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カテゴリ:旅行
6月22日(金) 今朝は晴れ間が広がっています。 19日の火曜日以来ですね。 今日は傘を持ち歩かなくても済みそうです。 日記は加藤洲十二橋めぐりの最後の航程。 トップの写真は、水郷佐原あやめパークの花菖蒲の姿を船の上から撮ったものです。 少し分かり難いのですが、たくさんのお花が咲いていました。 下の写真は、与田浦から常陸利根川に向かう水路の風景です。 このような水路は「えんま(江間)」とよばれ、 水郷十六島に縦横に張り巡らされて、灌漑、排水、交通網として活用されていたのです。 昨日の日記で、 与田浦は水郷十六島の中に取り残された湖沼と書きましたが、 この水郷十六島とはどの辺りでしょうか。 江戸時代末期に書かれた利根川図志によりますと、十六島は以下の通り。 現在の稲敷市の ① 上之島 ② 西代 ③ ト杭 ④ 中島 ⑤ 六角 ⑥ 結佐 現在の神崎町の ⑦ 松崎 現在の香取市の ⑧ 長島 ⑨ 八筋川 ⑩ 大島 ⑪ 加藤洲 ⑫ 境島 ⑬ 三島 ⑭ 中洲 ⑮ 磯山 ⑯ 扇島 の16の集落だそうです。 大雑把に言ってしまいますと、 利根川本流と常陸利根川と新利根川辺りに囲まれた地域です。 現代の地図でも、大半の集落は地名が確認できました。 島と称されるだけに、水路が縦横に走り、 一度利根川が氾濫すると、水浸しになったのではないかと思われます。 主な交通手段は、さっぱ船と呼ばれる手漕ぎの和船。 さっぱとは笹葉といわれています。 今では常陸利根川の浚渫ですくった大量の土砂で嵩上げされ、 護岸や水門もしっかりと整備されていますが、昔の人の苦労は如何許りかと思います。 水路を進むと、再び閘門に行き着きました。 大割閘門です。 ここを潜りますと常陸利根川に出ます。 与田浦も含め、岸辺には多くの釣り人が訪れていました。 この方はブラックバス狙いでしょう。 この他、フィッシュイーターですと、アメリカナマズも増殖中。 ヘラブナやコイを目当ての人たちも大勢来ていました。 閘門には信号が付いています。 青信号ですから侵入可能ですね。 閘門の中(閘室)に他の船が入っていて水位調節中ですと赤信号。 閘室から出ていくまで、待たなくてはなりません。 船は中に入っていきます。 今度は水位が下がった状態です。 この日は与田浦側が低水位でしたね。 侵入してきた水門が閉じていきます。 常陸利根川側から勢いよく水が入ってきました。 あっという間に水位が50cmほど上がりました。 注水が完了しますと、常陸利根川の水門が開いていきます。 準備完了。 レッツゴーです。 常陸利根川では、本格的なレガッタの練習をしている人も。 この方は女性ですよ。 オリンピック選手だったりして。 その速いこと、船外機付きの船も追いつけません。 スイスイ。 この日は風も無く暑くも無く、絶好の練習日よりだったようです。 いよいよ船旅も終わりに近づいてきました。 手前のホテルの向こう側が船着場。 全く混雑していなかったこともあり、予定時刻より若干早く戻れたようです。 時刻は9時過ぎ。 船着場はかなり混雑し始めていました。 大型バスに乗った団体さんも到着です。 多くのお客さんを乗せて、船は次々と発船していきます。 お世話になったおばちゃま船頭さんも、休む間もなくお仕事です。 船を降りた我々は、次に水郷潮来あやめ園へと向かいました。 上の写真、中央よりやや右に水門が見えていますが、 ここは潮来の中心部を流れる前川と常陸利根川の合流地点。 この前川と後ろのホテルとの間に水郷潮来あやめ園があります。 この続きは、明日以降の日記に記しますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.06.23 17:35:50
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