限界国家/楡周平
限界国家 [ 楡 周平 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2023/9/1時点)楽天で購入アマゾンへ行くプロローグ□ 政治ですが、日本人は変化よりも安定を好む傾向があると思うのです。つまり、今日の暮らしが明日も続く、長期的に続くことを望んでいる。□ 株主が経営者に求めるのは、結果、きちんと配当を出し、株価を上げてくれさえすれば、経営者の資質の有無はほとんど問題にしない。第一章□ 人口減少ってガンに似ていると思うんですよね□ 実のところ、最も深刻なのは、中小企業の撤退なんだよね□ いわゆる秀才、あるいは専門家と称される人間には2つのタイプがある。1つは自分の知識、見識に絶対的な自信があり、断定から入るタイプ。もう一つは、相手の話を充分聞いた上で、一つ一つ論点について丁重かつ慎重に持論を展開するタイプである。□ 「移民が増えるにつれ、当然、日本の社会、文化、風習も変わっていくわよね。」「最も影響受けるのは、間違いなく日本語言葉を使う産業ですわ。」□ これから先、職業寿命がどんどん短くなると言いたいのです□ 革新的な技術が登場するとあって、当たり前だった職業が丸ごとなくなってしまう。そこまでいかずとも必要とされていた人員が激減することになる。これが職業寿命の意味なんです。□ 業種によって様々ですから、一概には言えませんけど、今現在将来性があると言われている業種でも20年かそこらでしょうなぁ?第二章□ テレビなんかで顔や名前を売ろうって人は専門家として大した実績がない人間ばっかりのように思うんだけどねぇ。第一、有名になって世間に顔を知られて何かいいことあるのかなあ。□ みんなが健康になることですよ。病気にならなきゃ薬は要りませんからね。そんなことになったら飯の食い上げげどころか、医者も製薬会社もいらなくなってしまうじゃないですか。□ 最大の要因は、アサインメント受けた時点では、当該社員の頭の中に新事業についての構想が何一つとして存在していない。配属されてから考え始めるからですよ。□ 商売なんてみんなそうじゃないですか飲食業にしてもどうしたら客に喜んでもらえるかを第一に考える店は必ず繁盛すると思うんです。当たり前じゃないですか。客の支持を得てこその商売なんですから、ところが儲けることが先に立つと原価率をさげ、人件費を切り詰めたりと数値を重要視することにもなる。でもね、客は鋭いもので、儲けを重要視する店をたちまち見抜いてしまうんです。第三章□ インターネットは空っぽの洞窟□ 組織が大きくなればなるほど、採用基準は標準化していくものだ□ ネットを使えば何十億って人を対象にしたビジネスを展開できるのに、なぜ1億数千10,000人しかいない市場をターゲットにしなきゃならないんですか?□ やれるかじゃなくて、やれる手段を探すんですよ。それこそ死に物狂いで。□ 僕は埋もれている才能を発掘して、世に送り出したいんですよ。夢に向かって努力している若者にチャンスを与える場を作ってやりたいんです。それが大きな成功を手にすることにつながるものなら素晴らしいことじゃないですか。□ 値がつくか買うやつがいるかの取引なのであって、実際に市場があって売買が成立しているんですもん。それでいいんですよ。□ 今までの常識が通じない、新しい市場が現れると、ネガティブな反応を示すのは、オールドモデルの中で生きてきた人たちですからね□ 復活するわけないですよね。それはなぜだと思います。途絶えたら最後なくなって誰も困らない気にしないからですよ。□ 最先端のIT技術を使って、新しいビジネスを立ち上げようとしている人間は、国家って概念を持っていないんですよ□ 政治家や企業経営者に、日本の将来を真剣に考えている人っているんですか?□ 親の世代の経験則が通用しない時代になっていると、言いたいわけだね□ 意味不明って例えばたくさんありますけど、太陽光発電なんてその典型ですね□ 日本人には、一度事が決すると、その是非を自ら考えることなく、一斉に同じ方向に向かって突き進む傾向がある。□ 人間が目指しているのは、労働からの解放ね□ 問題は仕事があるかないかではなくて、人間がやれる仕事がどれほど残るか、つまり仕事の絶対数であり、就労人口なんですね。□ これから先の社会を考えれば、少子化はむしろ正しいって言いたいんじゃ□ 企業経営の中で固定的に発生するコストは人件費だ。最先端の技術や機械を導入すれば、大幅に人件費が削減できるなら、そりゃ経営者は飛びつくだろうからね。終章□ 習近平然りプーチン然りじゃないですか。方や昼間の夢方や罪ロシアの復活ですよ。□ 技術は進歩するものだからですよ□ 要は便利になる効率が向上するって事は、そこに介在していた人間が減ることなんです□ 一旦流れができてしまうとそう簡単に変えられるものではないと言うことでしてね。なぜなら要因は様々なれど、国民のライフスタイルが少子化を前提としたものに変わってしまうんですから。□ もはや過去の経験則も知見も知恵もほとんど用なさないほどのスピードで社会は変化しているんです。そう考えると、そんな状況下にありながら、自分の力で将来の道を切り開こうとしている根本君が頼もしく思えてきましてねぇ。□ 人口の多さが国力に直結し、指導者の野心をかきたてるように思えるからです□ 現代は、先を読めないものにとっては、悲劇。先が読めるものにとっては、喜劇。□ 国家と言う枠組みで、物事を考えること自体が、とっくの昔に限界を迎えているのか⭐️こちらもどうぞ私の読んできた楡周平さんの本