日本の論点2015~2016/大前研一
日本の論点(2015〜16) [ 大前研一 ]価格:1728円(税込、送料無料) (2017/6/24時点)日本の論点2015~2016/大前研一(amazon)プロローグ□ 論点は広げればいいというものではない□ バラマキをやって地方が「創生」した試しはない大前流「超参謀メソッド」大公開□ 中進国が伸びると人件費が上昇して国際競争力を失う□ 参謀五戒1)参謀たるもの、「イフ」という言葉に対する本能的恐れを捨てよ2)参謀たるもの、完全主義を捨てよ3)KFSに徹底的に挑戦せよ4)制約条件に制約されるな5)記憶に頼らず分析を□ 自分のインタレスト(利益、利害)を捨てよ□ 大将の能力、力量を正しく見極められなければ、参謀は務まらない「アマゾン」の一人勝ちはなぜ起こるのか□ ネット通販の王道は、ポータル、クレジットカード、物流を押さえること。だが、豊富な会員さえ獲得できれば、ポイント変換サービスを利用する手だってある。どこまで続く「ソニーの一人負け」□ 世界中で繁栄しているのは新しいものをつくりだした人であり、企業だフランス人COO誕生へ!武田薬品工業は成功するのか□ 経営者は自分の選択肢を狭めるようなことを言うべきではない長期衰退を止めるには移民政策しかない□ 移民政策によって新興国と同じようなデモグラフィ(人口動態)になっている。それだけで若さとエネルギーに溢れているのだスマホで五億円稼ぐ「情報の取り方」□ 情報というのは自分から取りに行かなければ、価値を生むことはない。□ 胃に入れる金額と頭に(情報を)入れる金額を同じにしろ!エネルギー危機を救う わが私案□ 民主党政権は、国家にとって極めて重要な課題にもかかわらず、「国民的議論」と称して、感情的な世論に委ねてしまったことだ。□ 世界三位の火山国の日本としては、地熱発電にもっと力をいれていい。□ 日本のエネルギー問題の解決方法 1)原発を再稼働する 2)再生エネルギーに依存しない徹底した節電を実施する 3)従来にない調達方法で多角的な「電力の輸入」に取り組むシェールガス革命で浮かぶ会社、沈む会社□ 何十年とかけて行われるペトロケミカルの産業構造の世界的な大転換、つまり石油からガスへの交替の儀式を、今、我々はスローモーションで見ているだけなのだ。世界から尊敬されるドイツ・警戒される日本□ 憲法に相当するドイツ連邦共和国基本法を制定して、ドイツの中央集権を完全に解体した。□ 日本人の右傾化は最近の20年間の閉塞状況の裏返しではないか□ ドイツの統治スタイルは二つのメリットがある。一つは州政府が強い「責任感」が出てくる。もうひとつは近隣の州との競争原理が働くために活力が生まれている。□ ドイツは18歳ぐらいで「自分はこれで生きていく」という明確な職業観を持っている人が半分以上いる。台湾の経済は、中国よりも圧倒的に強い□ 台湾に優秀な人材が多い理由は、明日をも知れない危機感に満ちているからだ。□ 21世紀は「人材の戦い」バブル崩壊前夜の中国とどのように付き合うか□ 富の創出に貢献があった人よりも、権限を持った共産党の幹部や政治家に富が集中している。サムスン電子と心中か?韓国経済の暗雲□ サムスン電子と下請けの関係は発注元と出入りの業者の関係でしかない。自民党の属人的、密約ベース外交のツケ□ 自民党政権は国民に知らせてこなかったし、民主党政権にも引き継がれなかった□ 政治かは発言力とディベート力□ 発言トレーニングを受けていない□ 政治家は良好な外交関係を築き「あるべき将来を作り出していく」ことでしかない日本の論点(2013年発刊版です)