2006/10/27(金)15:42
未知の仕事にチャレンジしました!
前回3月に投稿してから7ヶ月振りです。この数ヶ月のうちに、私は仕事をしました。前の仕事を辞めてから落ち込み、とても仕事をする気になれず、ずっと落ち込んでいたのですが、ひょんなことから、仕事に就きました。デイケアのプログラムでハローワークに行き、一緒に行った男の人が、求人票をプリントアウトして、ある会社に電話したのですが、そこは女の人が欲しいということで断られてしまい、私がその求人票をもらったのです。
小さな工場で金属ボルトのバリを取る検査業務。1日3時間半、週3日以上とありました。こんなおいしい仕事はない、と思って思い切って電話して、週3日、午後からの勤務で採用してもらいました。今までずっと販売、接客業の仕事をしてきた私にとっては、全く畑違いの未知の仕事です。
5月のゴールデンウィーク明けからの勤務です。社長の奥さんともうひとり3月に入った、パートのおばさんと3人でした。社長の奥さんはとてもいい人で、とても優しく仕事を教えてくれました。病気(うつ病)のことも打ち明けました。奥さんは初め少し驚かれたようですが、偏見することなく、普通に接してくれました。パートのおばさんもいい人で、3週間が経ちようやく仕事にも人間関係にも慣れて、いい感じでやっていました。
・・・ところが!そんなある日社長から1本の電話が。「検査品が上がって来てなくて、いつになるのかわからないので、しばらく仕事を休んで下さい」とのこと。不安な思いで、毎日を過ごしていましたが、それから2週間で結局解雇されてしまいました。仕事も人間関係もいい感じでやっていて、やっと慣れてきただけに、本当にショックでした。
そんな落ち込んでいる私に、デイケアの友達が「郵便局で短期のアルバイトを募集している」という情報を教えてくれました。HPアドレスを教えてもらい、応募して面接を受けて、週4日、午後1時~5時で採用されました。7月上旬から8月上旬までです。
仕事の内容は、小包や郵便物の区分け、ダイレクトメールの整理などでした。しかし今度は大きな郵便局だけに、仕事が厳しいのでは?とか、人間関係が複雑では?とか不安でした。研修だけでとても疲れてしまい、明日からこんなんで仕事大丈夫だろうかと。
仕事を始めると、広い局内をあちこち移動したり、区分けするのにわからなくて、小包持ってウロウロしたり、いろんな上司や先輩を紹介されたり、覚えることが多くて、初めは疲れました。
私に仕事を教えてくれたのは、勤続20年の大ベテランのパートのおばさん。初めは感じ悪いなーと思ったのですが、私が仕事を覚えて一生懸命やってると、次第によくしてくれるようになりました。辞める時にはお別れの品までくれました。他のパートのおばさん達もいい人達でした。しかし嫌な上司というのは、どこにでもいるものです。ここにもいました。何度か嫌な思いをしましたが、ロッカーでおばさん達にグチって、慰めてもらいました。1ヶ月だったので我慢できましたが、長く勤めたらどうなっていたでしょうか。
ここでは病気のことは一切明かさず、誰にも話さなかったので、健常者と共に働き、人間関係を持ち、同じように働けたということは、大きな自信になりました。前職は援助就労から始めて、そのままそこでパートとして採用してもらい、障害者ということを明かしていたので、警戒されて健常者のように仕事を任せてもらえなかったり、自分でも「みんなとは違うんだ」という気持ちがありました。
こうして今回、工場、郵便局と今までやったことのない、畑違いの未知の仕事に、なぜチャレンジしたのか?それは前職の販売の仕事をしたことでわかりました。
病気になる前、私は接客の仕事、物を売る販売という仕事が好きでした。お客様と接することが楽しかった。物を売るための様々な売り場の仕事が好きでした。それが病気になってからそういった仕事をしてみて、それらのことが苦痛になってしまったのです。接客するのが楽しくない。お客様にいろんなことを聞かれて、臨機応変に対応しなければいけないのは、自分には向いてない、と思いました。それでは正反対の人と接しない仕事をしてみようと思ったのです。
そして私は今8月下旬からずっと、障害者の職業適性検査に通っています。来月の上旬位には終わるでしょう。そうしたら仕事探しです。もう年齢的にも厳しいので、あれこれとチャレンジをしている時間はもうありません。ここで適正をみつけ、自分に合った仕事に就きたいのです。ひとり暮らしで生活かかってるので、フルタイムで働けるようにならないと。とはいえ一般就労で正社員は年齢的に無理なので、障害者就労で正社員を目指してます。病院の先生の話では50歳位まで大丈夫というけど本当かな?今はまだとてもフルタイムで働ける体力も気力もないので、段階を踏んでチャレンジしていきたいと思います。