あの国の本当の思惑を見抜く 地政学/社會部部長
あの国の本当の思惑を見抜く 地政学 [ 社會部部長 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/11/1時点)楽天で購入アマゾンへ行く□ アメリカ人は幸福な民である。南北は弱き隣国に、東西は魚に囲まれている。□ ロシアは強い国です。領土を拡大し、敵をできるだけ遠ざけておくことです。□ 中国はアメリカと違い、周りを強い国に囲まれている序章 今、地政学を学ぶ意義① 手段とは、目標を達成するための方法② 目標とは、目的を達成するために必要な結果③ 目的とは、最終的に実現したいこと□ 地理は、国際情勢における重力のようなものです□ 地理の重要な側面が、極めて安定した要素です第1章 強そうで弱い国 アメリカ□ 「世界の警察」はいない□ アメリカが「怖い国」では無いのは、2つの大洋に隔てられているおかげ□ 人間や動物と同じく、国家は「生き残り」を至上目標とします□ 安全保障のジレンマ① 攻撃・防御有利性② 攻撃・防御の判別性□ 攻撃が簡単なほど、戦争は起きやすい□ 「曖昧さ」は「強さ」よりも恐ろしい□ 北朝鮮の真の恐ろしさは軍事力ではなく、行動が予測できないところ□ 地理の攻撃・防御有利性への影響を見る上で鍵となるのは、「移動をいかに防げるか」です。□ 地理的要素① 距離② 地形③ 海□ 地理は、ある国の行動に明確な影響を長期的に与える、もっとも基礎的な要素□ どの国にとっても国家の生存とは領土を守ることなのです。□ ウクライナのNATO加盟への意欲は、ロシアの目には脅威に映りました。ウクライナという緩衝国がNATOの手に渡ってしまエバ、NATO軍はロシアとの国境沿いに展開できることになります。□ 強い陸軍が必要ないので、アメリカは海軍と海外基地に国力を投じる余裕があります。□ 今日の世界で反米連合が存在しない理由は、アメリカがそれほど圧倒的に強いわけではないからです□ 国家にとって真の脅威とは、海の向こうの最強の国ではなく、陸で接する強い国なのです。□ ヨーロッパ大陸にいるNATOの役割は、それだけでソ連を押し返すことではなく、あくまでフランスに上陸拠点を残しておくことでした。□ 海洋国家が取るべき方策は、勢力均等の操作となります。□ アメリカを根底で動かしているのは、「大陸の勢力均等を保たなければ生存できない」という防御本能なのです。第2章 平和に呪われた国ロシア□ 国境を守る術はない。それを広げる以外は。□ ロシアは強いから広いのではなく、弱いから広くならざるを得ないのです□ ロシアが日本に北方領土を返還する可能性は、今後もかなり低いと言わざるを得ません。□ ロシアが2022年からウクライナ戦争で犯した失敗は、フィンランドとスエーデンのNATO加盟を促してしまったことです。ロシアの持つ最大の武器は、天然ガスと石油かもしれません。第3章 海洋国家になろうとする大陸国家中国□ 北で発達した大国は次の3段階を踏んで、自らの帯域を支配しようとします① 北の大陸で領土拡大② 地中海の制海権確保③ 南の大陸の中立化□ 万里の長城は、遊牧民の攻撃を和らげるための人工障壁だった。□ 中国はロシアに広い領土を奪われた歴史から、未だに不信感を抱いている。ロシアも近年の中国の中央アジアでの活動を薄ら警戒している。□ 北朝鮮は、中国と韓国(アメリカ同盟国)を物理的に隔てる重要な緩衝国。□ 中国にとって九州から与那国島の中で特に重要な出口が、大隈海峡と宮古海峡です□ ある中国高官は北海道の釧路に関して「将来は南のシンガポール、北の釧路と言われるような魅力がある」と発言。ここには、日本・韓国・アメリカの海軍が近くに常駐しているため、中国が支配することは現実的ではないでしょう。第4章 大陸国家になろうとして海洋国家日本□ 日本は海で隔てられていたが、朝鮮半島がユーラシア大陸との「橋」の役割果たし、ここの安全を確保することが日本の伝統的な地政学的課題だった。□ 日韓が安全保障上同じ脅威に直面しながら、歴史問題のせいで協力できないのは、今も昔も変わらないのです。□ 日本は他の海洋国家の支援なしには安全保障を確立できず、その点で日米同盟は必須。終章 地政学から学べること□ 大国は皆不安を抱えている□ 「相手も自分を恐れている」という視点を欠けると、「自分は正義で相手は悪だ」という結論に行き着きます。□ 平和を尊ぶ感情は時間と共に消え去る。だから戦争を防ぐためには、一時の感情で揺らがない、現実を踏まえた仕組みを構築する□ 大きな影響を与えるのは「人間の意志」□ 理想と現実を踏まえた上で行うべきことは、話し合いです。