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アウトドア親爺の徒然日記

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2019.07.15
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カテゴリ:コラム

写真は本文とは関係ありません。
北海道で写したものを適当に挿入しています。

7月15日(月)

「北海道放浪記 38 ギンザンマシコ」の冒頭に記しました通り、
7月3日の午後4時ごろ、私の父は突然鬼籍に入ってしまいました。

苫小牧東港から新潟港に向かう新日本海フェリーの客室の中で親類から訃報を聞き、
何ともやりきれない焦燥感の中で、自分では為す術もなく悶々と時を過ごしておりました。

取り敢えず姉と奥様に連絡を入れ、初動対応を皆に任せておりました。

葬儀を執り行ったのは7月7日、七夕の日。
亡き父の遺言もあり家族限定の密葬という形をとりました。





父はあと一月ほどで91歳の誕生日を迎えるところ。
この年で塾講師を務めており、その当日も学習塾へ向かう途中でありました。
 
塾では「じっちゃん先生」と生徒たちから呼ばれ、
勉学のみならず人生の師として親しまれてきた存在であったとか。

生涯現役を目指していた父らしく、まさに生涯現役を貫いたことになりますが、
その意志の強さ、思いの強さに感銘を受け、改めて父の存在を強く感じたところです。





さて、父の突然の死は交通事故によるもの。
押しボタン式信号がある横断歩道上を歩行中、大型トラックに轢かれたそうです。

自身でも事故現場を観てきましたが、常識的には事故が起こりえない場所でした。

トラックの運転手はその場で逮捕されたそうですが、
父にも過失があったのかどうかは現時点でも未だ不明です。

当然のこととして、この方は刑事責任も負うわけで、
嫌疑を固めるための捜査が進められているところです。

起訴されるのか、不起訴となるのか、その帰趨も気になるところではあります。

「証拠、証人も揃っていて状況は凡そ把握しているが、
捜査内容が確定するまで事故状況の説明は待っていただきたい」
というところが、○○警察署交通課の担当官のお話でした。





ところで、
車が歩行者を撥ねたというニュースは日常茶飯事のように目にする昨今です。

我が家はこれまで、人身に関わる自動車事故とは無縁の暮らしをしてきました。
少なくとも自分の生存期間中はこれまで皆無。 子供も含めて。

事故を目撃したことはありますが、
正直に言いますと人身事故はどこか別世界のような意識でいました。

警察庁の発表したデータを見ますと、
2000年以降の20年間、日本における交通事故による死亡者数は毎年減り続けています。
交通事故の発生件数も減り続けているのであります。 とても良いことです。

この統計は1948年から始まっていますが、
昨年、2018年の死亡者数は3,532人で、過去最低の記録を更新したとのことです。

しかしなお、全国では一日平均10人程度の尊い命が失われています。

このうち65歳以上の高齢者に着目してみますと、
全年齢の減少傾向よりも明らかに減少率が緩やかになっています。

従って、死亡者数に占める高齢者の構成率は、年々増え続けているのですね。
高齢人口の構成比率の増加とリニアに上昇しているのかもしれません。

また、高齢者の死亡事故の大きな特徴は、
当然のことながら自動車搭乗中よりも歩行中の事故が多いということです。

交通事故は意外と身近なところに存在しているのかもしれません。





この10年ほどで安全に関する自動車技術の進歩は顕著です。
以前はエアバッグや衝突安全ボディなどの古典的なパッシブセーフティが中心でした。

昨今は、自動車の姿勢制御システムから、
360度監視モニター・アラーム、オートレーンキープ、衝突被害軽減ブレーキなどの、
アクティブセーフティへと主眼が変わり、多くの技術は軽自動車にまで搭載されています。

更には自動運転の実用化も夢ではないところまで来ているようです。

これらのことが、
近年の自動車事故の減少傾向に大きく寄与していることは間違いの無いところでしょう。

しかしながら未だに、
自動車が歩道上の歩行者に突っ込み複数の死傷者が出たといったニュースが流れてきます。

また、横断歩道を横断中の歩行者を撥ねる、轢くといった、
本来あり得ない、全く想定外の事故も散見されます。

自動車対自動車、或いは自損事故が減少してきたことから、
むしろこのような事故の方が際立ってきた感があります。

これらの歩行者が被害者となる事故は、何故発生してしまうのでしょうか?

端的に言えば、やはり運転者の脇見運転、余所見運転、居眠り運転など、
注意力が散漫な状態での運転態度に問題がある場合が多いのだと思います。

もちろん、一方的に全てが運転者の責任とならない場合もあります。
歩行者の信号無視、飛び出し、不注意な歩行など、
運転者が幾ら注意していても避けられない事故もありましょう。

また高齢者の場合は、
運動機能に対する本人の認識と実際の運動機能のズレも指摘されるところです。





最近街中で気になる事象は、やはりスマホ歩きでしょうか。
以前は読書歩きをしている人もいましたが・・・。

このような行為を平然と行う人は、自分自身のリスク管理が全くできていません。
自動車が突っ込んでこようが、暴漢が襲ってこようが、身をかわすことさえできません。

自分自身の身に降りかかるリスクさえ無関心なのですから、
ましてや自分の行為によって引き起こされる他人のリスクなどに気を遣うわけがありません。

また、混雑した通路を歩行中、
前を歩く人が突然立ち止まったり振り向いたりして、ぶつかりそうになることもありますね。

おしゃべりに夢中な複数人が、
狭い通路の幅一杯に広がって呑気に歩いている姿もまま見られる光景です。

自分の身の回りの状態に無関心なのか、注意が行き届かないのか・・・。
とても理解に苦しむ行動であります。

このような方々がハンドルを握ることがあるとすれば、
それはそれは真に恐ろしいことであると思わざるを得ないのです。

自動車技術はかなり進歩しましたが、
現在では運転する、歩行する主体は人そのものです。

従って、主体である人の在り方そのものに起因する事故は、
その在り方自体が変わらない限り現状では避けがたいものとして残ります。





父が突然この世から姿を消して10日以上が経ちました。
しかし前述の通り、その経緯に関しては未だに深い謎が多々あります。

それはそうとして、自身が歩行者の立場にも運転者の立場にも為る身です。

信号に従う、制限速度を順守する、通行禁止区域は通らないなど、
法令や交通ルールを尊重することは当たり前として、
常時周りの状況に気を配り、他者に優しい歩行者、運転者であろうと改めて思う次第です。

自動車事故の被害者、加害者は何も当人同士だけではありません。
どちらにも家族・親族はありましょうし、供に社会生活を送る仲間もいましょう。

父の場合には、突然先生を失った生徒たちがいます。
また事故発生のための渋滞に巻き込まれ貴重な時間を失った方もいることでしょう。

多くの人々の暮らしに多大な影響を与えてしまいます。

この世から交通事故が根絶されることを願い、
歩行者、運転者を問わず、交通法令やルールの遵守はもとより、
常に周りに注意を払い気を配ることを全ての人々にお願いしたいところです。







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Last updated  2019.08.19 17:23:01
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