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カテゴリ:旅行
7月1日(月) 今日から7月、遂に7月です。 7月3日に苫小牧東港を出港する新日本海フェリーを予約していますから、 北海道に居られるのも後3日。 5月28日に北海道に到着した時は残り36日間。 どのような世界が待っているのか、ワクワクドキドキでしたが・・・。 今でも同じ気持ちですよ。 これでは北海道を嘗めた内にも入りません。 もっと居たい。 もっと知りたい。 これが偽らざる気持ちなのです。 今回は海岸線沿いを中心に回りましたが、山側はどうなっているのでしょう 野鳥にしても、シマアオジ、ツメナガセキレイ、エゾライチョウなどには会っていません。 かなり思いを残したまま、我が家に帰ることになりそうですね。 今日は根室市花咲魚港のお宿「岩さき」を早朝出発し、 いよいよ後ろ髪を引かれる思いで道東を離れ、襟裳岬を目指して走りました。 日記は根室市の落石漁港から出ている、落石ネイチャークルーズの乗船体験記です。 主として珍しい海鳥の姿を観察する目的で催されています。 日本では極く稀な、 エトピリカやチシマウガラスといった珍鳥が観られるのも売りの一つです。 公式websiteのアドレスは以下の通り。 http://www.ochiishi-cruising.com/ 落石漁港を出港して直ぐに、右側・落石岬下の奇岩が見えます。 名称は通常通り眼鏡岩。 知床半島のオホーツク海側にもありました。 左側にも大きな岩があります。 これらの岩が湾口に位置していて、昔から天然の良港であったことが窺い知れます。 実際、落石漁港は大きな港です。 出航直後から霧が立ち込め始め嫌な雰囲気が漂います。 霧の中では見通しが効きませんから、様々な海鳥の姿はもちろん、 ユルリ島やモユルリ島の景色も楽しむことができません。 最初に現れたのがウミガラス。 オロロン鳥とも呼ばれます。 嫌な予感通り、濃い霧で姿がはっきりと観えません。 この子の潜水能力はたいへんなものだそうです。 海の中では翼を使い潜りますが、海中を飛んでいるように見えるそうです。 陸に上がるとペンギンのような姿だそうです。 脚が胴体の後方に付いていますからそうなるのですね。 日本での繁殖地は、唯一日本海に浮かぶ天売島ですが、とても個体数が減っているようです。 環境省では絶滅危惧ⅠA類に指定しています。 続いて登場したのがウトウ。 これまた奇妙なお顔をしていますね。 残念ながらやはり霧で良く観えません。 くちばしの上側に白い突起があり、眼とくちばしの後方に白い飾り羽が生えています。 前出の天売島は、世界最大のウトウの繁殖地なのだそうです。 この子も潜水の名人ですね。 逃げる時は飛ばずに潜ります。 あっという間に姿を消します。 ユルリ島が見えてきました。 霧でぼんやり。 名所の七つ岩。 やはりぼんやり。 晴れているとさぞかしきれいな眺めなのでしょう。 モユルリ島に差し掛かり、少し明るくなってきました。 ケイマフリの登場です。 アイヌ語で赤い脚という意味のケマフリから来ています。 名前の通り、真っ赤な脚が見えますね。 目の周りと目尻の白い羽毛も目立ちます。 ケイマフリは飛んで逃げます。 飛び立つと赤い脚が一層目立ちますね。 一般的に野鳥の飛行姿は、こちらに向かってくる姿が喜ばれますが、 ケイマフリは後姿も様になります。 真っ赤な脚が良く観えますからね。 ケイマフリも潜水して小魚などを捕食しているようです。 関東地方では観られない海鳥が、次々と登場してきます。 エトピリカが現れることを期待しますが・・・。 長くなりますので今日はこの辺りで終わりにします。 明日の日記で後半戦を記します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.07.02 15:21:14
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