50代からの選択/大前研一
50代からの選択―ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか (集英社文庫 お 66-1)50代からの選択第1章 広がる世代格差 □ サラリーマンは大卒で入社後、最初の10年間でどこまで行けるかが勝負で、その後、会社にいて身につくことなど何もない。 □ 社会人経験者を採用するなら、30歳プラスマイナス2歳まで □ 35歳以降は、自分で目標を掲げ、目線を上げて、さらに高い次元に向かって努力するということを、意識的かつ強制的にやらない限り知的進歩がないのだ。 □ 35歳のときにやっていた仕事と45歳になってやっている仕事が実質的には全く同じ、なんてことがざらにおきる。 □ 今のような時代に強いのは、しがらみのない若いトップが、素早い意思決定で、思い切ってバットを振っている会社だ。 □ この20年間くらいの間で急速に伸びた会社は、ほとんどが一つの事業に特化した会社だ。 □ 失うものをもたず、しがらみにとらわれず、狭く深くやったものが勝つ。これがデジタル社会のルールだ。 □ リセットするときは、失うものの価値をカウントしてもったいながったりせず、ストンとゼロにしなくてはダメなのである。第2章 日本の平均年齢50歳の時代 □ 顧問として入った会社でとるべき態度は二つ。徹底して改革派を演じる。守りの権化みたいな立場を取る。 □ あなたの経験、白髪、思慮深さといったものは、すべて仕事をしていく上での武器になる。 □ 会社というものには、AとBの役割が必要なのだ。だから、あなたがBに徹している限り、死ぬまでちゃんと役割はある。 □ 二つ格下の会社で輝け □ 50歳からの仕事場を、都会だけに限定せず、地方に拡げると、チャンスは大きく拡がってくるといえそうだ。 □ 勝負は人間性だ □ 同じ培養液で育った先輩の失敗パターンほど、会社員人生をリセットする必要性をあなたに教えてくれるものはないと思う。 □ 奥さんに見栄を張るな □ 悩めば解決する問題については、一生懸命に考えてなるべく早く解決する。悩んでも解決しないことについては悩まない。この二つを実践すると、人生はかなり生きやすくなる。 □ 「とりあえず」はやめなさい。これが人生を狂わせる。 第3章 第2の人生に備える □ 残りの人生であと何回楽しめるのか □ 60歳、65歳になったときに、「やりたいことが10個以上ある」ことは、その後の人生を充実させるための最低ラインである。 □ 退職後は、リスクを抱え込まない、新しい借金をしない。仕事は趣味と考える。欲を出して儲けようと思わない □ 松下幸之助さんと稲盛和夫さんは、共通して「願望を持たな、あきまへんで」と言っている。成功したいと思ったら、強い思いをもたなくてはいけません、と、そればかりを言っているのだ。 ☆彡大前研一さん著稼ぐ力/大前研一 日本の論点/大前研一 サラリーマン「再起動」マニュアル/大前研一私はこうして発想する/大前研一 ロウアーミドルの衝撃/大前研一 即戦力の磨き方/大前研一ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代日本復興計画/大前研一50代からの選択/大前研一☆彡 こちらもどうぞ書籍のタイトルにお勧め年代が書いてある本