月曜から金曜まで慌しく時間は過ぎ、やっと気が抜ける週末
出来ることなら土日の夕食くらいは、何も作りたくないというのが本音・・・・
それでもお腹を空かせた家族がいる以上、何か用意しなきゃならないわけで
チルドピザを焼いたり、冷凍食品をチンしたり、お惣菜に頼ったりが多くなってしまう中、
月に1度位は、パパの一言で焼き鳥dayになる日がある
「やったぁ~!今日は焼き鳥だ~」
家から自転車で4,5分の距離にあるここの焼き鳥が本当に美味しくて子供達も大好き!
いつも、電話で注文してから、焼ける頃を見計らって取りに行くのだけど、
最近はそれが”こうた”の仕事になっている
この日も、パパに「焼き鳥屋行って来い!」と言われ、
「まったく面倒くせえな~」と文句を言いながらも、渋々取りに行ってくれた
そして、焼き鳥を持ち帰り、”こうた”はすぐにお風呂に入る
(我が家はお風呂に入ってから夕食なので)
その間に、私は焼き鳥をテーブルに並べ、お風呂から出た”こうた”を待って、みんな席に付く
ところが、「いただきます」と食べ始めたところで、
パパが、お皿の上を見渡して「レバーがないぞ・・・」と騒ぎ始めた
この店の焼き鳥の中で、1番食べるのを楽しみにしているレバーを、パパは毎回3本頼んでいる
この日も間違いなく注文しているはずだが・・・・
すぐにお店に電話して確認すると、店主もハッと入れ忘れたことに気づき申しわけなさそうに謝る
すかさず、パパは”こうた”に「レバーを取りに行ってきてくれっ」と命じた
「はぁ~~~?、俺ヤダよ。パジャマだし、又着替えなきゃなんないじゃん」
「パパが我慢すればいいことじゃん」
それは、”こうた”だって文句の1つや2つ言いたくもなるだろう
そこでパパが言う
「お前にレバーを食べられない俺の気持ちが分かるか?ここのは旨いんだよ。ほかのは我慢できてもどうしてもレバーだけは食べたいんだよ。楽しみにしていた食べ物が食べれない気持ちがおまえに分かるか?」
腑に落ちないパパの言い分・・・・
「とにかく取りに行って来いっ!」と半ば強制的に言われ、最後は従うしかなかった”こうた”
やりきれない気持ちを胸に洋服に着替えなおし、パパのレバーを取りに再び焼き鳥屋に走った
ちょっと気の毒・・・・・
持ち帰った袋には、レバーのほかにつくね3本が入れられていた
すっかり冷めてしまった焼き鳥を温めなおし、気を取り直してみんなで「いただきます」
不機嫌な顔で食べ始めた”こうた”も、食べ終わる頃には何事もなかったように普通に戻っていた
こういう単純な”こうた”をママはいつも偉いな~と思っている