カテゴリ:ノンフィクション
序章 偏流 □ 引き受けた限りは、中途半端は許されない。 第一章 祖父と父と □ 社会と人間の研究を志すなら経済学部へ 第二章 自由を求めて □ ルーブルは、偉大な先人たちが、その作品を通して語りかけてくるものを、もっと正く深く受け止めるだろうに。 □ 欧州にいるあいだに、みずからの感性を磨く必要がある。 □ 天を怨みず、人を咎めず、下学して上達す。我を知る者はそれ天か □ 見ている人は見てくれている □ 辛いことばかりが続いた日々の中でも、点は必ず一筋の光を用意してくれている。 第三章 向き合う世界 □ 銀行というものは、それだけ人々の生活を根本から支えているという証左であり、信用というものがいかに大事かということである。 □ あれだけ混乱していたなかで、あの佐々木勇之助頭取だけは、どんな場面でも泰然として、いささかも動じなかったことだ。 □ 支店長の決意は、しっかりと敬三に伝わった。だったら彼を信じる他ない。責任は自分が取るということであり、それは敬三にとっても覚悟の上だ。 □ 偉くなるのは生徒だ、先生ではない 第四章 戻れない道 □ 最後まで燻っていた心理的な抵抗や、本当にこの道しかないのかという疑問にも、あえて一切に封をしたのである。 第五章 決断 金融緊急措置 □ あきらめたら、その時点ですべてが終わる。 □ 陛下がこうおっしゃった。「今のこの時期、自信があってやる人がこの日本にはいますか。おそらく誰も自信なんかないでしょう。だけで、自信がなくてもやらねばならぬのが、いまではありませんか」とね □ 揆一は見えない先の、そのまた先まに目をやらないといけない。と訴えたかった □ 返すべき借金は返すという姿勢が原則にならないと、世の中の秩序というものが消えてしまう。政府の信用も失います。 □ ウォー・ダズ・ノット・ペイ。戦争なんかして得るものはない □ 納税した人間が悔しい思いをするような、正直ものが馬鹿を見る結果だけはしたくありませんから □ 未来の国民に無責任にツケをまわすことだけはしてはいけない 終章 万、已むを得ず □ 人間の基本的な営みである「経済」も、またその欠くべからず道具である「通貨」も、一部の人間の手によって、思い通り完璧に御すことなど本当はできはしない。 ⭐️こちらもどうぞ 幸田真音さんの本 私の読んだ一覧サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/10/06 12:42:29 PM
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