北海道道東旅行その7(旅行最終日)
北海道道東旅行その6(北こぶし)の続き・・・・出きることならもう1泊くらいしたいところだが、楽しい時間はあっという間でこの日は旅行最終日。宿泊したウトロ温泉から帰りの飛行機に乗る女満別空港までは、車で2時間みておけば余裕だろう。羽田行き13時40分発なので、残り少ない滞在を時間と相談しながらめいっぱい楽しもう!知床峠方面は10月末から既に冬期間車両通行止めになっていたが、せっかく来たのだから行けるところまで行ってみようという話になり、まずは知床横断道路を行くことに♪出発時の天気は曇り。前日ほどの寒さではないにしろ、風は強くオホーツクの海は白波立っていた。走り始めてすぐに今まで見たことのもない不思議なものが目に飛び込んできたので、思わず車を止める。海岸に打ち上げられているこれは泡?モコモコしていて、空中を低浮遊しているものもある。気になったので後日調べてみたところ、この泡は「波の花」と呼ばれるもので、寒さ厳しく波の激しい時、岩に叩きつけられた海水が白い泡となる珍しい現象なのだそう。オホーツク海の冬の風物詩は流氷だけではなかったのだと、2度目の知床旅行で新たなる発見!でも、厳しい条件下の中であるからこそと考えると、よりこの海の恐ろしさを感じてしまうね この先少し進むと、知床国立公園入り口の「幌別橋」が 海沿いはここで終わり、そこから先は景色も一変、原生林に挟まれた幅員の広い道へとかわる。直線道路を軽快に走り抜けていくと、今度は左手前の歩道に親子と思われるエゾシカ発見! すぐに車を止めてカメラを構えるが、道路を横断して反対側の林へと入ってしまった。それでも群れで行動するだけあって、近くにはほか数匹のエゾシカの姿があり、親子が来るのを待って移動を始めるその微笑ましい光景にしばし癒された♪レンタカーを借りる際、エゾシカの飛び出し事故には十分注意するよう言われて警戒して走ってきたわけだが、最後の最後にこういう形で出会うことができて良かったと思う!今回の2泊3日の旅行で出会えた動物は、北きつね、丹頂鶴、牛、馬、そしてエゾシカ。犬や猫の姿は私たちが走ってきたコースの中では1匹も見かけなかった・・・・自然豊かな道東地区では、圧倒的に自然動物のほうが多いことは間違いないだろう。 この後、知床自然センターの先で車両通行止めになったので折り返して空港へと向かうが、ウトロから網走に抜ける一本道は、距離はあっても観光スポットはなく、田園風景をひたすら走リ続けることに。やっと現れたのは網走海鮮市場で、駐車場の前にはひときわ目をひく巨大なニポポ像! 像のすぐ後ろの浜では、寒々とした景色の中にカモメの群れがあり、その風情感じる光景に、演歌の歌詞が頭をよぎる荒々しいオホーツクの海上を強風にも負けずに舞うカモメ、改めて思ったけどカモメってたくましいなぁ! 網走と言えば、観光目所で真っ先に思い浮かぶのが網走監獄だが、前にも来たことがあり時間的に無理があるので、今回はあやの希望で空港から30分ほどの距離にある「オホーツク流氷館」を見学することに 空いているかと思いきや、館内は中国人のツアー客で大賑わい。のんびりしている時間はないので、人の波をかきわけて前へと進む流氷体験室では本物の流氷が展示され、入室前に渡された濡れタオルを振り回すと数十秒で凍りつく。マイナス15度の世界は、十数年前に流氷観光船に乗船した時の寒さを思い出させてくれた館内を一通り見て回った後、あやは名物の流氷ソフトを食べて、思い残すことなく?空港へ。 レンタカーを返却し、女満別空港に入ったのはお昼を回って出発の1時間前。旅の最後は、空港内レストランの海鮮丼で締めくくろうと考えていたのだけど、みんな朝食バイキングを食べ過ぎたせいで、食欲あらず昼食抜き・・・北海道との別れを惜しみながら、一路家路への飛行機に乗り込んだ。 11月6日羽田出発、2泊3日の道東旅行は総移動距離390キロ。女3人言いたい放題、ばあちゃんが足を痛めるというアクシデントはあったが、それぞれの胸に思い出に残る楽しい旅になったと思う!窓からの富士山を眺めながら、「あ~、これから帰って後片付けしなきゃ・・・」と現実に引き戻される思い 羽田到着後は、海鮮丼を食べれなかった事が何となく心残りで、その日の夕食用にと空港売店で購入。 その後、リムジンバスに乗り、7時過ぎに3日ぶりの我が家に無事到着!旅行記としてはこれで終わりとなりますが、最後の最後にもう1章北海道道東旅行その8(番外お土産編)に続く・・・