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アウトドア親爺の徒然日記

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2019.04.17
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カテゴリ:季節


4月17日(水)

昨日のお花は主として明治時代以降に移民してた仲間。
主として園芸品種が多いのですが、花壇やお庭から脱走し野山で逞しく生きています。

植物ですから自ら歩いて逃げ出すことは不可能ですが、
種子が鳥や虫、風によって運送され、お届け先で芽を出すパターンが多いのでしょう。

しかし、不思議な現象もあります。
球根などでしか増えない植物でも、点々と生えているのですね。 これは?

植物の中には染色体が三倍体で、種子ができないものも存在します。
専ら根茎、球根などによってクローン増殖する植物です。

例えば日本産のヒガンバナが代表でしょう。
ヒガンバナの群生地へ行くと、群落から離れてポツンポツンと咲いている個体があります。

どうやって飛んだのか。 まず人為的な移植、廃棄があったと考えられます。
それ以外? 大雨で流された? カラスが咥えて運んだ? 不思議です!!!

手賀沼北岸の遊歩道沿いには、公園、市民農園、田圃、畑が隣接します。

このような場所では、
増えすぎて始末に困った人が捨てていったということも十分考えられますね。

さて今の時期、春には、昨日のメンバー以外にも、
ツルニチニチソウやマツバウンラン、ツリガネニンジン、ナガミヒナゲシなどが見られますよ。

中には少しばかり素行の悪い子もいますが、今では大方善良な市民となっているようです。


今日の日記では、在来種とされる植物のお花について記します。

先ずはニリンソウ。 崖下のやや湿った場所に小群落をつくっていました。
水辺や湿った林床など、水気が多い所を好むようです。

北海道から九州までほぼ日本全体に分布し、里山を代表する春のお花です。
今でも少し田舎にでかけると発見することはそれほど困難ではないかもしれません。

しかし次第に数を減らしていて、地域によってはもう見られないかもしれません。
千葉県でも要保護植物となっています。

昨年のGWにキャンプをした、
五光牧場オートキャンプ場の池の縁のニリンソウはとてもきれいでした。





名前の通り、基本的には一本の茎に二輪のお花を咲かせます。
トップの写真だと分かり易いですよ。 ただし、一輪や三輪の場合も・・・。

近縁種ではイチリンソウやサンリンソウもありますから紛らわしいですね。

白くて花弁に見える部分はがく片だとか。 通常は五枚ですがバリエーションあります。

ニリンソウは山菜として食用にされますが、若葉は猛毒のトリカブトとそっくり。 
誤食による中毒事件が稀に発生しているそうですよ。 要注意!

つぼみが見えるまで待った方無難との声もあります。
命をかけて食するほどのものではありませんよ。





タチツボスミレです。
今時分は野原といわず里山といわず、一番見かけるスミレです。





タチツボスミレと一言でいいましても、近縁種がぞろぞろいるようで・・・。
やや分かり難いのですが、この三枚の写真は全て異なるように見えますね。

まだ勉強不足で良く分かりません。
下の写真が本来のタチツボスミレに一番近いように思います。





スミレの仲間は面白い繁殖をしています。

種子にはエライオソームをいう器官が付いていますが、
脂肪酸、アミノ酸、糖類を含み、アリがとても好むものなのです。

アリは巣まで種子を運びエライオソームだけを食べ、
種子の部分はゴミとして巣の外にポイと捨ててしまいます。

捨てられた種子はそこで発芽します。 
スミレとアリは持ちつ持たれつの関係にありますね。

実はこのような繁殖システムを持つ植物はスミレだけではありません。

身近な植物では、カタクリやムラサキケマン、フクジュソウ、
更にホトケノザなどの種子にエライオソームが付属していることが分かっています。

先に書きましたニリンソウもそうですよ。 恐ろしく巧妙な自然の仕組みですね。

不思議なことに、このシステムを備える植物は科を跨ぎ多種多様に広がります。
そして、同じ科の中でもあったりなかったり。 同一種内でも変化に富むそうです。

収斂進化の結果なのか、元々被子植物全般の形質であって必要な種だけ残っているのか?
進化の過程はやはり深い謎に満ちています!!!





クサボケです。
親爺的には幼い頃の思い出が詰まった樹です。

暖かくなり野山に遊びに繰り出すと、必ず迎えてくれたのがこの赤いお花でした。
まだ背丈が低いですから、低木のこの樹のお花は丁度目線に合うのですね。

樹高はせいぜい40~50cm程度。 いわゆるボケのように背丈は伸びません。
ボケは中国大陸が原産の帰化植物。 日本の野山に自生するのはこのクサボケです。





幼い頃に住んでいたお家の庭には、
やはりこのクサボケが植栽されていましたが、何故大きくならないのかずっと不思議でした。

別名はシドミ。 何故シドミかは分かりません。

秋になると黄緑色の実がなります。 果実酒にすると美味しいのだそうです。





これはウグイスカグラのお花です。
隣にあるのはミツバアケビのつぼみでしょう。





ウグイスカグラはスイカズラ科の落葉低木で、日本全国の山野に自生しています。
漢字で書くと「鶯神楽」。 何とも雅な名前をもらっていますが非常に地味な存在です。

お花を拡大しますと見事なレッドスター。
とても小さくて、見過ごす場合も多いことかと思います。

楚々としたこの姿。 最近の雑木ブームで人気上昇中との噂も聞きますな。





後は苺系2連発。
先ずクサイチゴ。 明るい林床などで普通に見られますね。

ハナバチたちに人気があります。





クサイチゴとありますが、「草」ではありませんよ。
クサボケと同様、樹高が低いのでクサイチゴ。

5月には赤い甘い実がなります。
しっかりと見張っていまいと、たぶん人が食べる前に動物に食べられてしまうことでしょう。





今日の最後はやはりイチゴのヘビイチゴ。
何故、「蛇苺」なのか諸説あって定まらず。 何れにせよあまり語感がよろしくないですね。

そのせいか、毒イチゴではないかと疑われ嫌われる可哀想な植物です。





春になるとびっしりと咲く、可憐な黄色いお花はなかなかのものですが・・・。
残念ながら似たような場所に似たようなお花が種々咲くので、それほど目立ちはしませんがね。

しかし、「ベニシジミは知っている、ヘビイチゴのお花の蜜が甘いことを・・・」。





否、これは偶々、単なる偶然です。
ベニシジミは別にヘビイチゴのお花だけが好きなのではありませんよ。

ヘビイチゴのために一言いっておきます。
ヘビイチゴの実に毒はありません。 ただ味が無くて美味しくないらしいです。

さて、在来種第一弾はこれでお終い。 書き切れないので明日は第二弾です。
手賀沼南岸の雑草系が主たるメンバーです。






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Last updated  2019.04.18 17:38:56
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