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アウトドア親爺の徒然日記

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2019.06.15
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カテゴリ:野鳥


6月15日(土)

今朝も阿寒国立公園内はお天気が思わしくなく、
海岸沿いに下り、サロマ湖・ワッカ原生花園に奥様を連れて行きました。

雄大な大自然の姿を見せてあげようと思ったからです。

奥様曰く、サロマ湖は一度訪れたいと小学生のころから思っていたそうです。
サロマ湖は汽水湖なのか淡水湖なのか知りたかったそうなのです。

サロマ湖ワッカネイチャーセンターには、
サロマ湖の歴史が展示してあり、とても分かり易い解説がありました。

サロマ湖は元々オホーツク海のサロマ湾であったのですが、
東西両側から次第に砂嘴が伸びてきて、完全に湾を塞いでしまいました。

これが約1,000年ほど前の事なのだそうです。

しかし面白いことに、
春になると大量の雪解け水が流れ込み水位が上がり海と繋がり、
秋になると再び湖口が閉じるという、周期的変化を繰り返していたそうなんですね。

この一過性の湖口は東側の鐺沸付近に寄っていて、
西側の湧別側の住民は増水による被害や交通の不便に悩まされていたのですね。

明治以降、西側を人工的に掘削したところ、
悪天候による湖水の大量流出が生じ、湧別寄りに恒久湖口ができました。

これをもって、サロマ湖は常に海と繋がる汽水湖となり、
湖水の水位は常に海面と同じ高さになったそうです。

奥様の50年以上の宿題はこれで片付きました。

前置きが長くなってしまいましたが、
今日の日記は北海道の野鳥シリーズ第一弾、ノゴマです。





♂の喉元は鮮やかな朱色で、とても人気のある鳥です。
日本では概ね北海道のみで繁殖しますので、あまり馴染みのない小鳥ですね。





東南アジア等で越冬する渡り鳥ですから、
春・秋の渡りの時期には本州も通過しているはずです。

和名のノゴマの由来は、野にいるコマドリだそうです。
名前の通り、草原や低灌木が疎らに生えている場所でよく見かけます。

そういう意味では、湿地や原生花園はノゴマのテリトリーです。

上の写真4枚は、ワッカ原生花園の低灌木の下に現れた子です。
折り畳み椅子に座って待っていましたら、目論見通り目の前に来てくれました。





この子は小清水原生花園に近い止別の保安林で出会った子。
親爺の後ろから飛んできて、目の前の木柵の上に留まりました。





しばらく木柵の上でダンスを披露してくれました。
尾っぽを上げたり下げたり、チアリーダーのような可愛い仕草でした。





この子は♀です。 ♂ほど喉元が赤くないですね。
♂ほど頭の色味は濃淡が無い感じ。







♀は囀ることはありませんが、尾っぽ振り振りダンスで楽しませてくれました。





こちらは♂の姿。 このような見え方が普通です。
彼我の間に特別なシチュエーションが無ければ、やや遠い灌木の上などで鳴いています。

特定のソングポストを決めているようで、比較的特定の場所に現れ囀ります。

この子はワッカ原生花園の子です。









この子はサロベツ湿原で囀っていました。





親爺との間には灌木があり、その隙間から観察できました。





灌木のバリアのおかげで、しばらくの間は警戒されずにいることができました。





このノゴマたちのように、
日本では主に北海道でしか繁殖しない鳥たちが数多くいます。

ノビタキもそうですし、嘗ては北海道の何処にでもいたシマアオジもそうですね。

初夏の北海道ではこのような野鳥に会える楽しみがあります。

さて、例えばノゴマは、
サロベツやワッカに行かないと会えないのかという疑問がありました。

それは大いなる誤解だったと思います。
小規模な湿原や原野はいたるところに存在しています。

おそらくそのような場所でも観ることができるのだと思います。
北海道の道路を走っていますと、やたらと鳥たちが道を横切って飛んでいます。
車で撥ねてしまわないかと心配になるぐらいです。

似たような環境であれば、何処でも飛び回っているのだと思います。

しかし、このような公園として整備された場所は、
安全に野鳥観察ができる場所として紹介されているのです。

原野に見えましても、必ず土地所有者がいることですから不法侵入になります。
また、下手に分け入って入りますとヒグマと遭遇するリスクもあります。

野鳥ファンと鉄道ファンには、
節度を弁えない大バカが多いと揶揄されないように気を付けたいものです。





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Last updated  2019.06.15 17:56:11
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