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2026/02/03
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カテゴリ:地球科学
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第2部 解くべき4つの課題

□ エコノミクス
□ レジリエンス
□ 求心力
□ 文化と価値の創造力

第4章 エコノミクス

都市からの輸血に依存
□ 大半が都市と未来からのの輸血である
□ 各都道府県の人口に40〜80万円をかけると年予算が出るイメージだ。

人口密度とエコノミスク
□ 大半の土地は生み出す価値よりも空間維持コストのほうがずっと大きくなり、その足りない部分の多くを都市が生み出す価値の大きさと維持コストの低さによって賄っている。

スケール制
□ 平均して都市が大きいほど環境にやさしくて、1人あたりの二酸化炭素排出量は少なくなる。
□ 重要ポイント
・空間維持に必要な最小限レベルに見直す
・身の丈に合った谷ならではのインフラ整備を目指す
・都市部のための施設(治水、エネルギー、空港など)は別枠で考える

谷化によるエコノミクスの変容
□ 重要な取り組み
・都市スペックから谷スペックに見直す
・インフラの場合分けを行いメリハリをつける
・可能な場所はグリッドの枝単位で脱で立つグリッド化する
・すべてを単独化で解決せず、近隣都市との連携に通じた解を探る


第5章 レジリエンス

□ レジリエンスとは、困難や変化に直面しつつも適応し回復する能力を指す。
□ 「心のレジリエンス」も含む

レジリエンスとは何か
□ 心のレジリエンスとは、自分自身の力を信じる状態を保てること。ときに「折れそうになっても、折れ切らずに戻ってくるこられるしなやかさ」のことである。

被害を助ける第一歩:安全な空間づくり
□ 安全な場所を選び、安全な空間を作る
□ オランダは、「より高い堤防で水を閉じ込める」アプローチから、「水に空間を与える」という発想へと転換した。

災害時の三大死因を回避する
□ ほとんどの災害死は二次的影響によるものだ。

初期対応に関する7つの課題
① 災害予測の限界
② 状況把握の遅延
③ 事態変更の予測困難性
④ リソース把握の困難さ
⑤ 避難行動の遅れ
⑥ 行政機能の麻痺
⑦ デジタルインフラの脆弱性

□ NBO(No Blackout)の原則
1 止まらない
2 すぐ戻せる
3 緩やかに落ちる

受け身力と復旧の実装
□ 対応すべきインフラの分類
1 退避生活インフラ
2 水道・衛生インフラ
3 エネルギーインフラ
4 通信インフラ
5 交通インフラ
6 公共施設
7 防災・安全インフラ

□ 想像的再生の基本理念
・住民主導の意思決定
・多機能の統合設計
・自然調和の解決策
・世代を超えた長期視点
・記憶の継承と価値想像


第6章 求心力と三絶

□ 疎空間の求心力には3つの本質的な要素が必要
第一に、圧倒的な景観価値(絶景)
第二に、創造性あふれる生活基盤(絶生)
第三に、土地ならではの出会いと気づき(絶快)

□ 面白い人たちに対する求心力をいかに高めるか
□ 創造的な価値を社会にもたらす「クリエイティブ・クラス」と呼ばれる人たち
・ 知識ベースの経済活動に従事し、現代の革新と成長を牽引する人々を指す。

□ 彼らの多くが柔軟な働き方や居住形態を好む

絶景:世界に誇れる景観価値の創造
□ 空間の魅力は、単に自然があるから美しいのではなく、人が手をいれ、空間としてデザインされているからこそ生まれる。

絶景:創造性あふれる生活基盤の確立
□ 創造的活動の拠点としての整備
□ 持続可能な生活を支える基盤の確立

絶快:土地ならではの出会いと気づき
□ 自然との対話
□ 土地の記憶との邂逅
□ 生命力との共鳴
□ 時間との対話
□ コミュニティとの共振


第7章 文化・価値創造

前例のない挑戦:文化・価値創造の2つの次元
空間的次元
時間的次元
□ この2つの次元が交差するところに、真の価値創造が生まれる

異質に接する界面が価値を生み出す
□ 生命活動の根幹を支えるプロセスにおいて、膜は単なる境界ではない
□ 界面が異質をつなぎ、異質が海面を超えるときに何らかのやり取り、価値交換が生まれ、価値創造が生まれる
□ 異質なもの「単なる混合ではなく、異質なものが適度に区分けされながらも、それらの間に生まれる「創造的な相互作用」を生み出せる環境だ

異質が出会い、混ざるトリック
□ クリエイティブ層が「場をつくる」とすれば、偉人はその「場に火をつける」存在だ。

□ 相転移を誘発する5条件
・温度の変化
・圧力の変化
・外部場の変化
・化学ポテンシャルの変化
・不純物の追加

「サンゴ礁」的な場:価値創造の本質
□ 多くの疎空間で起きているのは、土地の記憶の喪失だ

□ 3つのポイント
1 誰もが自分の居場所を見つけられること
2 アクセスポイントが多様であること
3 内部で創造的なつながりが生まれること

熟成と発酵という時間軸
□ 4つの資本
1 経済資本:時間とともに増える複利的な性質を持つ
2 文化資本:熟成や異質なものの掛け合わせによって生まれる
3 人的関係資本:信頼と共感の積み重ねに時間を要するが、一瞬で失なわれる可能性も持つ
4 自然資本:さまざまな意味での循環とエントロピーの特性を持つ

□ 小さな変化を楽しみつつ、それがつぎの変化を起こしていく、そんなサイクルをどんどんと回していくことが大切だ。

谷化とは何か?
□ 風の谷の4つの本質的な条件
第一の条件:疎でありながら成立するエコノミクス
第二の条件:高いレジリエンス
第三の条件:三絶的な土地の求心力
第四の条件:サンゴ礁的な文化空間の形成


⭐️ こちらもどうぞ
「風の谷」という希望/安宅和人(第1部 風の谷とは何か)

「風の谷」という希望/安宅和人(第2部 解くべき4つの課題)

「風の谷」という希望/安宅和人(第3部 谷をつくる6つの領域)

「風の谷」という希望/安宅和人(第4部 実現に向けて)





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Last updated  2026/03/03 10:58:15 AM
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