介護・老後で困る前に読む本/吉田肇
介護・老後で困る前に読む本 親子で備える知恵と早期の選択で未来を変える! [ 吉田 肇 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/6/25時点)楽天で購入アマゾンへ行くはじめにー介護・老後の将来の備えや課題がわからない方へ□ 親世代が早い段階でご自身の生き方をご自身で選択させることの大切さ□ 早くに備えを始めて困ることは何ひとつない□ 現状として、老後や介護にまつわる諸問題を一か所で解消してくれる相談窓口は存在しません□ 親子で一緒に未来を先読みし、理想とする未来から逆算して今何を備えるべきか□ 5つのカテゴリ ① お金 ② 住まい ③ 安心 ④ 生活 ⑤ 安全1 将来の不安解消のベストプランは「親子で早めに」□ 先延ばしにしないことが明るい未来につながる□ 介護が必要になる原因で多いのは、認知症、脳血管疾患、骨折・転倒、関節疾患など2 生活ー介護の不安とどう向き合う?□ かかりつけ医は元気なうちに見つけておこう□ 高齢者の「ころぶ」事故の6割以上は居住地で起きています。□ 「見守り」キーパーソンを見つけておこう□ 要介護の区分とその状態□ 相談窓口の第一歩は地域包括支援センター□ 気になる老人ホームを見学しておこう・来訪者に対して職員が笑顔できちんと挨拶してくれるかどうか・案内してくれる職員に「このホームはいつまで入られますか?」と質問してみましょう。 「いつまでも入られますよ」と漠然とした答えが返ってきた場合、選択しから外したほうが無難です。・トイレは必ず借りましょう。日々の清掃が行き届いているかを確認するためです。・施設の責任者が見送りの挨拶に出てきてくれるかどうか。□ フローチャートでわかる老人ホームの選び方3 住まいー住まいの備えは大丈夫?□ 戸建の住まいは、1階だけで生活できる将来を見据える□ 住まいにかけられる金額はいくら?・リフォームをする場合には、300万円〜500万円程度の範囲でできることを考える4 お金ー高齢期の暮らしには、いくら必要?□ 「自分の場合は」いくら必要で、いくら準備すればいいのかを、具体的に算出しておくことです。□ 夫婦ともに70歳、自宅は持ち家の場合・預貯金2200万円・月々の年金額25万円・生活費30万円・家を改築するための費用500万円・葬儀などのために残しておくお金500万円(2200万円[預貯金]-1000万円[改築費・葬儀費など])÷60万円[(生活費-年金額)×12ヶ月]=20年[預金寿命]夫婦ふたりが90歳まで預金が持つ計算になります。□ 金融庁や日本FP会などが試算できるシミュレーションをウエブで公開しています。□ 介護が必要になった時の備えとして早めにできることとしては、①「家族信託」②「任意後見人制度」③「銀行の代理人サービス」が有効な選択肢になります。□ 施設の利用料が払えなくな理、退所を余儀なくされる事態を避けるため、平均在所期間の2倍にあたる6年の在所とその予算を見ておく5 地域ー親の暮らしをどう守る?□ 家の1か所に情報のすべてを集約する□ 遠くの家族より近所の友達6 「未来ノート」を活用しよう□ 未来ノートに記す10のポイント① どこでどのように暮らしたいか② 誰とどのように暮らしたいか③ 身元引受人④ 延命治療⑤ 臓器提供と献体⑥ 葬儀と戒名⑦ お墓⑧ 仏壇とペット⑨ 家財整理⑩ 遺産整理と配分□ 抗生剤投与や点滴からの水分補給については延命治療に該当します7 コミュニケーションー聞きにくい話はどう切り出す?□ まずは親が夫婦間で将来の希望を確認し合う□ 訴訟案件の8割近くは遺産額5000万円以下、約3割が遺産額1000万円以下のごく普通の一般家庭です。□ 親子間や子供の兄弟姉妹間のお金のやり取りの明確化は、お金にシビアな家族の説得材料としても有効おわりに□ 明るい未来予想図を描く