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「傾聴法」というコミュニケーションスキルがあります。
これは、カール・ロジャースという心理療法家が提唱した「人間中心療法」にあり、積極的傾聴法(Active Listening)」といって、話は「聞く」のではなく「聴く」ことを意味するというものです。つまり、話している相手の言葉だけでなく、どういう気持ちで話しているのか、言葉の底にひそむ感情までも受けとめることを「聴く」というのですね。 このようにして相手に聴いてもらっていると、本当に相手に分かってもらえている、自分を受け入れてくれているという安心感が生まれます。その時にこそ人は自分の力で問題を克服できる、というものです。 早い話が、「相手にいっぱいしゃべってもらって、そのうちに自分から『あ、こーすればいいんだ』と気づいてもらう」、カウンセリングテクニックです。もちろん、これを日常会話でも活用することができます。 私は4年前にこれを少し学んだのですが、師匠はよく 「二人の人が会話しているのは、まるでテレビを2台向き合わせているようなものだ」 と言っていました。 要するに、人は自分のことばかり話したがって人の言うことを聞いていない。 自分が言いたいことを言いいあうだけで、会話が成り立っていることもあるというのです。 確かに、相手が話していることで自分に気づいたことがあると、相手の話が終わるのを待たずに、その気づいたことを伝えてしまいたくなります。 けれど、そうした伝えた言葉は、相手は聞いていない のですね。なぜなら、自分の話したい言葉を言いたくて頭がいっぱいだからです(笑) だから、花マルの会話術は、「それで?」とか「ほかには?」とか相手を促す相槌などをとりまぜて、相手が充分言い終えるまで話を聞くことです。それから自分のことを話せば、相手も自分の言いたいことを受け取ってもらって満足しているので、話をきちんと聞いてくれるのです。 人は、自分を認めて欲しがる生き物です。 だから自分の話を聞いてくれる人を好きになります。 聞き上手はモテるのです(笑) そして、よく話を聞いてくれる人の話なら聞こうと思ってくれるのです。 今日、掲示板でターザンひでおさんが 「傾聴力は意識した方がいいよ~。特に癒し系のAYAさんにとっては傾聴力は重要なスキルだと思うしね」 と書いてくださいました。 とゆーことはつまり、私と会話していて、私が傾聴できていないと感じてオラレルということなのですね(w(☆o◎)wガーン) やばい。。と思っていたところ、同じく書き込みされた、さとう@よこはまさんから 「その昔カウンセリングやっていたときに、あることに気が付きました。(独断ですよ、念のため) 人は正しい意見にはそれほど耳を傾けない。 暖かい人間関係に基づいた意見にはけっこう耳を傾ける。 たとえ叱るにしても暖かさのある言葉で、褒めるときは優しくても甘さのない言葉で、を心がけてました。 そうして出た結論は、「なーんだ、目の前の人を大事な人(恋人等)だと思えばいいんじゃん!!」・・・・難しい結論は苦手なんです。。。。(苦笑)」 という素晴らしい言葉をいただきました。 そうか。。目の前の人を大事な人だと思えば、話もじっくり聞く気になるし、言葉を伝える時も心を込められるんだなぁ。。 人は敏感です。 いくら、「それで?」とか「なるほどねぇ」と相槌を打って話を聞いても、気持ちがこもっていなければそれを察します。 私も、家族の話など、何度も聞いた話だと特に、つい気のない返事などしてしまいます。 けれど、全ての人が恋人(しかもできたてラブラブ)だと思えば、身を乗り出す勢いで話も聞くし、優しい言葉もかけられるでしょう。 …早速実行してみます。。 ターザンさん、今度会うとき、気合入れて話を聞きますから楽しみにしていてください(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年05月28日 08時51分15秒
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