松の盆栽がやってきた。
ある日、玄関で台車の音がした。
おじいさんが、台車を押しながら歩いている。
玄関に目をやると、松の盆栽があった。
そういえば、前にこんな話をした。
「松を持ってきてええか。」
「もう、いっぱいだから置かれへん。」
「ええのんやで。」
「ええのんでも、枯れたらいややから無理。」
結構きっぱり言ったはずなのに。
おじいさんは、こっそりと置いて帰った。
その数、4鉢。
ベランダからその後ろ姿が見えた。
おじいさん、かさじぞうみたいやん。
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Last updated
2018.12.17 11:21:42
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