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アウトドア親爺の徒然日記

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2019.08.30
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カテゴリ:旅行


8月30日(金)

5月28日から7月3日にかけて周遊した北海道。
その放浪記も第50回となりました。 まだ書いておきたい題材はあるのですが・・・。

この辺りで一度〆ましょう。 残りは後日、思い出したように書くことにします。

そこで最終回は道東でお世話になったお宿のこと。 宿泊した順に3軒まとめて記します。

網走市の「わしのとまり木」、
標津町の「田舎家 グリーングラス」、そして霧多布岬の「エトピリカ村」です。

何れのオーナーも自然をこよなく愛し、関東地方から移住された素敵な方々です。

先ずは網走市の「わしのとまり木」。
釧路駅と網走駅を結ぶJR釧網本線。 その網走市の端に「北浜」という駅があります。

下の写真がそうなのですが、右手は直ぐにオホーツク海。
線路から20mほどで砂浜になります。 日本で有数の海に近い駅かもしれません。
少なくともオホーツク海には一番近い駅だそうです。

今は無人駅で、一日当たりの乗降客が20人を超えないぐらい。
利用客はとても少なく寂しい風景なのですが、ロケなどに良く使われる人気の駅です。

この駅舎を利用して1986年から喫茶店「停車場」が開業しています。
北浜駅は無人駅ですから、列車の切符の販売などはこのお店に代行委託しているようです。

このロケーションですからね。 冬は流氷がバッチリ見えるのだそうです。
お料理も美味しいとの評判のお店。 ただし列車ではなく車で訪れる人がほとんどだそうです。

この駅から海と反対側を見ますと丘の上に一軒家。





これがお宿「わしのとまり木」なのです。
海側のお部屋からは、やはり流氷が見られますね。 それも眼前に視界一杯に・・・。

恐らくは・・・。 見たことないので想像です。

オーナーの金指功さんは自然ガイドもされていて、
近隣の生態系の調査にも参加されることがあるのだとか。

小清水原生花園の売店のおばちゃん、おじちゃんとも話題になりましたよ。

下が金指さんのブログのURL。
http://kanazashi.blog2.fc2.com/ とても参考になります。





このお宿は500mも行けば濤沸湖。

濤沸湖はガン・カモ類やオオワシ・オジロワシの越冬地として名高く、
最近ではタンチョウヅルも繁殖する国内有数の野鳥の楽園なのだそうです。

金指さんは冬の方が気合が入るようですね。
いろいろとお話を伺えて、たいへん楽しい滞在期間でした。

因みに、中はとても清潔に保たれていて快適でした。
朝食もサービスなのですが、毎朝早く出かけたのでいただけませんでした。





自家用車があればサロマ湖畔のワッカ原生花園や、
知床半島の宇登呂、摩周湖方面や屈斜路湖、阿寒湖方面もアプローチ可能です。

お隣の清里町にある「さくらの滝」や「神の子池」も教えていただきました。
後日訪問しましたがとても素敵なところでした。





お隣の小清水原生花園駅。 可愛い駅舎が観光客に人気。
北浜駅とは全く雰囲気が異なりました。

JR釧網本線は釧路湿原の中も通りますし、
のんびりと鉄道の旅をしゃれこむのも素敵なんだろうと思いました。





お次は標津町の「田舎家 グリーングラス」です。

とても大きなログハウスに僅か四部屋だけ。
しかもオーナーの小島英二さんの居宅は別棟。

従って共用スペースが広大で、とてもリッチな気分になれますよ。
設備もとてもお洒落ですが、それでいて宿泊代はとてもリーズナブル。

小島さんは2代目のオーナーさんですが、
先代さんは最初オーベルジュとして開業したのだそうです。

3泊させていただきましたが、最初の2泊は貸し切り状態。
最後の晩は同じ千葉県の方がお泊りになり、ご一緒にお話が弾みました。





お宿の周りはぐるりと防雪林が囲んでいます。
これも森の中の一軒家を演出していてとても静かで寛げます。

ただし小島さんのお話では、冬の降雪時は曲者なのだそうです。
風が遮られるとそこに雪が溜まってしまい、かえって除雪が大変なのだそうです。

標津町辺りの地図をご覧いただくとお分かりになりますが、
道路が碁盤の目のように整然と走っていて、計画的に開拓されたことが窺えます。

碁盤の目の中はほぼ全てが牧場です。 そして境界には防雪林があります。
原生林ではないのですが、この林の中は獣が移動する道になっています。

ヒグマもいます。 お尻だけですが目撃しましたよ。
小島さんは車でエゾジカと競争になったこともあるとか。

このお宿のお庭は鳥たちがひっきりなしにやって来ます。
お話をしている時には、カッコウかツツドリと思われる鳥が電柱(自然木)で遊んでいました。

また、アカゲラが突いて穴を開けるだわ、エゾシマリスが屋根で遊ぶだわ、
煙突の中にエゾモモンガが潜り込むわ、そのようなお話を伺っていると、
お宿の窓から一日中外を観ていても飽きないかもと思ってしまいました。

2日目の夕方、一雨降った後の夕景。
お宿の林を抜けて前の道から撮りました。 お山は武佐岳。





暫くしたら小島さんも出てきて歓談しながらしばしお散歩。
反対側を見るととてもきれいな虹がかかっていました。





翌朝の朝、近所の牧草地から登る朝陽。





反対側に見えた武佐岳は、朝霧の中に浮かび上がりとても幻想的でした。

このお宿は野付半島、知床半島の羅臼、摩周・屈斜路と、
各方面へのアクセスが良好です。 また中標津空港も近く便利ですよ。

ただし、最寄りのスーパーやコンビニは本当に遠いです。
スーパーは4km以上、コンビニ(セイコーマート)に至っては15kmもあります。

食料の確保は計画的に、です。





最後は霧多布岬の「カントリーハウス エトピリカ村」です。

このお宿は年期が入っていますが、中はとてもきれいですよ。
サービスで朝食をご馳走してくれます。

周りはぐるりと原野。 草原性の野鳥の宝庫となっています。
また近所では馬が放牧されていて、非日常感が満喫できますよ。

オーナーの片岡義廣さんによりますと、
霧多布岬では陸からラッコの親子が観察できるそうです。

最近お庭にはエゾセンニュウが姿を現したとか。
確かに滞在中、直ぐ近くの茂みで「ジョッピンカケタカ」と大声を張り上げていました。

朝晩にはお宿の上空をヤマシギが通過。
もちろんオオジシギもディスプレイフライトを披露してくれます。





霧多布湿原では再びおすわりキツネに遭遇しました。
まだ幼い印象ですが。 考えてみたらキツネはネコ目イヌ科。 おすわりしても可笑しくないか。

キツネなんて北海道に来るまでは動物園の中の動物。 見慣れてないからねぇ。





さて、嘗てはエトピリカが繁殖していたというアゼチ岬の沖合。





手前の小島はその名も「小島」。 横の岩は「ゴメ島」。
沖合の少し大きな島が「嶮暮帰島」。

少し年配の方なら覚えているかもしれませんが、
「嶮暮帰島」は動物作家の畑正憲さん(ムツゴロウさん)が最初に移住した先です。

1年ほどで島を離れ対岸に移り、ここに動物王国を開設したんですね。
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」というTV番組もありました。





アゼチ岬の途中まで歩いて行ってみましたが、
崖から落ちそうなので途中で引き返してきました。





二泊三日の駆け足でしたので、霧多布周辺は少々消化不良。
このような大場所だとは予想していなく、事前学習も全く不足。

時間が足りず行けなかった場所も多々あり。

次回訪れる時は片岡さんのレクチャーをしっかり受けたいと思いました。


さて、北海道に移住した自然派オーナーが営む3軒のお宿でした。
自然観察を目的に宿泊するには持って来いですね。

こちらが知りたい情報を持っていらっしゃる。
何を知りたいかを予め理解してくれているような気がします。

皆様には本当にお世話になりました。 この場を借りて感謝申し上げます。
また機会がございましたらお邪魔したいと思っております。






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Last updated  2019.09.02 16:13:48
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