カテゴリ:会計
アマゾンへ行く PART1 利益は幻想である 第1章 ディナータイム--利益が会社を潰す □ 利益--法律学的には正義、政治学には公平、経済学には、価値、しかるに会計は・・・利益。 □ 例えば、事業の目標として利益を強調することは、事業の存続を危うくするところまでマネジメントに語らせる。今日の利益のために明日を犠牲にする。 □ 経営者の使命は会社を潰さないこと □ 私は過ぎ去ったことばかり考えて、将来に目を向けていなかった。ずっと先のことを考えて経営すべきでした。 第2章 あかりの消えた機内--「松」「竹」「梅」はどれがお得か? □ これから先は、年とともに売上が下がっていく運命にある。 □ いくら売っても利益のもたらすことのない「昨日の主力製品」に恋々としないこと □ 製品の正確の変化、特に衰退に向けられている変化を把握してしなければならない。「明日の主力製品から今日の主力製品への変化、さらには、昨日の主力製品への変化をいかに知るか」「開発製品の独善的製品への変化をいかに知るか」が問題である。 第3章 真夜中の決断--コストカットは未来を奪う □ この世の中には解決できない問題など、存在しないんだよ □ 限界利益 = 売上 - 変動費 □ コスト、つまりお金は利益を産むように使わなくてはならない--。 □ 短期の利益を捻出するために支出を削減することは将来のキャッシュフローを放棄することに他ならない。 第4章 再起の朝--客はオーケストラにお金を払うのか? □ 企業は価値を作り出すことで、利益を生み出している。 □ ビジネスをプロセス全体で考える □ 価値を生み出さない活動にもコストがかかっていた。 □ 製品の 価格は消費者が決める □ お金を稼ぐことは人生の目的ではない。前提なんだ □ ドラッカーは濾液の機能として3つをあげている 1) 第一に、利益は事業活動の有効性と健全性を測定する。まさに利益は事業にとって究極の判定基準である。 2) 第二に利益は陳腐化、更新、リスク不確実性をカバーする。この観点から見るならば、いわゆる利益なるものは存在しないことになる。事業存続のコストが存在しるだけである。こうしたコストが生み出すことは企業責任そのものである。 3) 第三に、利益は、直接的には社内留保による自己金融の道を開き、間接的には事業に適した形で外部資産の導入誘因となることによって、事業のイノベーションと拡大に必要な資金の調達を確実にする。 □ 企業にとって第一の責任は、存続することである。利益の最大化が企業活動の動機であるか否かは定かではではない。これに対し、未来のリスクを賄うための利益、事業の存続の能力を可能とし、富を生み出す資源の能力を維持するための最低限度の利益をあげることは、企業にとって絶対の条件である。 □ 志を高く持つことだ。解決できない課題など、存在しない。 PART2 病院はなぜ儲からないか(非営利組織編) ・知的労働者は、組織にとってコストではなく資本財である 第1章 500万円の金魂旅行--「使命」のためなら赤字でも構わないのか 第2章 大介の決断--黒字でなければ生き残れない □ 成果と達成感。競争がなくては人は進歩しない。 □ お金が回っていないと、私たちのような商売は続けられない 第3章 西園寺のレクチャー--なせ病院は入院患者を追い出そうとするのか □ 企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである。 □君たちは、患者が価値ありとし、必要とし、求めている満足は何かを考えなくてはならない。 第4章 再建のカギ--病院は燃費の悪いアメリカ車なのか □ 儲けと稼働率とは表裏の関係にある。 □ 動かない設備は経営にとってマイナスしかない □ 従業員一人が新たに生み出す付加価値が500万円くらいしかなければ、それ以上の給料が払えるわけがない。 □ 機械に置き換えられるのは肉体労働の生産性だけ。知識労働の生産性は逆に悪化してしまう。 第5章 最後の問題--知識労働者と肉体労働者 □ 知識労働者の生産性を上げる条件 1) 第一に、仕事の目的を考える 2) 第二に、働くもの自身が生産性向上の責任を担う。みずからマネジメントする。自律性をもつ 3) 第三に、継続すてイノベーションを行う 4) 第四に、みずから継続して学び、人に教える 5) 第五に、知識労働の生産性は量よりも質の問題であることを意識する 6) 第六に、知識労働者は、組織にとってコストではなく資本財であることを理解する □ 知識労働の生産性を上げるために最初に行うことは、行うべき仕事の内容を明らかにし、その仕事に集中し、その他のことは全て、あるいは少なくとも可能なかぎり無くしてしまうことである。 □ 肉体労働の仕事の内容はマニュアル化されていて、それを正確に繰り返すことで付加価値を生む。 □ 最高の知識労働者を惹きつけ、とどまらせるためには何が必要か、彼らの生産性を向上させ、組織の業績に結びつけるのは、何が必要か。 第6章 新生・佐原病院--知識労働者の生産性イノベーション □ 医師の質とコストは必ずしもトレードオフではない。 □ 質の向上とコストダウンと入院期間の短縮 □ 非営利組織は競争を嫌う。それが質の低下とコストの膨張の元凶になっているんだ □ 顧客の創造 □ 予防にコストをかけても、欠陥がなくなれば、品質は向上し、コストは下がり、ものづくりに要する時間も短くなる。 □ 医師にとって大切なのは、診療ではなく、知識労働である適切な診断なんだ。 □ ケアサイクル 「診断→治療→リハビリ→予防→検査」 □ 簡単な治療で治った蚊に見えても、長期的に後遺症が残り、その都度医療コストがかかるのでは、最適な医療とは言えない。 ☆彡 こちらもどうぞ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?/林總 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/08/25 05:49:10 PM
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