2023/08/12(土)08:21
未来に先回りする思考法/佐藤航陽
未来に先回りする思考法 [ 佐藤 航陽 ]
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はじめに--なぜ、99.9%の人は未来を見誤るもか
□ 人は、今目の前で起きていることからしか将来のことを考えることができません。
□ パターンを認識する能力
□ 総じてテクノロジーに理解が深く、経済、人の感情などの複数の要素を把握し、社会が変化するパターンを見抜くことに長けていました
□ 計画とずれた現実を、当初計画に近づけようと努力するよりも、今起きていることに全力で適応する考え方は、非常に合理的です。
□ 変化を見抜くことが難しい時代だからこそ、社会全体のパターンを見抜き、的確に未来を予測し、先回りできた企業と個人が最終的には勝利をおさめます
第1章 テクノロジーの進化には一本の「流れ」が必要がある
□ テクノロジーの3つの「本質」
1)人間の拡張
2)人間への教育
3)掌から宇宙へ
□ 自動化は「マニュアル化が可能かどうか」が一つの判断基準になります
□ 発生した膨大なデータはAIに集約され、
自立的に判断するAIがデータを分析し判断を下すようになり
あらゆる物体が知性を獲得する
□ 「感情」という最も数値化しづらいと思われている分野すら、テクノロジーはロジックを構築しはじめているのです。
□ 個々の生物を独立した存在としてとらえるのではなく、すべてを一つの生命体として俯瞰的に捉えるべきだ
□ タイミングが早ければ、コスト、技術、品質、倫理などの面で社会に受け入れられることではなく、逆に遅すぎれば成果はすべて他人に持っていかれてしまいます。
第2章 すべてを「原理」から考えよ
□ イノベーションを起こすための必要性が、どこよりも切実に存在しているのです。
□ 本当に「イノベーション」が必要なのは、国家や国民単位でしか物事を捉えられない価値観だ
□ 異分子を受け入れ、自国民と移民を競争させることで、国民全体に常に緊張感を持たせ、国家の競争力を高めているのです。
□ 情報のはぶであった代理人の力が徐々にうしなわれていく
□ インターネットは近代にひかれた様々な境界線を「溶かす」
□ 一般的に私たちは国家と呼ぶ存在は3つのものを持っています。領土と国民と権力です
□ 時代に合致しなくなったシステムに代わる新しい仕組み
□ 市場経済が苦手な了領域を民主主義が担い、民主主義が苦手な領域を市場経済に委ねる
□ 社会全体の利益(公益)と企業の利益が一致しないと、企業として成長できない時代
□ 変化のスピードは ①消費者 ②法人 ③行政・司法
第3章 テクノロジーは人類の敵なのか
□ 理論上はネットに限らず、あらゆるサービスは価格競争のの末、無料に近づいていく運命にあります。
□ 企業にとって、機械に代替されずに、システムを作る側に回れる優秀な人材を引き寄せられるかどうかは今後、非常に重要になってきます。彼らを惹きつけるためであれば、あらゆる努力を尽くしてもやりすぎということはありません。
□ ベーシックインカムを実現するため
1.資本主義の持つ欲望のエネルギー
2.行政の持つ公益性
3.市場競争による形骸化防止
4.営業利益による持続可能
5.ITの持つコストメリットとスケーラビリティ
□ 「直接」かつ「常に」つながっている状態
□ 今後テクノロジーの進化によって、人間という存在そのものもテクノロジーによって変化していく
□ システムは、扱うデータが膨大であればあるほどパーソナライズの精度が上がってきます
□ システムは膨大なデータを学習していくことで、私たちには因果関係が分からないようなパターンさえ認識できてしまっていた。
□ 投資について、、資金の85~90%を確実性の高いものに投資し、のこりの10~15%はあえて投機的な、不確実性の高いものに投資してバランスを取っています。
□ 人間にとっての最大の脅威は人間である
1.サイバーセキュリティ
2.グローバルIT企業と政府の協働
3.戦争とロボット
最も強い「必要性」は生存欲求です
□ 「新ネットワーク思考」
□ 「救い」に対する必要性がある限り、テクノロジーはそれを実現し、自飛戸に現実世界の迂回を可能にする新たな選択肢を提供していくのです。
第4章 未来に先回りする意思決定法
□ 未来に先回りするために必要な最後のピースが「行動」です。
1.常に原理から考える
2.テクノロジーの現在を知る
□ 構築できる「ロジック」は、その人がかき集められる情報の範囲に依存するという危うさをはらんでいます。
□ 「情報」の壁と、意思決定者が持つ「リテラシー」の壁
□ 一定の論理的な矛盾や不確実性をあえて許容しながら意思決定を行う
□ ルールのあるところで戦わない
□ 自分でも成功率が五分五分というタイミングが、本当の意味でチャンスです
□ きたるべき未来の到来を早めることが、その時代に生きる人に課された唯一の「仕事」です
終わりに
□ 変化を察知し、誰よりも早く新しい世の中のパターンを認知して、現実の最適化を繰り返しましょう。