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テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:コンサート♪聴いてきました
前の日記の続きです。
最終日6日、私はこの日は朝一番の9時半開演のコンサートにも行きました。 9:30-10:30【Hall A】 [0才からのコンサート] ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 ドミトリー・リス(指揮) ムソルグスキー/ラヴェル編 : 組曲「展覧会の絵」(ロシア) ラヴェル : ラ・ヴァルス(フランス) 公演番号:511/チケット料金:指定席1,500円 これは、弟家族にプレゼントする為に買ったチケットでした。 5歳になる甥っ子に、是非、生で一流オーケストラの演奏を聴いて貰いたかったから。 その間、9時45分から始まる、私は2歳になる姪っ子を預かって、 キッズ向けプログラムの整理券配布に並びました。 すごい長い行列ができていました。 やはり、キッズ・プログラムは、熱心な親御さん達が多いのか、大人気なんですね。 姪っ子にいい0歳から参加可能な「ペールギュントのぼうけん」の整理券を確保。 その後、外で散歩していたら、どなたかに、 「今、Aホールでやっている0歳児のためのコンサートのチケットが余っているので差し上げたい!」と、 譲って頂ける事になったので、有難く頂戴して、姪っ子を連れて、 甥っ子や弟夫婦の居る同じコンサートに、途中から入りました。 姪っ子は、それまで、オバの私じゃ不満で、「ママーママー」と 泣きじゃくっていたのですが、ホールの扉を開けたら、オーケストラの響きに目が点!! いっきにご機嫌になって、聴き入っていました。 あとで弟に、「おもしろかった」と報告していたみたいなので、 小さな彼女なりに何か感じとったものがあったようです。 司会は、青島広志さんで、会場に笑いを広げていました。 0歳児コンサートの感想は、0歳児でも参加可能という安心感からか、 親御さん達を含め、音楽の鳴っている間、終始ザワザワしているのが、難点。 会場も相当に広い為、また音響的にそんなにいいホールとは言えない為に、 客席にまでオーケストラの音が臨場感たっぷりには、響いてこない。 なので、「遠くで音楽が鳴っている」という感じになってしまう傾向にあり、 それでさらに、退屈さを生ませてしまって、客席はもっとザワザワ。どうやら悪循環。 0歳児コンサートは、もっと狭い空間で、キッズが大音響や目の前のオーケストラ奏者に 圧倒するような環境で催されればもっと感動するんじゃないのかなぁ~って、 ちょっと残念に思いました。 それから、手に入れた整理券で、 「ペールギュントのぼうけん」 を観賞しに行きました・・・。 が、、、姪っ子は、お隣さんのよそのお子さんに、ちょっかい出され、突然泣き始め、、、 残念ながら観賞不可能となり、途中退席。笑 こちらは、狭いお部屋で催されていて、ストーリーの朗読とピアノ連弾での音楽と、 そしてスライドに映し出される絵でイメージを膨らませて楽しむというものでした。 とても素敵なプログラムだったのに・・・。 親の期待にキッズはなかなか上手く乗せられないものですね。 ちなみに私は本日、姪っ子を1時間抱いてウロウロしていただけで、両腕が筋肉痛。(涙) 世の中のママさんは、エライなぁ~~~と痛感しております。(爆) そして、ランチタイム♪♪ VIRON エシレのバターが格別でした~。 午後は、弟家族と別れ、私はさらにコンサートを存分に楽しみました。 14:00-14:45【Hall B7】 デジュー・ラーンキ(ピアノ) / エディト・クルコン(ピアノ) ゾルターン・ラーツ(打楽器) / アウレール・ホロ(打楽器) バルトーク : 2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz. 110(ハンガリー) バルトーク : 子供のために Sz. 42 より 公演番号:523/チケット料金:指定席 1,500円 ラーンキって私も小学生の頃、シューマンのレコードを持っていましたが、 「ハンガリーの三羽烏」と言われ、美青年ピアニストとして一大ブームを巻き起こした ピアニストですね。 他のシフ・コチシュと比べ、その名を久しく聞いていませんでしたが、、、 ご健在、ご活躍していたのですね。 ちなみに私は、この三羽烏の師匠である、ラドシュ先生のレッスンを受けた事が あるのですが、その時に、ハンガリーの音楽教育の素晴らしさを実感した事があります。 ラーンキ、すっかりダンディになっておりました。 そして、素敵な奥様と仲睦まじい微笑ましいデュオを披露して下さいました。 今回聴いた公演で一番印象的なくらい、とってもいいコンサートでした。 子ども教材にもよく登場する、バルトークの「子どものために」は、 ご夫婦で何曲かづつ手分けして交互に弾いていました。 シンプルな曲ですが、大変音楽的な演奏で、興味深かったです。 滅多に聴くことのない打楽器とのアンサンブルも息の合った演奏で、 その民族的リズムに思わず興奮しちゃいました。 次のも室内楽。 17:30-18:15【Hall B7】 樫本大進(ヴァイオリン) 豊嶋泰嗣(ヴィオラ) アンリ・ドマルケット(チェロ) ベルトラン・シャマユ(ピアノ) スメタナ:3つのサロン用ポルカ(チェコ) ドヴォルザーク : ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品87(チェコ) 公演番号:525/チケット料金:指定席1,500円 ピアニストのソロのスメタナもあまり聴く事のない曲でしたが、優美で素敵な旋律で、 素晴らしい演奏。 そして、ドヴォルザークのピアノカルテットは、それぞれの演奏家がとてもレベルが高く、 熱い熱い演奏で、惹き込まれてしまいました。 そして、最後に聞いたのは、音楽祭でもオオトリを飾った公演でした。 19:15-20:15【Hall A】 ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ) ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 ドミトリー・リス(指揮) シベリウス : 交響詩「フィンランディア」作品26(フィンランド) グリーグ : 「ペール・ギュント」第1組曲作品46(ノルウェー) ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18(ロシア) 公演番号:515/チケット料金:指定席 S席3,000円 A席2,000円 あの大きな体格のベレゾフスキーは、演奏もまたスケールも音も大きく、 ダイナミックなラフマニノフを聴かせてくれました。 全ての公演の最後ということもあり、客席の興奮も最高潮。 スタンディングオベーションで、大喝采。なので、アンコールもしてくれました。 ウラルオーケストラの団員さんも、全ての公演が終わってホッとしたのか、 そして、自分達が舞台でブラボーを浴びたのがよほど嬉しかったのか、なんと、 ステージ上で、団員さん同士で写真撮影会をしていました。 それを見て爆笑中の客席側を今度は逆撮影しちゃったり、お茶目な団員さん達でした。 全ての演奏会が終了し、私達が会場を後にする頃には、音楽祭のスタッフの方々が 撤収し始めていました。 この音楽祭、これだけ沢山のアーティストを世界から迎え、 また、これだけ大量のお客さんを動員し、そして、ひっきりなしに行われる演目をこなし、 なのに滞りなく無事に終わらせ、本当にすごいイベントだなぁ~ってつくづく感じたのでした。 この公式レポートのブログで、音楽祭の詳細が分かります。 私の下手なレポートよりもずっと面白いですので、どうぞ~。 ディナータイム♪♪ またもやビール。 バーデン・バーデンとJSレネップのハシゴ。 休日のオフィス街は、どのお店も閉店がとても早いです~。 音楽会後に行かれるお店が少ないですね。 音楽に酔い、そしてまた、今宵もビールに酔ったのでした。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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