藤沢の名店「そば酒房 陽ざ志」訪問
1月14日(火)三連休の最終日、ポカポカの良い陽気でした。早朝は雲が広がっていましたが、気が付いたら晴天に・・・。陽気に誘われ船橋三番瀬に行ってきました。末っ子も珍しく行くというので一緒にお出かけ。偶には広い青空の下でボッとするのも良いでしょう。昨日の潮回りは中潮。深夜の干潮はバッチリ引きますが、昼間の干潮は中途半端。それにしても干潟が全く出現しないわけではなく・・・。干潮は12時過ぎなのでゆっくりと自宅を出発しました。1月の連休は皆さんお出かけ疲れか成人式か、以外と道はガラガラに空いていてあっという間に到着してしまいました。思ったよりも干潟にシギ・チドリは出てこなかったものの、ウミアイサの大群の追い込み漁や大きなボラを抱えたミサゴ、居眠りばかりのビロードキンクロや人気者オニアジサシの姿を見ることができました。その様子はまた後日。今日の日記は三連休の初日のこと。藤沢の名店「そば酒房 陽ざ志」さんに行ってきました。いつも通り、お蕎麦良し、お酒良し、肴良しの三拍子が揃っていました。いや、益々パワーアップしてきた感がありました。カウンターの上に大きな黒板。 年末に細工をされたそうです。この黒板には、グランドメニューにない、店主の渡邊 充寛さんが全国より厳選したお酒や肴が紹介されています。手書きの日本地図の上には、何処の県が産出したお酒か、肴かがプロットされていて実に分かり易いです。そのうちに全都道府県が埋め尽くされるのではないかと期待をしております。このお酒は毎年恒例のお正月の振舞い酒。今年は秋田県由利本荘市の天寿酒造が醸した「天寿 純米大吟醸生酒」でした。香が立ち程よい酸味が味を引き締める、スッキリとした美味しい日本酒でした。隣は滋賀県の竹内酒造の「日向へべすのおいしいお酒」。昨年末に訪問した時以来、奥様のお気に入りのお酒です。「へべす」とは聞き慣れないものですが、宮崎県特産の柑橘なのですね。漢字では「平兵衛酢」と書くようですが、江戸時代に平兵衛さんが発見したそうな。日向は「ひゅうが」と読みたくなりますが、「ひむか」と読ませるそうです。お料理では、すだちやかぼすと同じように使えるのだとか。へべすは酸味がまろやかで香りが強いのが特徴。この果汁を日本酒に加えた新しい感覚のリキュールです。奥様がチョイスした「珍味の三種盛り」。左奥は小田原産の干しほたるいか。真ん中は福岡産の醤明太(ひしおめんたい)。 右は静岡西伊豆産のしおかつお。醤明太は初めて食しましたが、ピリ辛で実に美味なるものでした。明太子の皮の佃煮だそうですがお酒が進みます。 御飯も進みそうです。これは「旬野菜のサラダ」だったかな。 早くも記憶があやふやです。写真撮る前に食べ始めてしまい、左右が少し痩せてしまっておりますな。美味しいものは取っておけない質なのです。記憶があやふやになっている原因はやはりこれですね。「飲み比べ三種」。 自分で指名もできますが、これは店主の渡邊さんにお任せ。左から「新政(秋田県)」、「里音(神奈川県・さとのおと)」、そして一番右は「庭のうぐいす(福岡県)」 というラインアップです。秋田県を代表する新政酒造の逸品。まるで洋酒のようなラベルが貼られていますが生粋の日本酒ですよ。毎年出される干支シリーズの2020年版。新年の元旦に出荷される「純米しぼりたて」です。とてもフルーティーなお酒でした。 インパクト大です。最近の日本酒のラベルは工夫されていてきれいな意匠が多いのですが、新政酒造のラベルも突き抜けているものが揃っていますね。奥様の二杯目は「はんなり柚子」。これもまた、竹内酒造が造ったリキュール酒。こちらも負けじと、更に「飲み比べ三種」。この辺で、店主のお父様もお店に顔を出されました。一緒に四方山話をしているうちに、すっかり呑み過ぎシールですな。更にお酒の追加。この日は電車に乗って藤沢まで行きましたから、何の心配もなく調子よく呑み過ぎてしまいました。 いや本当に・・・。最後のほうはお酒の味も良く分からず・・・。この間、「そばコロッケ」や「せいろそば」もいただきましたが、写真撮るのを忘れ、ムシャムシャと食してしまいました。我が家からは、一回乗り換えの1時間45分ほどのショートトリップですが、通勤のことを思えばそれほど苦でもありませんね。本音を言えば我が家の隣にあると嬉しいのですがね。冒頭に三拍子揃ったと書きましたが、店主・渡邊 充寛さんのお人柄も素晴らしく、端々に丁寧なお仕事振り、お客さんに対する気配りが感じられ、静かなジャズが流れるお店の雰囲気も合わせ、何拍子も良しの素敵なお店です。あまり間を開けずに、また訪問したくなりました。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り