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テーマ:野鳥好きっ♪(15686)
カテゴリ:野鳥
3月15日(木) 今日も晴れています。 今週は天候が安定しています。 しかし、今晩から明日にかけては、やや崩れるようです。 さて、コブハクチョウのマンションを後にして、 次は本埜の「白鳥の郷」に向かいました。 田圃の中の飛来地は、もぬけの殻でした。 オオハクチョウが三羽、 未だに居残っているそうですが、この時はお留守だったようです。 当然、オナガガモもいません。 一月前は、あれほど賑かでしたのに、一羽もいないと妙にだだっ広く感じます。 ハクチョウたちは、いち早く北に帰ってしまうのですね。 一抹の寂しさを噛みしめて、次は成田市の「房総風土記の丘」に向かいます。 ここは「房総風土記の丘」の遊歩道。 梢を見上げながら、ゆっくり歩いていますと、足元で何かが動きました。 遊歩道脇の植え込みの中です。 視線を移すと直ぐ目の前にはシロハラ。 地上から、植え込みの中の枝に飛び移ったようです。 距離は凡そ3m余り。 ここまで近いのは初めてですな。 シロハラは冬鳥として日本にやってきます。 繁殖は中国東北部や、ロシア沿海部の辺りだそうです。 関東地方には、10月~11月頃に渡ってきます。 広島県の山間部などでは、例外的に繁殖の記録があるようです。 この距離は、シロハラが作ってくれたもの。 こちらから息を潜めて詰めたものではありません。 千載一遇のチャンスですね。 やや枝被りでしたので、そっと立ち位置をずらします。 枯葉に覆われた場所では、くちばしで枯葉を乱暴に撥ね退け、 その下の昆虫などを探しています。 この動きは同族のアカハラとそっくりです。 時々、ツグミもやっていますね。 シルエット自体は、同じツグミにもよく似ています。 しかし、ツグミとは体色や模様に明確な違いがあります。 シロハラの羽には、模様はほとんどありませんが、 初列風切の外縁には白い縁取りがあります。 光線の当たり具合によっては、 トップの写真のように、褐色に僅かな濃淡が観られます。 後から見ますと、シロハラとアカハラは区別が付きにくいですね。 前から見ますと、アカハラは胸部から脇にかけて、 オレンジ色となっていますので、すぐさま区別ができるはずなのですが・・・。 シロハラは、名前の通り白っぽいのです。 ただ、ツグミのような鱗模様がうっすらと見えています。 ♂のほうが体色が濃いとされています。 シロハラは、アカハラやツグミより森や林の日陰を好むとされています。 ただし、アカハラとは傾向がかなり被っていると思われます。 以前、林縁から飛び出してきたシロハラに、 お散歩中のツグミが追っ払われたことがありました。 アカハラでも、かなり森や林の奥の日陰を好む個体が間違いなくいます。 従ってだいたいの傾向ですね。 一番日向を好むのは、間違いなくツグミです。 アカハラとシロハラは似たり寄ったりですが、アカハラの方が大胆なのかもしれません。 いや、親爺の数少ない経験では大差ないかもしれません。 シロハラもアカハラも、 お目眼の周りのオレンジ色のアイリングがチャームポイント。 この子、良~く観るとアカハラにも見えてきました。 おかしいなぁ。 オレンジの色味が強いせいでしょうか。 イヤイヤ、アカハラの脇腹はもっと赤いですよ。 迷わないようにしましょう。 尾羽を広げてくれますと、完全に判別できるのですが・・・。 シロハラはツグミ属の中で唯一、尾羽の外側の先端付近が白いのです。 翔ぶ時に確認できるそうですが、 速い、暗い、遠いで、見えた例(ためし)がありません。 同じポジションの写真しかありません。 千載一遇のチャンスだったのに。 そのうち、犬連れの人が通りかかり、ジ エンド 。 この公園は、鳥獣保護のためにペット持ち込み禁止なんだけど。 マナーやルールは守ってほしいものですね。 また関東地方では、 シロハラよりアカハラの方が観察記録が多いとされていますが、どうでしょうか。 これまた、数少ない経験ですが思い浮かぶのはほぼ同数。 アカハラの方が多いとはとても言えません。 そもそも観察回数が少ないので、全く物は言えませんがね。 年によって異なるのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.15 21:36:56
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