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しげぞーの他人には厳しく

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凶悪犯に更正の見込みは本当にあるのか

昨今の凶悪犯に更正の見込みは本当にあるのか考えてみる 2003年7月2日(水)


 このところ共産党がどうもおかしい。
 つい先日筆坂参議院議員がセクハラで議員辞職したと思ったら、今度は自宅外禁酒の内部規定を徹底する考えを志位委員長が表明したのだ。
 そもそも筆坂議員の件についても、セクハラ行為に関し「訴えを行った女性の人権とプライバシーを守ることを何よりも重視する」との理由から事実の詳細を公表しなかったが、被害者が誰かもよくわからない状況下でそこまで配慮する必要が本当にあったのかということだ。いや正確にはプライバシーを配慮するとは口実でしかなく、実は何か拙いことを隠しているのではないかということである。
 共産党によると、ある女性から「筆坂氏から、酒席でセクハラ行為をうけ、精神的な苦痛をこうむった」との訴えがあったとしているが、それが被害者が特定されない状態でもその行為を公表できないような類のものであるなら、それは被害者のプライバシー云々を問題とする以前のひどい行為だったのではないか、ひょっとするとそれはセクハラ云々というレベルではなく、それこそはっきりとした犯罪行為と呼べるものだったのではないかと勘ぐられかねないのである。
 そんな共産党の姿勢を他の党が批判できないのは何となくわかる。自民党ならば幹事長の女性問題が何よりもまず障害となるのだろう。民主党にしても管直人代表の醜聞があった。それだけに追求しづらい雰囲気があったのは容易に想像がつくというものである。他党で弁護士でもある某女性議員は共産党の姿勢に理解を示していたが、犯罪紛いの行為がもし行われていたのだとしたら、議員辞職だけで済ませていいのか、また共産党はセクハラ行為に対して毅然とした態度を示したかのように思われているが、行われていた行為によっては、それも眉唾ということになるのである。
 自宅外禁酒に関しては、呆れるほかはない。この禁酒表明で全国7000万人の酒飲みを敵に回したと言っても良い。何もお酒が悪いのではない。自分を律することが出来ないほど飲んでしまう意志の弱さとその酒癖の悪さが問題なのである。こんなことは大の大人なら誰だって理解できることである。そんなことだから、共産党は何か事あるごとに揶揄されてしまうのである。

 セクハラ行為は女性蔑視から発生しているとよく言われるが、最近は国会議員による女性に対する暴言も目に付く。「子供を産まない女性なんぞ」との前首相の発言など間抜け以外の何物でもなく、ある国会議員の「集団レイプをする人は、まだ元気があっていいんじゃないですかね。まだ正常に近い」などは全く問題外だ。この発言をした国会議員は「今後、レイプ犯罪の処罰厳格化に努めるなど、自らの行動で反省の意を証明したい」と言うが、見ていたらいい。こんなものは口先だけである。
 大体レイプなどの凶悪犯罪に対して日本の法律は甘すぎるのである。私に言わせれば、つい最近明らかになった集団レイプ事件など、積極的に関わった人間は全て死刑にすべきだというくらいに思っている。関西でも某大学生による同様の犯罪が発覚したが、これなどもかなり悪質で私に言わせれば死刑以外にはあり得ない。しかし実際には強姦の量刑は2年以上の有期懲役に過ぎないのである。
 もし前述の議員が本気で処罰厳格化に努めるつもりがあるのなら、まずこの量刑の見直しをすべきなのである。万が一私の回りの人間が、私にとって大事な人がそんな行為にあったなら、おそらく有無を言わせずにそれなりの実力行使に出る。
 世の中を舐めている輩がこれほど多く出てくるのは、法律があまりに甘いこともその一因で、おそらく今回の事件では主犯格の者にしても数年で出てくることになるのだろうが、そもそもそんな凶悪犯に更正の見込みはないというのが私の見立てなのである。




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