2007/12/09(日)09:31
海抜0mで平和を考える
昨日船に乗ると書いていたのは、とある組織の「海抜0mから平和を考える」という行事に参加することだったのです。古くから軍港として栄えた港湾都市舞鶴。ここには海上自衛隊の基地があるのですが、最近大変なことになってきているらしいのです。何が大変かというと、大幅な軍事設備の増強が行われているそうなのです。それを船に乗って海から見てみようというのが今回の企画です。 こんな遊覧船を貸し切ってます。50名ほどの参加だったと思います。自衛隊の学校や、病院、それに毒ガスに備えての訓練ができる施設(公表されていませんがそう噂されています)などの施設が次々に現れてきます。これは2001年にできたヘリコプターの基地です。小型の飛行機なら離発着可能とのことです。 大きな艦船が見えてきました。詳しい方なら「425」だけで分かると思いますが私は分かりませんでした。 でも、どこかで見たような艦船なんです。(軍事マニアではありません) これでお分かりでしょうか?このホースが横にニョキニョキと伸びて水と燃料を並走する艦船へ補給するのです。「へえ~、補給船があるんだ」などと感心している場合ではありません。船名をみたらさらにビックリします。 インド洋上で初の給油支援を行った補給艦「ましゅう」です。私たちの手の届くところまで「戦争」が来ているのです。こんなに近くに戦争が見えるのです。衝撃を受けました。 引き続き湾内を巡ります。 この船は高速ミサイル艇で某国の不審船(逃げ足がやたら早い)補足が目的だそうです。現在の要、イージス艦「みょうこう」です。 全部で何隻の自衛艦(軍艦)がいるんでしょう。決して良い眺めではありません。 それにしても、これだけの設備があればいつでも戦争ができそうです。果たしてこれが抑止力になるのでしょうか?これだけの税金をつぎ込む価値のある物なのでしょうか?一つ前の総理は「戦後レジウムからの脱却」とさかんに口にしていましたが、戦後を忘れてしまえばすぐに戦前になってしまいそうで恐ろしいです。戦争のことはずっと語り継がないといけないと思います。 27年前、常に平和を訴えながら凶弾に倒れたJhon Lenonの命日にこのような行事に参加できたことは有意義なことでした。子供達に少しでも伝わってくれればと願います。 こりゃっ! おとうさんが真面目な話しているんだから真剣に聞きなさい。