「風の谷」という希望/安宅和人(第4部 実現に向けて)
「風の谷」という希望 残すに値する未来をつくる [ 安宅和人 ]楽天で購入アマゾンへ行く第14章 谷の空間をデザインする□ 谷の空間が「静的な設計物」ではなく、「動的なプロセス」であるという視点だ。谷における空間□ 風の谷の空間の役割1 健全な社会と個人のweii-beingを支える2 人と人との交わり喜びを作る3 文化の象徴であり求心力を生み出す□ 風の谷の場合は、谷全体の空間(遠景)も重要だ。空間における需要な視点□ 速い移動手段の存在、ハブ的なつながりが都市的な空間を生み出す□ 谷は、一極集中型の空間づくりを極力避けるべきであり、つなぐ道の導入は最小限であるべき空間フェロモンによる土地の求心力の活性化□ 有機的に発展し続ける空間の実現とは何か? 土地ならではの価値を生かし100年後、200年後に向けて残すに値する谷の空間作りにおいては、 ① 同じ「まち」を求めず土地に即したものを作ること ② 全体設計をすることなく、有機的に発展が続くこと□ 自然と文明、個と集団、伝統と革新のバランスを慎重にとりながら、創造性と多様性を育む環境を捉えることで、人々の心に深く刻まれる魅力的な空間が実現する□ 縄文、弥生の段階から人が住んでいた遺蹟があり、大切にされてきた土地であれば、それは人が住むのに本来適しているということだほぐす土木による空間再構築□ 「ほぐす土木」の4つの重要ポイント・コスト削減・安全性確保・地域特性への配慮・環境負荷への配慮微デザインによる行動誘発□ ぶどう型とつくね型□ 余白のインストール谷空間の統合的アプローチ□ クルマではなく、歩く人の視点、とりわけその土地で面白いことを仕掛けようとする人が歩く視点で評価する「谷ウオークスコア」を導入してはどうだろうか。□ 谷空間を歩くことは、絶景・絶快を楽しめる、日常の中に毎日発見がある、思いがけない空間や人との出会いがある、生きている喜びを日々実感することであるべきだ。まちと商業空間をつくる□ 建物や空間は完成した瞬間から価値が減衰していくのではなく、適切に手入れされ使い継がれることで、むしろ深い価値を獲得していくという事実だ。□ まち商業空間の中にあるべき施設・自宅以外の逃げ場、そこに行けば一人になれる場所・人と出会う、気持ちを切り替えて働くサテライト的な空間・社会的な機能空間生活オフィス空有館をつくる□ 「間」には2つ以上の異質なものの関係を調停する力があるからだ。・時間・空間・人間現実的課題、批判への応答、長期的野望□ 持続可能性の要は、最終的には「谷ビト」たちの主体的な関わりにある。第15章 風の谷という系を育む□ 道の整え方や空間の開き方、人と人との関係のつくり方。そうした工夫があってこそ、人が関わり続け、谷が育っていく。□ 風の谷を単なる物理的な場所ではなく、人の営みと自然が織りなす生きた系として捉える点だ。谷という系について□ 投入するエネルギーや資源の大きさと、得られる効果の大きさが比例関係にあるとは限らない。移動とモビリティ□ モビリティは、あらゆる活動の裏面にある。□ 移動は時として思考や発見のプロセスとなる。シン・コモンズ□ 風の谷という「系」を根幹で支える、新しい共有と関係性のデザインである。□ 信頼をデフォルトとした緩やかな管理(ガバナンス)にある。□ 監視ではなく相互理解と協力の文脈で構築される谷づくりを始める:明日からの一歩□ 風は、谷から谷へと吹き渡り、やがて世界の姿を変えていく⭐️ こちらもどうぞ「風の谷」という希望/安宅和人(第1部 風の谷とは何か)「風の谷」という希望/安宅和人(第2部 解くべき4つの課題)「風の谷」という希望/安宅和人(第3部 谷をつくる6つの領域)「風の谷」という希望/安宅和人(第4部 実現に向けて)