デジカメ・アルバム<バンコク散歩>************************はるるの、バンコク散歩☆ 2001年11月11日 たった1日のことです・・・ ************************ 日本からバンコクに移動した翌朝。 目覚めると、タイ人のともだちの家で寝ていた。 プラトゥーナム(水門、の意味)と言う地名は、バンコクでも有数のマーケットがあることで知られている下町だ。この街が東洋のベニスと呼ばれたのは、昔のことで、大部分の運河は埋め立てられて道路になってしまった。↑右手の白いビルは、JAL(日本航空)のクルーの常宿としても知られるインドラ・リージェント・ホテル。 背後には非常に大規模な衣料品の市場が広がっている。迷子になっても迷子になってもまだまだ続いているような、バンコクでいちばんの安さと規模を誇っているマーケットで、迷路のような通路が奥へと伸びている。その上に、タイで一番高いバイヨーク1と、バイヨーク2と言う超高層ビルがファッションビルとしてそびえていて、卸しも小売りもやっている。全国各地から、タイ人業者が仕入れに集まって来るばかりでなく、日本の業者を始め近隣諸国のバイヤーまで、よく買い付けに顔を出す。 向かって道の反対側は、生鮮食料品を中心としたマーケットが同じような規模で広がっている。アメ横と原宿と築地市場がミックスされたような、エネルギッシュな空間がこの幹線道路の両側にひしめいている。その上に、ほど近くには<パンティ-プ・プラザ>と呼ばれている有名な、まるごと海賊版なんでもあり大規模電脳空間ビルも建っているので、おまけに秋葉原も付いて来るみたいなもの(笑) そんな界隈から、鉄道の踏み切りを挟んで直ぐのところにギャラリー(?!)が存在している。 写真から見るウインドーだけだと、何だかこぎれいな店にみえるが、実際は薄汚れたすこぶるあやしい場所だ♪ 名前は<アート・エリア>もう十数年前からずっと、芸の無い名前だ(笑) つい最近、欧米のバイク雑誌に紹介された記事などを、カラーコピーして窓にディスプレイしているのが、いじらしい。 地元のタイの新聞に載った紹介記事。 金属素材の彫刻もやるので、こんなデコラティブなカスタム・バイクも創ったりしている。これはまだ、おとなしい方の作品。前に見た1000ccのYAMAHAなんかは、フロントにデーモンがつばさを広げていて、そりゃもう負けそうなペニスを立派に立てていらっしゃった(笑) 泣く子も黙る(笑)骸骨バイク。はるるの、お気に入り。 欲しけりゃ、僕にくれるって言うんだけどねえ・・・・ 何だか、日本で高く売れそうな気もするよねえ。 雨ざらしで、あまり錆びつかない内に、何とかしなきゃ♪ レック♀とスンチャイ♂、33才と42才。海にも、ディスコにも、田舎の里帰りにも、いっぱい付き合いました♪彼らの週末のモーター・バイク・フリークたちの大規模集会にも混ぜてもらったこともあるし、チャトウチャック公園の有名なウイークエンド・マーケットの出店を手伝って売り子もやったし。はるるの親友夫妻。 ちょうど、完成間近の作品。 オイルタンクのカバーに、タイの伝統的絵画の技法と題材を使ったもの。 輪郭線をはっきりと描くのは、日本の伝統技法にも通じている・・・ バイク全体にペイント終了したもの。 各パーツのみ、注文を受けて描いているもの。 壁の沢山の写真は、過去の作品サンプル。 正面のイーグルは、油絵。 骸骨バイクも見守る裏庭で、仕上げのコーティング作業の準備。 手前に、有機的でメカニックなウイザードが。峡谷には、クリスタルな未確認飛行物体(UFO)がびゅんびゅん♪描き手と、発注者の趣味が一致したらしいサイエンス・フィクション風味の効いた、ファンタジックなペイント。 この辺はもろに、ヒロイック・ファンタジーしていますねえ。↑前の作品の流れでUFOも、相変わらず飛び回っていますが、基本的に<剣と魔法の世界>しています。タンク右端に、ここの工房<アート・エリア>のロゴがサインされてます。 光沢を増し、ハードな環境にも耐えられるよう、コーティング仕上げ作業中。 真剣な顔をしてるスンチャイの出身は、あの海辺の町パンガ-。 パートナーのレック(←これは、愛称。本名はスントラーちゃん)の出身は、パタヤの手前。近いので、いつでも簡単に里帰りしてる。 自分たちのバイク。預かってるバイク。いつも10台前後は並んでる。 大きいのは、ヨーロッパからの輸入車で、1500ccあるって、教えてくれたけど、YAMAHAだったかHONNDAだか、聞いたけど忘れた(笑) 作業中の背中――なんか、哀愁が漂ってる。 たまにおごる、エラそうなはるる。ふたりとエラワンホテルで夕食を。 これで、全部の宿泊費をチャラにしようと企んでいるようだ(苦笑)せこい。 *** *** *** おなじみ、あやしい雑貨屋さんの、6軒となり。 ずっと前から、つきあってるバンコクの友達の店がある。 下町に来るたび、よく2階に泊まらせてもらってる、レック♀とスンチャイ♂の4階建ての店舗付き住宅だ。 初めて会ったとき、ハイティーンのカッコイイとんがったおんなのこだったレックも、もう30過ぎになって、ずいぶん落ち着いてきた(笑)。典型的な食えない若手芸術家だったスンチャイも、40の声を聞いておなかの方に重点的に貫禄がついて来たようだ。 国立の芸術大学を出た連中がやってる、ギャラリーみたいな場所なんだけど。 「みたいな場所」と、書いたのにはワケがあるんだな、これが。 もともと、何の変哲もない普通の正しい画廊だったのに、(←16年前に、初めて見たときは)どんどん得体が知れなくなって来て、何がなんだか判らないような状態に変化してるから(笑) |