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しげぞーの他人には厳しく

如何に要らない物を買わせるか 03/9/6

本当はたいていの物は要らないはずなんだけどなぁ。 2003年9月6日(土)

 テレビショッピングは、興味深い番組である。何気なく見ていることも多いはずだが、よくよく注意していれば、そこから様々なものが見えてくるはずだ。

 例えば電子辞書である。辞書32冊分、全て買うとしたら19キロ、6万円になるという。それを約200gのボディに納め、値段も僅か29800円というのがテレビショッピングの言い分である。
 なるほど軽いし、安い!と思う人は買ったらいい。しかしはっきり言っても良い。そう思って購入した人の大部分は、その値段の分だけ使うことはまずない。
 辞書の中身は「広辞苑第5版」「故事ことわざ辞典」「四字熟語辞典」「漢字源」「全訳古語辞典」「ジーニアス英和辞典」「ジーニアス和英辞典」「冠婚葬祭マナー事典」「家庭の医学」「スピーチ文例集」「百科事典マイペディア」といったところが主なものだが、過去にどれだけの辞書を使ったことがあるかを考えてもみてもらいたい。便利だと思うかもしれないが、日頃辞書を引く習慣のない人はそんなものを手にしてもおそらくそれほど使うまい。せいぜい使っても、物珍しさも手伝う最初だけだ。
 実際の辞書を持ち歩くことを考えれば、確かに200gは軽いかもしれないが、辞書を持ち歩く人間などまずいやしないのだ。また200gとはいえ、常日頃持ち歩くにはその重量は結構な負担となる。結局は持ち歩いたりしないことになる。

 こういった辞書を有効に使う人もいるにはいる。しかしそんな人にとっては、その値段などはそれほど大きな問題ではないのだ。問題とすべきなのは、如何に使う辞書が入っており、如何に使いやすいか、そしてどれだけ使えるかということなのである。
 つまり見やすさはどうか、検索は早いのか、液晶ほかどれだけ寿命が持つのか、故障したときの対応などはどうか、といったことなのである。

 テレビを見たことで、たいして考えずに便利そうと買ってしまう人もいるから、ああいった番組も成り立つのだろうが、本当に電子辞書を有効に使う人は、番組を見て改めて自分で色々と調べて買うことになる。
 そういった人は価格その他の条件を検討して、結果的にその番組のテレホンショップで買うことになるかもしれないが、そんな人間の数は知れたものである。
 企業としてはそんな少数を対象に番組など制作していられないのである。そんなわけで番組は「実は要らないものを、どうすれば便利そうに見せられるか、そして如何に消費者が欲しがるようにするか。」といったものになる。

 けしからんと言う無かれ。多くの企業はこんなものなのである。
 ビジネスの基本は如何に興味を持って貰うかという点にある。どんな形であれ、相手が興味を惹くものを提示し、そこから入っていくのが鉄則なのだ。そして長所ばかりを強調し、都合が悪いことは敢えて紹介しない手法もよく使われるのである。

 見ているだけでも楽しい番組とは言えるが、テレビショッピングを見ながら、それを逆手に取ったビジネスを思いつくようならたいしたものである。実はうちの会社が近々スタートさせるものがまさにこれなのだが、これからの時代、アイデア次第で如何様にもビジネス展開が可能だということなのである。

 今日も早朝から馬に乗りに行く。5鞍。スーパーで買い物をして帰宅。生筋子をお湯でほぐし、醤油とお酒とみりん、だし汁で漬け、キュウリ、なす、山芋をぬか床に漬ける。朝食は十穀ご飯にほっけ、納豆、玉子焼き、ぬか漬け、エノキの味噌汁。午前中は細々とした仕事を次々と片づけ、昼過ぎにオフィスを出る。ちょっと遅い昼食は本当に久々の吉牛を卵をかけて食べる。それと漬け物。午後は青山で打ち合わせ。そして夕方まで外回り。今日は思わぬ臨時収入が入り、ちょっと幸せな気分になる。たまにはこんなこともないと。



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