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貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
![]() 貧乏はお金持ち 第1章 楽園を追われて-フリーエージェントとマイクロ法人 □ 日本のような地域的にも文化的にもローカルな雇用慣行は、世界基準のシステムに対して「論理的に」対抗できない。 日本型の雇用は年齢や性別で個人を差別することによって成り立っているという理由で、存続が許されないのだ。 □ グローバル経済は国境を溶解させ、国内総生産(GDP)や貿易収支、失業率といった国民経済の馴染み深い指標は役に立たなくなる。 経済が国家単位に分離されていた時代には、企業と国益は一致しており、企業に忠誠を誓うことは、同時に国家に貢献することであった。 だが、企業の多国籍化によりこの牧歌的な紐帯は切断され、画一的な大量生産から高付加価値生産(ブランド化)へとビジネスモデルが変化していく 第2章 もうひとつの人格-マイクロ法人という奇妙な生き物 □ アメリカ型の会社統治では、取締役(Directer)は経営にタッチせず、最高経営責任者であるCEO(Chief Exective Officer)に全権を委任する。会社の経営は業務執行役員Offcerによって行われる。 第4章 磯野家の節税-マイクロ法人と税金 □ サラリーマンからサラリーマン法人に移行するメリット 1) 隠れていた人件費を顕在化することで収入が増える 2) 厚生年金・組合保険(政府管掌保険)から脱退し、国民年金・国民健康保険に移ることができる 3) 法人を利用した節税やファイナンスで家計を効率化できる 第5章 生き残るためのキャッシュフロー管理-マイクロ法人のファイナンス □ ファイナンスにおいて最も大事なのは、いったん借りたお金は約束通りきちんと返すことだ。これが信用となって、次はさらに大きな資金を借りられるようになる。 それに対して、一度も借金をしていない人は、返済期間がないから、約束を守ってくれるかどうか分からない。 こういう人は、返済履歴がないから、約束を守ってくれるかどうか分からない。 あとがき □ 国家に依存するな。国家を道具として使え。 □ 日本の社会制度は、自営業や農業従事者、中小企業経営者などの「弱者」に有利なように作られている。 http://www.bookoffonline.co.jp/display/011,iscd=0016177927 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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