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テーマ:野鳥好きっ♪(15705)
カテゴリ:野鳥
5月28日(月) 昨晩外に出ますと、東から涼しい風が吹いていました。 お天気が崩れる予兆ですね。 案の定、西から低気圧が接近してきています。 今週はスッキリしないお天気が続きそうですね。 先週末、手賀沼の湖畔や手賀川の川岸の葦原が、突然賑やかになっていました。 夏鳥のオオヨシキリが大挙してお引越しをしてきたようです。 冬鳥たちは、5月に入ると流石に見かけなくなっていました。 北国へ渡去してしまったのですね。 カモ族もカルガモだけがお留守番です。 少々寂しい気分でおりましたが、 ツバメやオオヨシキリが来夏の雰囲気を盛り上げてくれます。 オオヨシキリは、冬の間は東南アジアなどの南国で過ごします。 見掛けはやや地味で、暑さを想像させる気配はありませんが、高温多湿を好む鳥なのです。 日本にやってきますと、早速恋の季節です。 ♂は♀より若干早く渡来し、お気に入りの場所に縄張りを持ちます。 そして、後からやってくる♀に自分の魅力をアピールするため、 枯れた葦によじ登り大きな声で囀ります。 これは縄張りの主張でもあります。 囀りの声は、「ギョ、ギョシ、ギョギョシ、ギョギョシ」の後に、 「ケケシ、ケケシ、チチチ」などが続きます。 大方は、この単純なフレーズの繰り返しに聞こえますな。 かなり大きな声ですね。 澄み切った美声ではありません。 一斉に鳴かれると、かなり騒々しく感じます。 確かめたことはないのですが、 オオヨシキリは、鳥には珍しく夜間にも鳴くそうですよ。 ウシガエルの「モー、モー」という鳴き声と混じって聞こえてきますと、 何だか寝苦しい夜になってしまいそうですね。 鳴き声の特徴から「行々子」とも呼ばれています。 「行々子 口から先に 生まれたか」という、小林一茶の俳句があります。 また、松尾芭蕉翁は、 「能なしの 眠たし我を 行々子」としています。 昔の人にとっても、 オオヨシキリの囀りは、安眠を妨害する迷惑な鳴き声だったようです。 外見上の特徴は、何といっても赤いくちばしでしょう。 くちばしの中まで赤いのです。 トップの写真で良く分かります。 眼の周りは、藪が好みの鳥と共通点が見られます。 ウグイスに少し似ていますでしょ。 くちばしの端から眼にかけて、黒い過眼線が通り目の上には白い眉斑があります。 しかし、どちらもそれほど明確ではありません。 頭はぼさぼさと毛が立っていますね。 ヒヨドリの頭を彷彿させます。 葦の茂みの中から、飛び出してきました。 背中は、このように薄い赤茶色です。 お腹は白っぽい褐色です。 体色は単純ですね。 翼は割りとコンパクトです。 渡る距離はそれほど長くはないのかもしれません。 この体勢から葦の茎の中ごろに留まります。 後は囀りながら、茎の天辺目指してよじ登っていきます。 この様子は一所懸命で微笑ましいものがあります。 長い時間、一か所に留まって囀る♂もいれば、忙しなく場所を移動する♂もいます。 たぶん、前者は既に縄張りが確定しているのでしょう。 後者の♂は、未だ♂同士で縄張り争いをしているものと思われます。 二羽で追い駆けっこをしていましたよ。 渡来したばかりで、お家の境界線がはっきりとしていないのでしょうか とにかくも、ここしばらくは賑やかな水辺となることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.05.29 04:47:29
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