|
カテゴリ:カテゴリ未分類
10月10日(木) 霧多布岬の三日目も早朝に岬まで行ってきました。 台風18号の影響で、朝からどんよりとしていました。 海上は風とうねりが出始め、昆布船は出漁中止のようです。 親爺一人の静かな時間が過ぎていきます。 岬の先端はカモメが行き交っているばかり。 ボーと見ていますと、白いカモメが左手を岬の先端に向かっていました。 右手から再び現れると予想しカメラを準備。 案の定、先端を周り手前に向かってきます。 シロカモメでした。 初列風切が白いので間違いありません。 上から肉眼で見ると真っ白に見えました。 北海道では珍しくないと言いますが・・・。 ゴロゴロしているというほどの印象は、今のところありませんね。 オオセグロカモメやセグロカモメが100羽いても、シロカモメは見つからない感じ。 もっと寒くなるとカモメの数自体が減るのかな。 すると居残りのシロカモメが目立つようになるのかもしれませんね。 時期と場所に依るのかものかもしれません。 シロカモメは大型カモメの中では最も寒冷地を好みますから・・・。 銚子まで南下する個体はごく少数。 しかも成鳥は少ないようです。 お宿に戻る途中、タヒバリの撮影ができました。 「チッ、チッ」と鳴いて飛び回っているのですが、人影を見ると直ぐにいなくなってしまいます。 お宿の周りでは、カワラヒワが「ル、ル」と鳴いて多数飛んでいます。 これから南下していくのでしょうか。 エトピリカ村の村長さんのお話では、岬ゆえ渡り鳥が多く通過していくそうです。 これはノビタキ。 ♂でしょう。 夏に観たノビタキの姿とはかなり異なります。 身体全体オレンジ色が濃くなっていました。 これまたエトピリカ村の村長さんのお勧めで、 霧多布湿原の端に位置する奥琵琶瀬野鳥公園に行ってみました。 前日にはミサゴがいたそうですが・・・。 ミサゴは空振り。 しかし広々とした気持ちの良い場所でした。 遠くにはタンチョウの番の姿。 多くのハシビロガモやヒドリガモ、オナガガモがお食事中でした。 ちょうど干潮時で、この辺りは浅くなっているのですね。 逆立ちするとカモたちは底にくちばしが届くようです。 潜水がちょっと苦手なカモたちに特有のお食事風景です。 ここでもクジャクチョウを目にします。 続いて霧多布湿原センターから、四番沢林道、三番沢林道をお散歩しました。 木道の上にはエゾアカネ。 全身真っ赤なきれいなトンボです。 エゾアカネは北海道でも道東でしか繁殖していません。 しかも数はそれほど多くなく、どちらかというと珍しい部類でしょう。 ♂と♀が繋がった姿も見ましたから、 霧多布湿原では間違いなく繁殖しているのでしょう。 またメロンパンのようなキノコを発見。 そのうちの一つにエゾアカガエルが乗っかっていました。 キノコついでにカラマツ林のキノコ畑。 あんなのやらこんなのやら。 ずっと「フィ、フィ、フィフィホ」と鳴き声がしていました。 しばらくして遠くのヤナギの枝にこの子が出てきました。 ベニマシコ♂です。 未だ南に渡っていません。 暖かいし食糧事情も良いようです。 上の枝に飛び移り・・・。 ♀も出てきました。 近くにいたようです。 湿原側にもいました。 もう冬羽に衣替え。 目付きが優しくなっていますね。 ♂も可愛くなっています。 三番沢林道を上がっていきますと、森の中にゴジュウカラ。 道東ではたいへんに多い小鳥です。 たいてい枝に留まらず直接幹にしがみつきます。 この後霧多布岬に戻り、エトピリカ村の村長さんの秘密の場所に行きました。 その場所からはラッコが見られるのですよ。 崖上ですけど。 ちょっと怖かった。 親子3匹。 呑気な父さんラッコと子育て上手な母さんラッコ甘えん坊のお子ちゃまラッコ。 全て確認できましたが、村長さんのようにきれいな画は撮れません。 天気が悪い。 明日の日記はそれで決まり。 やっと霧多布岬が終わります。 うーん盛沢山。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.18 20:51:23
|