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カテゴリ:カンボジア
正面の参道から眺めたアンコールワットの写真は、イヤというほど見ているひとが多いでしょう・・・。
お馴染みの、こんな風景です。 大多数の観光客たちは、西側からのこの参道が唯一のアンコールワットの入り口だと思ってるんだけど、実はひっそりともうひとつのゲートが反対側にあるんです。 もともと寺院として存在してる広大なアンコールワットの敷地の中には、今も現役のお坊さんたちが暮らしていて、修行中の青年僧も、まだ小学校にも行ってなさそうな小坊主、えらい長老格の僧侶まで、世界遺産の遺跡のすぐわきには隣接した僧坊もあって、現在進行形の聖なる宗教の場所としても機能しています。 永いこと続いていた内戦時代には、近隣の農民たちが敷地の中に入り込んで畑を作ったことも、ポルポト派の軍事拠点となって戦火に巻き込まれたこともあって、遺跡そのものにも銃弾の痕があるけど、今は平和。 ★アンコールワットの背中のほうから見た風景 この裏口、ふつうはシェムリアップから直進して来て、周囲を取り巻く水をたたえた掘割に突き当たったら左に曲がるんだけど、それを逆に右手に曲がって東南の角を回り込んで数百メートルほど行くと、左手に目立たない分かれ道があるのに気が付きます。 アンコールワットの中で日常生活をおくっているカンボジアのひとたちの生活道路も兼ねているんだけど、東口からの進入路を徒歩やバイクなどで入って行くと、一応は踏み切りの遮断棒みたいなものを備えた検問所があって、制服を着た数人の係りのひとたちがとってもヒマそうにしてます。 ここでは、求められたらアンコール周辺遺跡の本人の写真付き入場許可証を見せるらしいけど、その時の気分で見たり見なかったり。笑 ふだんは、土産物屋へ飲み物を運ぶペプシの派手なトラックや、3人も4人も同時に山盛りになって乗ってる家族連れのバイクが時たま通るくらいで、こっちから入場する観光客は皆無に近いみたい。(別に、進入が禁止されてるわけじゃない。知らないだけ・・・) ゲートから歩いてゆくと、こどもがオトナの自転車に「さんかく乗り」してるのを見かけたり、深い森の中につながれてる白い牛と目が合ってしまい思わずあいさつしたり、なかなか不思議なアンコールワットのもうひとつの日常に出会えます。笑 ************ ************ ふたりで晩酌したあと、今夜はやけに配偶者の口数が少ないな~、と思ってたら。 (酒を飲んだ後はハイになって、最近やたらおやじギャグをかますようになった・・んだけど) 「歯が痛いの」と、ぽつり。 明日、歯医者の予約したそうだけど、いつもより早々と寝てしまった。苦笑 とてもしずかな日曜日の夜です。 そういえば、きょうの夕方にはうちの前の林で日暮しゼミが鳴きました。 まだちょっと早いんだけどね。 日暮しゼミや、ツクツク法師、好きだなぁ~。 ぼーっとしたまま、ひたすらセミの声を聴いてると、精神だけが、どこか遠い場所にトリップしそうになったり、する。 深いアンコール周辺遺跡群の森の中で聴いた、あのジェット機の爆音のように金属的で強烈なカンボジアのセミの声が、ふいによみがえる。 日本の風土とはまったく異質な、熱帯の生命力に満ちて溢れた、頭上に降り注ぐセミの大群がいっせいに鳴く声。 聴いたものにしかワカラナイ、強烈な原色の音。 旅に出るってことは、そういうことだ。 【アジアに関する、はるるさんの過去に書いた日記】 (の、ほんの一部!) ↓ ↓ 香港の女人街で見たわけのわからないもん 映像】路上の看板娘~タイ・チェンマイ篇★ 2005年01月 タイ国王在位60年 映像】星の宴☆ラオスの美女と床屋さん ビエンチャンの朝、こがめも死にそう。サイゴンへ! 映像】カンボジアの夕陽が沈んでから 映像アルバム】チェンマイの象さん 雨季のラオスで☆ベトナムのフェリーで. 森に溶けるアンコール周辺遺跡★カンボジアの時の流れ みずのなかのバリ島 映像アルバム】ベトナム珈琲で一服 カンボジアの心やすらぐ大樹の影 タイ国のことわざ★巨象・コブラ・古い召使・愛妻?! ベトナムのゆめのような風景★天女たちが地上に舞い降りる。 チェンマイ★お洒落なニマンヘミン通り 映像】カンボジアの田舎町を散歩 ☆鋭くそびえるのは、『さかなのしっぽ』と言う意味の名前を持つ山、マチャプチャレ。 このネパール第2の都市ポカラから1日ほど歩いた峠の山宿、チャンドラコットのチベッタンのおっかさんは「マチャプチャ」って、呼んでいたなぁ・・・ ネパールの魚の尻尾 ベトナムうわさばなし:森羅万象あれこれ タイの友人画家が描いた絵 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。 アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[カンボジア] カテゴリの最新記事
旅をすることを、ずいぶん長い間忘れてしまいました。
毎日、ずっと働いています。 充実はしていますが、このままでもいけないなと思ってしまいます。 (2007年07月02日 02時22分39秒)
「タイ側から入れるルートもある遺跡がある」でも内戦の影響で地雷がいっぱいなんて記事どこかのブログで読んだ事があります、私は根っからの風来坊ですので毎日が旅の連続のようなものです^^ただ今「アジアの風に身をまかせ」下川裕治を読んでいます。
(2007年07月02日 06時58分48秒)
>「タイ側から入れるルートもある遺跡がある」でも内戦の影響で地雷がいっぱいなんて記事どこかのブログで読んだ事があります
----- イサーン地方に面した、断崖の上にある遺跡ですよね。 下川さんの本は、70年代から80年代にかけての、まだタイがこんなにメジャーでなかった頃の紀行文が好きです。あの、独特のぬるい熱帯の空気が感じられて。高層ビルもBTSも無い、汚らしいBKKのかぐわしい香りも漂って。 (2007年07月02日 10時31分15秒)
>旅をすることを、ずいぶん長い間忘れてしまいました。
>毎日、ずっと働いています。 >充実はしていますが、このままでもいけないなと思ってしまいます。 ----- 働き盛りの、大部分の日本人男性が、きっとそうなんでしょうね。 でも、バンコクに住んで、世界中のバックパッカーの聖地に身を置いているのに、ある意味、もったいないですよね。笑 でも、なかなかいっぺんに2匹のうさぎは追えないからなぁ~。 (2007年07月02日 10時35分00秒)
前に旅行したとき。
「キーン」という、電子音に近いような音が、熱帯樹林の中に入ると確かに聴こえました。 アレって、昆虫の鳴き声だったんだぁ~。 (2007年07月02日 15時32分08秒)
さくら202さん
>「キーン」という、電子音に近いような音が、熱帯樹林の中に入ると確かに聴こえました。 >アレって、昆虫の鳴き声だったんだぁ~。 ----- おいらも、現地のひとに尋ねてみるまで、正体不明の音でした。 なかなか耳に残ります・・・ (2007年07月02日 22時22分17秒)
>また、アンコールワットへ足を運んでみたくなりました。
>今度はもう少し、のんびりと、、、。 >暑い国でしたが、とても惹かれる場所が多いですね。 ----- なんにもしない「ぜいたく」ってものを味わうゆとりが欲しいものですね~。 (2007年07月02日 22時24分25秒)
あっ!今頃,気がつきました。
アンコールワットのことを書かれているのに,なぜか気づきませんでした…ビックリ! 私の画像なんか,比べもんになりませんねえ…すごい,いいですね! (2007年07月03日 23時16分13秒)
アンコールワットの風景初めてです。う~ん、旅に出たくなりますねー!もっともっと、アンコールワットのこと勉強しないと行けませんね?私の場合は!
はるる先生もっと教えて下さいと、声が上がっていますよ。 アンコール! アンコール! アンコール!! (2007年07月08日 13時43分50秒)
世界史でも学びました。是非一度生で見物して見たいです。
(2019年11月12日 08時26分35秒)
ラーメンまん&あしたのジョー&Superheroさんへ
コロナ禍の日々 いつの間にか日本人は国内引きこもり状態になってます 気が付けばおいらの10年有効パスポートの期限も切れています。 いつも混雑してるパスポート申請窓口も一部のビジネス客くらいで、 空いているんでしょうねェ 2980年代から途切れることなく続いていたパスポート申請もここで一休み 都合33回のタイランド訪問もお預けです。 アンコールワットは、まだ4回目、、、奥が深いな (2021年09月09日 15時46分18秒) |
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