飼いのペット状態ですが、末長く長寿を全うしてね。









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Last updated  2018.01.20 23:37:11
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