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カテゴリ:旅行
10月18日(木) 今朝は久しぶりに快晴。 気持ちの良い朝を迎えています。 しかしこれも長続きせず。 明日は雨降りの予報が出ています。 湯ノ湖では兎島を抜け出して、更に下流方面に向かいました。 2周目なのですが、理由は既に記しました。 親爺のチョンボでカメラのバッテリー切れ。 予備バッテリーを取りに、一旦駐車場に戻ったのでした。 1周目とは反対に、今度は時計回りに歩いています。 既に予習済みですから、奥様はすいすい先に行っています。 先程までいました兎島の景色です。 兎島遠景です。 後ろには外山と前白根山が見えていますが、その先は何やら怪しい空模様。 金精峠から先はガスっているようですね。 兎島の付け根辺りを拡大してみます。 中にいる時にはよく分かりませんでしたが、 赤、オレンジ、黄、緑の配色が、絵画を観ているようです。 湖岸ではカモたちが休憩中です。 光の向きが逆で首から上の色がよく分かりませんがカルガモのようですな。 スギゴケのフカフカベッドの上で気持ち良さそうですね こちらはマガモの♂のようですね。 エクリプスから冬羽に変身中のようです。 こちらはマガモの♀か、もしくは未だにエクリプスの♂ですね。 くちばしを見せてくれると分かるのですが。 湖水に浮かんで休憩している子もいます。 この子は間違いなくマガモの♀ですね。 くちばしの付け根がやや黄色。 ♂は先端まで黄色です。 それにしても、右足を大きく踏み出して何処へ行こうとしているのでしょうか。 この子はマガモの♂。 とても分かりやすい。 やはり、エクリプスから冬羽に変わる途中です。 ところでマガモといえば冬鳥ですね。 アジアでの主な繁殖地はユーラシア大陸北部。 この子達は渡りの途中に立ち寄ったのでしょうか。 マガモの中には、希に日本の山岳地帯で繁殖する個体もいるそうです。 もしかしたらそちらの集団なのでしょうか。 365日のたった一日の出会いでは、謎を解き明かすことはできません。 少し調べてみると、このマガモたちは湯の湖を繁殖地としているようです。 ほど良く気温が下がり、食料が十分あり、 育雛に安全な環境が確保されるのであれば、 何も遠路はるばるユーラシア大陸まで、毎年渡りを繰り返す必要はないのです。 といいましても、多くのマガモがいるわけではありませんから、 この子たちの、内緒内緒の秘密基地というところなのでしょうか。 カモ類はとても身近な存在の渡り鳥ですが、 意外なことに渡りのルートはしっかりと分かっているわけではないのですね。 これは意外なことでした。 GPSなどを使用した今後の研究成果が待たれるところです。 こちらはおそらくカルガモ。 ♂・♀の判断はつきかねます。 さて、このカルガモは一年中同じ場所で暮らします。 マガモと異なり、カルガモたちは渡りをしないことで知られています。 都市公園においても、一年中定住している姿が見られます。 となると、湯の湖のカルガモたちも一年中ここにいるのでしょうか。 湯の湖は標高1,700mほどですから、厳寒期はとても寒いでしょう。 気象庁の過去の気象データを覗いてみましょう。 標高が400mほど低い、日光特別地域気象観測所のデータとなります。 この観測所はちょうど華厳の滝の前辺りに位置します。 ここでさえ12月に入ると一日の平均気温が氷点下に突入しています。 ましてや更に標高の高い湯の湖での冬越しは大変でしょう。 と思ったのですが、湯の湖には日光湯本温泉がありましたね。 この温泉は、単純硫黄泉(硫化水素型)で、湯温は49.3~78.9℃と高め。 湧出量は毎分1,788Lと大量で、源泉数は20を数える優秀な温泉です。 この熱いお湯の一部が湯の湖に流れ込んでいて、その近辺は厳冬期でも結氷しないのです。 これならカルガモたちも一年中ここで過ごせるのでしょう。 お食事はどうするのか知りませんが、 温泉につかったカルガモの姿も観てみたいものです。 今後、マガモは間違いなく里に下りるのでしょうが、 カルガモは真冬にどうしているのか、これはたいへん気になるところです。 カモたちと分かれしばらく歩きますと、再びオオカメノキの樹が路を被っていました。 この樹は光の当たり具合がちょうど良く、きれいなオレンジ色が写りました。 やはり虫食いで穴だらけですが、先程の樹よりは被害が少ないようですね。 自然が造り上げた造形美ですね。 後ろを振り返ると、 カモたちが休んでいた場所は見事な紅葉の下でした。 久しぶりにお会いしたマガモの姿に夢中で気がつきませんでした。 下ばかり見ていましたからね。 天敵に襲われる心配もなく、うっとりとした気分で休んでいたのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.18 20:18:00
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