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しげぞーの他人には厳しく

懲役12年ではあまりに軽すぎる

懲役12年ではあまりに軽すぎる 2003年11月12日(水)

 昨日、東京地裁にて元テレビ朝日社員岡部順一被告に実刑判決が下った。
 この元社員、女性のマンションに忍び込み、ナイフを突きつけ、強姦するなどし、金品を奪っていたというから、かなりタチが悪い。
 しかし懲役15年の求刑に対し、判決は懲役12年である。これを不服として、弁護人は即日控訴したが、納得のいかない人間は少なくなかろう。私に言わせれば、控訴するのも気に入らないが、そもそも求刑の15年も判決の12年も軽すぎるのである。

 レイプ犯罪厳罰化といえば「レイプは元気があるから、まだいい」発言で謝罪し、「今後、レイプ犯罪の処罰厳格化に努めるなど、自らの行動で反省の意を証明したい」と釈明した自民党の太田誠一は今回の選挙で落選してしまった。どうせそんなものは口ばかりで、期待するだけ阿呆らしいが、まぁそんな阿呆な議員ばかりだから、いつまで経っても法改正は実現しないのである。

 法律を見直さないのは政治家のせいばかりではない。法改正が成されないのは一般庶民にも責任がないとは言えないのである。なぜなら法律とは一般庶民の無知と勘違いの上に成り立っている面もあるからだ。
 例えば今回の事件の判決を聞き、12年なら結構重い量刑では、と思う人間が多いはずだ。しかし実際には12年など実行した犯罪を考えたなら軽すぎると言って良いのである。
 これは自分の身の上に降りかかっていないためにあくまで他人事だと捉えているか、もしくは万が一自分や身内がそのような罪を犯してしまったとしたら、などと考えるためだと私は睨んでいる。自分が被害者やその家族になったらとの想像力が働くなら、あまりに軽いと感じるはずなのである。
 つまり多くの国民の想像力の欠如も法改正が実現しない要因と言える。
 しかしこれは廻り回って、あなたやあなたの身内に不幸をもたらす可能性を高めることになっていることにも、そろそろ気がついて欲しい。凶悪犯罪をより厳しく罰することによって、凶悪犯罪そのものを少なくすることにも繋がるのである。
 だいたい死刑はともかく、無期懲役といったら、一生刑務所に入っているなどと勘違いしている御仁もおられることだろう。しかしそんなことはない。無期懲役囚は10年を過ぎれば仮出獄の対象となり、実際には15年から20年程度で仮出獄が認められているはずなのである。有期刑に至っては、現実にそれが認められるかどうかは別にして、刑期の1/3を過ぎれば、その対象となる。
 仮出獄には改悛の情が認められればとの前提はあるが、実際にはその見極めがしっかりなされているとは言えまい。そんなことを考えたなら、こんな犯罪者に対して甘い制度は如何なものかと思うが、そんなことを知らない者が多いこともあり、いつまで経っても量刑そのものも改善されないのである。

 刑務所が一杯となり、収容しきれなくなっている現状は理解している。だから仕方がないとの見方もあるにはある。しかしここで必要なのは発想の転換なのである。例えば無期懲役を死刑にすれば、それだけでも刑務所には空きが出来る。また懲役5年くらいの量刑を一律倍にするなら、一見混雑に拍車をかけるように思えるかもしれないが、実際にはそれが犯罪の防止に繋がり、収容者増加の抑制策として有効なはずなのである。

 厳罰化しても、全ての犯罪を防ぐことが出来ないことは承知している。そのあたりについては『凶悪犯罪に手を染めた少年の両親は打ち首ものか?』に書いたものを参照してもらいたいが、厳罰化は絶対に有効である。全てが防げるわけではないが、減少はするはずなのである。減少するということは被害者が減ることに他ならない。厳罰を科したからといって根本的な解決にはならないと反対する人がいるが、それならそれで根本的な解決はそれらの人を中心に、法改正と同時進行でやってもらえば良いというわけである。



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