|
カテゴリ:おやじの子育て
幼児のサプリメント利用実態と、その背景となる保護者の意識について調査研究したもの
対象は青森、山形、東京など8都県内の幼稚園や保育所に通う幼児の保護者を対象に、サプリメントの利用状況、保護者のサプリメントに対する意識、食や栄養に関する知識についてアンケート調査を2回実施しました。1回目の回答が得られた人数は1,533名、2回目は1,050名。 サプリメントを利用経験のある幼児は15%、サプリメントの範囲を錠剤・カプセルに限定しても、幼児の約10%に使用経験がある。 多くがビタミンやミネラルでしたが、中にはハーブなどの天然物も見られた。 利用開始年齢は3歳前後が多く、栄養補給を目的が多い。 購入時には安全性が重視しているが、判断基準が「天然・自然素材であること」や「添加物が未使用であること」になっているなど、安全性についての誤解がある。 5大栄養素には理解があるが、特定成分の摂取量と生体影響の関係は理解していない。 幼児を持つ親はサプリメントや食・栄養についての情報をメディアや知人・友人から入手しており、公的な情報は参照していないことがわかりました。 独立行政法人 国立健康・栄養研究所:就学前幼児によるサプリメント利用についての研究.健康・栄養ニュース平成22年6月15日発行 第9巻1号(通巻32号) http://www.nih.go.jp/eiken/info/pdf/kenkoeiyonews32.pdf とのことでした。 問題は、 安全性を誤解して、天然成分や添加物がないと安心してしまう。 サプリメントの特定成分の摂取量と影響を理解していない。 しっかりした情報を活用していない、メディアや知人、友人からの情報 この3つのようですね。 それでは疑問解消していきます。 1.幼児の成長に必要な栄養は?どんな栄養素が必要ですか 日本人の食事摂取基準は 例えば3歳~5歳の幼児の主な項目では エネルギー:男児1,300kcal、女児1,250kcal タンパク質:25g 総脂質(エネルギーとの割合):20~30% ビタミンA:450ugRE ビタミンB1:0.7mg ビタミンB2:0.8mg ビタミンC:45mg カルシウム:600mg 鉄:5.5mg 塩:5g未満 参考:厚生労働省:「日本人の食事摂取基準」(2010年版) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/sessyu-kijun.html 2.とりすぎの栄養素はなんでしょうか? 平成20年国民健康・栄養調査結果では 1~6歳では 食塩5.9gが多い 脂質割合が27.6%と増加傾向あり 平成20年国民健康・栄養調査結果の概要について http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/11/h1109-1.html 3.不足している栄養素はなんでしょうか? 同じく平成20年国民健康・栄養調査結果から 1~6歳では カルシウム416mg 鉄4.6mg の2点が不足気味 4.どんな食事をすればいいでしょうか? 結局はしっかりした食事を取れば、サプリメント等で栄養素の補助はいらないとのこと。 それでは何をどれだけ食べればいいのかな? 何をどれだけ食べればいいか簡単に毎日使えるように食事バランスガイドが公表されています。 また、子ども向けに分かりやす書いてある資料や、親子で読めるような資料もありました。 農林水産省食事バランスガイド活用資料集 http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/b_sizai/index.html うちでは、下の子が小さい時は夕飯当番していましたが、 バランスガイドのコマの絵を定期入れに入れて見ながら買い物していましたね。 ここの資料結構いいと思います。 5.しっかりした情報を得るサイトはどこ? おすすめは、健康食品の安全性・有効性情報(独立行政法人 国立健康・栄養研究所) http://hfnet.nih.go.jp/ 国内から海外まで栄養関連の情報が得られます。栄養素の説明などもあって勉強になりました。 本当に足りているのかなと疑問に思いますが検査も難しいですものね。 まず、しっかりした食事と食習慣(3食、小食ならおやつで補助)を行って不足するようなら考えますかね。 しっかりした食事っていうのは、手間もお金もかかりそうですが、サプリに比べれば親の愛情もたっぷりですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月22日 11時34分17秒
コメント(0) | コメントを書く
[おやじの子育て] カテゴリの最新記事
|