2006/08/01(火)14:52
長野
2泊3日で長野に行ってきました。
好きなだけ川を見て、好きなだけ山をみて
とっても幸せな気持ちになりました。
日々の忙しさから開放されて、
私は幸せな気持ちです。
2日目に信州大学病院に行きました。
慢性期実習の時に受け持っていた患者さん
のお見舞いです。
信州大学にはそこでしか受けられない
治療があるから。
外来の時も「治療できる」と言われてきたのに、
入院したら「対象外」になっていたそうです。
正直、びっくりしました。
ショックというより、私が医療不信になりそうだった。
だからきっとなおさら患者さん、ショックだったと思うな。
アミロイド腎になっていたのはわかる。
けど、消化器にも、少し心臓にもアミロイドが
ついていると聞いて頭の中、白くなった。
東京の病院でもできる治療に切り替えて、
予定よりも半年くらい早く治療を切り上げて
戻るそうです。
一緒にカフェでお茶を飲む約束をして、
帰ってきました。
少し心にダメージが出来たので、
一人で川原にいき、おやきを食べました。
川の流れをずーーーと見ながら、思いを川に
流しながら。。。
少し凹みましたが、3日目、
素敵な出会いがありました。
長野駅にある「珈琲屋」に行きました。
珈琲の値段、一杯2500円
こんな珈琲初めてでした。
でも、高いとは思わなかったな。
おじいさんの入れた珈琲は苦くなくて、
上品で、バラの味。
さわやかで、今までに飲んだことのない珈琲でした。
おじいさんが砂時計を出してこういいました。
「この珈琲は飲んだら終わりじゃないんですょ。
砂時計のように下にたまるように、カップからあなたに。
私からあなたの中にいくのです。だから飲み終わっても
さみしくないのです。思いでも一緒です。
今このときは砂時計のように過ぎていくけれど、
ちゃんと残ってる。心の中にね」
このおじさんにもう一度会いたいのだけど、
来年の2月14日に閉店すると言う。
もう一度、珈琲を飲みたい。