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アウトドア親爺の徒然日記

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2019.04.24
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カテゴリ:野鳥


4月24日(水)

今日は朝からシトシトと子糠雨が降り出しました。
午前中は降ったり止んだりですが、夕方からは本格的な雨になりそうです。


今日も船橋三番瀬海浜公園の約一か月前の様子。
今では鳥の種類がかなり入れ替わっているかもしれませんが・・・。

冬鳥のトップスター、ミヤコドリのお話です。

潮が引きかなり後退した渚ラインには、
ハマシギを中心とした群れがごちゃっといます。

身体の大きなダイゼンの姿も目立ちます。





ハマシギたちは続々と集まってきます。
何千羽という大群が越冬しています。

しかし何時も思うのですが、
この群れに何羽いるのか、どのようにして把握するのでしょうか?

目の子勘定にしてもたいへんなこと。 ましてや正確になんて???ですね。





そのようなハマシギの舞の中、ミヤコドリの姿も見えてきました。





ミヤコドリはヨーロッパ北部、ユーラシア大陸中央部、北東部などで繁殖し、
冬にはアフリカ大陸北部やインド、中国南部などへ飛来し越冬します。

先日、TVでシャチのドキュメント特集を見たのですが、
映像の中にミヤコドリが映っていて、南半球にも生息していることが分かりました。

正確には世界の海岸線に広範囲に分布しているのです。
この特異な風貌から他の鳥と見間違うことは絶対にありませんね。





日本にも極めて少数が越冬にきますが、
現在の越冬地の中心は、この東京湾奥の三番瀬となっています。

今年の2月に出された、
環境省の「モニタリングサイト1000 シギ・チドリ類調査 平成30年度春期調査報告」によると、
全国の最大飛来数は852羽がカウントされています。 少ないですね。
そのうち、550羽余りが三番瀬とお隣の葛西海浜公園でカウントされています。

したがって、この風変わりな渡り鳥を見るには、我が国ではここが一番なのです。

因みにハマシギは2,000羽となっていました。 やはり思いっきり目の子勘定です。





鳴き声も独特です。
やや甲高い声で、「キュピッ、キュピッ」とか「ピッ、ピッ」と聞こえます。

飛んでいる最中も、この子のように鳴いていることがままあります。







時々、赤くて長いくちばしを水面下に差し込んでいます。
砂の中に潜っている二枚貝をゲットするために、くちばしを差し込んでいるのです。

ミヤコドリのお食事は、アサリやハマグリなどの二枚貝が中心。
三番瀬では、最近増殖したホンビノスも好んで食していることでしょう。

貝殻は上手に外して、器用に身だけを食べます。
この食性は極めて特異なものです。





身体の大きさはウミアイサより一回り小さく、
ユリカモメよりやや大きいでしょう。 凡そ45cmほど。

翼開長は逆にユリカモメ > ミヤコドリ >= ウミアイサ となりますよ。 





上から飛んできたユリカモメが、何かを咥えて飛んでいきました。
ご飯を横取りされたのか、ミヤコドリは悔しそうな表情で何かを喚いています。





昨年12月16日の日記にも記しましたが、
伊勢物語の東下りの「すみだ河」の一節に都鳥が登場します。

日記のURLはこちらです。
https://plaza.rakuten.co.jp/axnonchan777/diary/201812050000/

抜粋しますと、
さるをりしも、白き鳥の、はしとあしと赤き、鴫の大きさなる、
水の上に遊びつつ魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見しらず。
渡守に問ひければ、「これなむ都鳥」・・・。

そして詠まれた歌が、
名にしおはば いざ言問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと
でした。

この都鳥は、明らかに目の前のミヤコドリとは違います。
お魚は食べませんし、白い鳥とは言い難いものがあります。

この都鳥はユリカモメではないか、
というのが定説になっていますが、季節感が少々合わないのですね。

一行がすみだ河の畔に辿り着いた時期が問題になります。

ユリカモメの夏羽は頭部が真っ黒ですし、
夏の時期には北の地方へ行ってしまいお留守のはずです。

この記述の季節が秋深まった頃ならば、ユリカモメで正解なのかもしれません。

何れにせよ、
現代においてミヤコドリとユリカモメが並び立つ場所は、日本では限られているのです。

明日もミヤコドリの続きを書きます。






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Last updated  2019.04.25 14:08:57
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