テーマ:映画館で観た映画(8420)
カテゴリ:映画
『ありがとう』っていう映画を観て来ました。 これは、阪神・淡路大震災で被災し、60歳目前にしてプロゴルファーを目指した実在の人物・古市忠夫氏の活躍を描いた感動作です。 実は、私ちょうどこの震災の時に神戸に住んでいたんです。 しかも、この映画の舞台となっている長田区の隣の須磨区に住んでました。 震災の前日は連休だったので実家へ帰ってたんですが、次の日は学校があり朝も早いので神戸に帰るわ~って言って帰った次の朝、地震が起こりました。 部屋中のものが全部倒れてきて、部屋中がぐしゃぐしゃになってましたが、たまたまその日だけ布団を敷く方向を変えた私は、何の下敷きにもなることなく無傷で居ることができました。 何かに守られていたのかもしれませんね♪ 住んでいた家自体は崩れることもなく、同じ家に住んでいた友達も無傷だったので、家の中がぐちゃぐちゃにも関わらず、意外と大したこと無い地震だったんじゃないか?って言ってたんですけど。。。 学校まで歩いて行ってびっくり、階段が崩れてなくなっていて・・・ 近くを通った人からの情報では、地下鉄が潰れて電車が通れないとのこと・・・ 大変なことだったんだ!と改めて気付かされました。 電気は意外と早く通ったので、友達たちと一緒に私の部屋にみんなで集まって、毎日テレビを観て過ごしました。 でも、水がなかなか来なかったんです。 近所のスーパーには数100メートルにも及ぶ列が出来ていて、やっと中に入れた時には何も調理しなくていいものや、ジュース・水等の飲み物は全て売り切れという状態。 売れ残ってるのはお米くらいでした。 近所の自動販売機の飲み物も全て売り切れという状態でしたしね。 震災から2日くらい経ってお風呂に入れないことがとても嫌になり、学校もないなら家に帰ろうか?と友達たちが言い始め、みんな実家へ帰って行きました(西に向かっていく電車は大丈夫だったんで)。 実家同士が近くにある友人と私も、私たちも帰ろうよ!ってことになり、震災から4日後、交通機関の復旧がされていない中、西宮くらいまで7時間弱テクテク歩いて帰ってきました。 その間に長田区・中央区等、いろんな場所を通って来たので、震災の悲惨さを感じとることができました。 歩いて帰ってきたのが夜中だったんですが、街灯もないところもたくさんあって、真っ暗で何にも見えなかったりしたんです。 その中で何も言わずに私達の後ろを車が徐行して走ってくれて、私達の足元を車のライトで照らしてくれ、通り過ぎる時に「プップッ♪」ってクラクション鳴らして行ってくれたり。 通りかかった商店のおじさんには、「どこまでいくんや?食べるもんあるか?おっちゃんらは今から親戚の家に行くから、食べもんなんか無くてもいいから、コレ持っていきや~。」って言って、すぐに食べれる果物とかお菓子とかいっぱい袋に入れて渡してくれたりとか。 みんなの優しさを身に沁みて感じることができました。 今日観たこの映画の主人公の古市さんも「ありがとう!」っていっぱい言ってるんです♪ 映画が終わったあとにも、みんなに「ありがとう」っていう気持ちを持って毎日を生きてくださいとのコメントがあり、ほんとうにそうだな~と思いました。 改めてまわりに居る人・居てくれる人に「ありがとう!」っていいたい気持ちになりました。 あの震災の時、町中の信号が停電や故障で点かなかったんです。 そんな中、事故が1件もなかったとのこと。 あの時はみんな協力し合えてたのにね。。。 今は、きっとそんなこともすっかり忘れてしまってる人多いかもしれませんね。 この映画を観て、もう一度あの時の気持ちを思い出してもらいたいと思うし、一つのことを一生懸命にがんばるという気持ちも忘れないでほしいな~と思いました。 そして、私も無理だ~って諦めずに、いろんなことを一生懸命がんばってみようと思いました☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|
|