彩夏(ayaka)の人生いろいろサ!!

2005/04/18(月)05:30

精神障害者として働くということ

私は今の職場に援助就労(精神障害者の就労トレーニング)から入り、3ヶ月の実習後運良くそのまま正規のパートとして雇ってもらい、1年間食品売り場で品出しの仕事をした後、販売の仕事がやりたいと申し出て、家庭用品売り場に異動させてもらい、今3ヶ月です。 今の上司にもジョブコーチから私が精神障害者であることを話してもらったのですが、上司はあまり理解ができなかったらしく、「どんなことに注意したらよいですか?」などと聞かれてしまったので、「普通に接してやって下さい」と答えたそうです。 やはり障害者ということで警戒されてしまったのか、私は今だにレジをやらせてもらえません。普通は配属前にレジ研修を受けてから来るのですが、私の場合ははじめ研修期間ということで、それもなかったのです。実習先を探すときも「精神障害者」というだけで、販売は接客業なのでことごとく断られてしまいました。 なので私の主な仕事は品出しです。あと手が空いていれば商品整理や掃除ぐらいです。これじゃあ食品売り場にいた時と同じじゃないの。他の人は商品によって担当が決まっているので、発注したり模様替えしたり、値下げしたりいろいろと自分の商品のことに気を配っていますが、すべての商品に担当が決まっているので、私の入り込む余地はありません。 先日は改装前の売り尽くしセールで、みんなレジに忙しくてがんばっているのに、私はわずかな品出しと、裏で少し値付け作業をしたのと、あとはやることなくて売り場でうろうろしながら、商品整理をしただけでした。 なんかみんなに申し訳ないのと、自分の力のなさ、自分は使いものにならない、というふがいなさとで涙が出そうで、自分を卑下する気持ちでいっぱいでした。 要するに私は「品出し要員」として採ってくれただけなのだと思います。このまま何も変わらないと思います。品出しなんて体使うだけで頭使わないもの。レジはお客様と接するし金銭が絡むから、私のような精神障害者がやって何かあってはいけないと思い、やらせてもらえないのだと思います。 デイケアの仲間には普通に求人広告でアルバイトを探して、ホームセンターのレジをやっている人もいます。もちろん精神障害者であることは隠して健常者と同じように働いています。仕事覚えるまでは大変だったようですが、立派にこなしています。偉いです。私はその人が羨ましくて仕方ありません。 ジョブコーチ、デイケアスタッフ、病院の先生、多くの人達の支援を受けながら私はやっとここまで来ました。過去には社会復帰を試みようと、アルバイトをして何度も失敗し大きな挫折を味わいました。ここまで来るのは本当に大変なことでした。皆さんの支援あってこそ今の私があるのです。 そんな私が皆さんにこんなことを言っては「なんて恩知らずだ」と思われるかもしれませんが、私も健常者と同じように働きたい!病気する前のバリバリ働いてた自分に戻って自信を取り戻したい! しかし実際問題としてもう私の年齢では仕事がありません。ひとり暮らしなので生活を立てなければならないのです。病気(うつ病)をしたため、体力、気力、判断力、集中力、理解力などが落ち、神経症も抱えているので、他人の言葉や態度に傷つきやすく、不安感がとても大きくて、職場で人間関係をとっていくのも難しいのです。 だから何とか今の所でしがみついて、簡単に職を手放すわけにはいかないのです。収入も足りないしフルタイムで働くのも無理なので、近く障害者年金も申請します。 それなのにこうやって「私は障害者です」と言いながら、健常者と同じに働きたいなんて、やっぱりムシが良すぎますよね・・・

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